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ここまで。

「新型コロナはウィルスそのものよりパニックの方が怖い」/やっと冷静に新型コロナを分析する発言が出始めました

 朝起きてルーティーンの1つ〈メールチェック〉をすると、このサイトの熱心な読者でありメルマガも購読してくれているAさんから届いた「このサイトを読んでください」というメールが目に入りました。

 私がこれまで〈たのしい教育メールマガジン〉やこのサイトで何度か書いてきたこととほとんど似たことが新聞記事に出ているということでした。

 電子版だったのでweb上で読んでみました。

 東洋経済新聞の2020/5/4の記事です。
 確かに私が2~3月頃に書いた内容と驚くほど似ています。

 メルマガでは新型コロナによる死者数は例年流行するインフルエンザよりずっと低いということを、実数で説明したのですけど、新聞では棒グラフと折れ線グラフでわかりやすく説明されています。

 青がインフルエンザの死者数で、折れ線グラフが新型コロナの死者数(10万人あたり何人死亡しているか)です。

https://toyokeizai.net/articles/-/354197?page=2

 高年齢の人ほど危険だということで騒がれていましたが、その年齢層でもインフルエンザの方がずっと死者が多いこともはっきりわかります。

 感染者が今日は何人、死者は何人という様にマスコミがどんどんアピールしはじめた頃、その時確定していた感染者の数を母数にして致死率を算出し、恐ろしい殺人ウィルスだと騒いでいました。

 今の状態で手を打たなければ43万人が死ぬだろうという様な話をした医療関係者もいましたし、海外の状況を見せて「これが一週間後の日本の姿だ」と煽った動画サイトもたくさんありました。

 パニックになると、冷静な感染症対策ではなく、異常な行動と悲劇も誘発されます。

 これまで私たちが実施していたインフルエンザ感染症対策をより丁寧に行っていくことで、インフルエンザ諸共コロナウィルス感染症も減らしていくことができます。

 私は当初から、こういう不確かな情報に左右されずに、唯一といってよいほど確かな「新型コロナによる死者数」を指標にするべきだと提案していたのですけど、東洋経済新聞の記事でも同じ提案をしています。全くその通りです。

 他にもいろいろと同じ様な主張は多く見られるのですけど、私が何度も繰り返してきた「コロナよりも恐慌を招くほうが怖い」「冷静な対応を」という主張と同じ様なことを新聞でも大きなタイトルにして掲げています。

 ただし、そのものの危険性より、その恐怖を煽る方がずっと怖いのだということは、日本に限ることではありません。

 Aさんのメールには「たのしい教育メールマガジンの読者の一人ですか?」とありましたが、もしそうだとしても個人情報を明らかにするわけにはいきませんし、科学的にデータを見ていけば、こういう結論に至ることは〈必然〉でもあります。

 過剰なコロナ騒ぎが収まる頃、こうやって冷静に考えられる人も出てくるだろうという予想も出してあったのですけど、やっとこうやって、しっかりした見方考え方が出て来始めたということでしょう。

 これも私の立てている予想の1つですけど、今回のことで〈インフルエンザ感染症による死者+新型コロナ感染症〉は〈例年のインフルエンザ感染症による死者数〉より低くなっていると思います。

 時期をみて、メルマガにも詳しく書いておきたいと思っています。

 いずれにしても、これまで私たちの前にあったインフルエンザの方が新型コロナより恐るべしです。今回の新型コロナをきっかけにして、パニックにならず、私たちのインフルエンザに対する対応を見直して、コロナウィルス諸共、その被害を減らしていきましょう。毎日たのしく全力投球、たのしい教育研究所(RIDE)です。一緒にたのしい未来をつくりましょう。みなさんの応援クリックをお待ちしています➡︎この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援の1票」が入ります☆いいね➡︎もっと深くたのしい教育を味わいたい方は〈有料メルマガ〉をどうぞ!

 

コップの中にコップがピタリとハマってしまいました、実験してみましょう

 洗剤をつけて洗っている時のこと、大きめのコップの中に小さなコップがピタリとはまってしまいました。洗剤の液が2つのコップの底にはさまっています。ぬるぬるしているので抜けそうなのですけど、強く引っ張ってもなかなか抜けません。
 

 そこで、あることを思いつきました。

 外に出して温めればコップの底にある水があたためられて、蒸発が進んで中がふくらんでいき、パカッと離れてくれるのでは・・・

 どう思いますか?
 薄い雲を透かして太陽の光もある程度届いています。
 1時間くらいそのままにしておきましょう。

 

 

 実験してみました。

 もちろん私の予想は〈離れる〉です、皆さんはどう予想しましたか。
 そして、どうしてそう予想しましたか?

