RIDEの〈宙たび:そらたび〉に集う人々と、たのしく豊かな時間を過ごす

 この日はRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )の師走がマックスの1日。お昼頃までは南の方で〈沖縄県児童館職員研修会 認定講習〉の講師を勤め、参加した皆さんにたのしんでいただきました。
 昼から夕方にかけては中部で〈出前児童館〉。
 夕方から夜は北の方で〈宙たび〉です。
 私いっきゅうは朝早くからフル稼働で、研究所でまとめものをして帰途についたのは午前1時でした。
 時系列を逆にして今回は〈宙たび〉の様子からお届けいたしましょう。

 この日は「こんなに空を見たのは初めてだ」というくらい、朝から雲の様子を眺めていました。夜から〈RIDEの宙たび〉、星空をたのしむワークショップがあるからです。
 あいにく今週はずっと雲がしっかり立ち込め、夜は星の光が見えません。
  週間天気予報でも星空指数でも〈星はほぼ見えない〉ことがハッキリしています。

 星を見る私たちに天気が合わせてくれるわけはなく、随分前に取られていた日程は残念な状況で幕をあけました。

 案の定、スタッフと天体望遠鏡をセットしながらも雨が予想される空模様・・・
 いつでもビニールで覆って片付けられる様にしています。

 前回の〈宙たび- 1〉は、当初「数名で開催します」という依頼だったのですけど20名弱の参加者となりました。
 その後、企画して下さった行政に、参加者の方たちからの感謝の言葉がたくさん届き、それと同時にRIDE(ライド)のたのしさが口コミで広がって、今回の〈宙たび-2〉は「制限を設けたものの結果的に30名程度に絞り込むのがやっとです」という主催者からの悲鳴に似たお願いを受け入れて開催することになりました。
 希望者全員を受け入れたいところですけど、望遠鏡やものづくり教材の関係で、それでもせいいっぱいの受け入れです。主催者から「締め切りました」というお話が届いた皆さんには、私からもお詫びいたします。

 さて〈RIDEの宙たび〉は雨天でもたのしめることは実験済みです。
 それでも今日の空模様を見た参加者は「星の見えないワークショップなんて」と考えて、足を運ぶ人はほとんどいないのではないか、という予想もあって、5人の講師陣で会場に向かいながら「来てくれた人が2~3名で、現地スタッフを交えると3人で一人に教えることになったりして」という話をしていたくらいです。

 ところがフタを開けてみるとびっくり、申し込んでくれた皆さんは全員参加。
 12月の気候に天気の悪さが重なった寒い中でも、始まる前から熱気が会場いっぱいに満ちていました。

 プログラムは〈星空の魅力〉を伝えながら「明日晴れたら、この手作り望遠鏡で月を見ましょう」という〈ものづくりコース〉もあります。
 このサイトでも紹介した「衝撃的に簡単 手作り望遠鏡」を作ってみんなでたのしみました。もちろん参加者も大満足で、世界で一つのオリジナル手作り望遠鏡をたのしんでくれました。

 これは10分程度で作成してあと、みんなでホールの外に出て、遠くのものを眺めているところです。

 星は見えませんが、外に出て〈星をたのしむ4つのブース〉をたのしんでもらいました。これはRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )オリジナルの発想で、私が全国、そして海外の観望会を回って感じて来た疑問やわだかまりを元に組