⬇︎

予想してからね

⬇︎

⬇︎

予想してからね

⬇︎

 

 結果・・・
 1時間後の様子がこれです。何も起こりませんでした。

 

 そうです、予想が外れることはいっぱいあります。
 そしてそうやって、人間は賢くなるのです。

 蒸発して気体になった量は、大したことはなかったのでしょうか。
 もっと太陽が照っていたらコップは離れてくれたのでしょうか。
 それとも、そもそもこういう方法ではコップを分けることは無理だったのでしょうか。

 予想するという行為は問題意識と深く関わります。

 人間ですから、この問題意識も、そのまま記憶の奥に隠れたままになるかもしれません。しかしそういう問題意識をもっていれば、いつか解決することもあるでしょう。もちろん〈いつか〉を待たずに、自分ですぐに実験を繰り返すこともできます。
それが研究です。
 研究とは本来、自由に研究していくことです。

 今年は夏休みそのものがほとんどない様ですから、自由研究の課題は無いかもしれませんけど、今回のテーマを、読者の皆さんの自由に研究テーマにしていただいて結構です。

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たのしい絵本〈おすしのずかん〉大森裕子作 藤原昌高 監修

 今回は樹(たつき)先生の紹介するたのしい絵本「おすしのずかん」をお届けします。

 新型コロナの影響でお寿司屋さんから遠ざかっている人たちも多いと思います、わたしもそうです。
 この絵本を開くとお寿司が食べたくなってしまいますよ。

   
まず、ページを開くと、あかいおすしがずらっとみ見開きで飛び込んで来ます。

おいしそうです。

ぺんぎんが「ごちゅうもんはなににしますか」と聞いてきて、そのあとが笑えます。

「しょうしょうおまちください」
「いま、つってきますから」
と海に行くのです。
子どもたちからも「え〜 これからぁ~」と歓声が上がります。

次のページには、あかいさしみの、まぐろやサーモン、かじき、かつおなど、丸ごと海で泳いでいる魚たちがでてきます。

 しかも、そのさかなの説明もあるんです。
 〈かじき〉は「こうそくどうろをはしるくるまくらいはやくおよげる」とか、〈びんながまぐろ〉は「むなびれが、ひこうきみたいにながい」とか、〈まぐろ〉は「1ぴきで、10000こいじょうのおすしができるほどおおきい」など、読んでいてとてもおもしろいですよ。
 おすしのこととあわせて、魚のこともよくわかり、図鑑としてもとてもいいなと思います。

「そのほかのおすし」もあります。

 しろいおすし、ひかるおすし、のりでまいたおすしなどもあります。

 ぺんぎんたちがせっせとちょうりしているところや、ラストの、すしたべほうだいツアーの様子も、うらやましいくらいしあわせそうな様子です。

 以前は高い料理の代表の様な〈お寿司〉でしたけど、最近は大きなチェーン店の回転寿司もあって、手軽なものになりました。

 この〈おすしのえほん〉を読んでから、子どもとお寿司屋さんにいくのもよいですよ。
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「思想的老人たち」/師板倉聖宣の言葉から

 週一回のたのしい教育メールマガジンを綴っています。このサイトにもシェアしたい言葉がありました。〈思想的老人たち〉という言葉です。肉体的な老人ではありません、身体は若くても頭の中が老人になってしまっている人たちの話。

板倉聖宣、沖縄で開催された仮説実験授業研究会全国大会の時の写真 

 

 メルマガの内容からワンフレーズ抜き出してみます。

板倉聖宣

 私は、戦争そして敗戦の中で「実験精神」を体得して、それ以後はその精神で生きようとしてきました。

 ところが一同じような体験を経てきた人たちのあいだでも、私のように何でも実験的に考える人はほとんどいなかったようです。そこで、時代が変化して新しい実験結果が明らかになるにつれて、時代についていけない「思想的老人たち」がたくさん生み出されるようになったのでしょう。

1989年2月5日「ガリ本図書館設立2年記念研究会」での講演から

 いくら若くても、実験的精神でものごとを見ようとしない人たちがいます。残念ながら、学校は決まり決まりで進んでいくところであるといってもよいので、そういう思想的老人が生まれやすいのでしょう。

 では〈決まり〉はいつまでもそのままでしょうか?

 いいえ、若き改革者たちがそれを変えていきます。

 髪の長さも変わりました、学校に行かない子ども達が、既成の学校とは別な選択肢を切り開きました。
 どんな時でも長ズボンは禁止だったのに、体調が悪ければOKになり、今では短いズボンと長ズボンとの中間のズボンがいっぱいです。

 世の中は変わっていくのですし、そうやって変わっていくことが人間が豊かになっていくことともいえるでしょう。
 もちろん、悪巧みが得意な人たちが密かに悪く改革さをすすめることもありますから、私たち一人ひとりが賢くなっていく必要があります、それはまた別なところで書きましょう。

 目の前でいろいろな不具合が起こっていて、若き改革者(肉体年齢は関係ありません)たちがそれを改善しようとしている時、「とにかくこれが正しいに決まっている」という思想的老人の役を自分がしていないだろうか。

 それは一人一人が自分に問いかけていく必要がる大切なことだと思います。

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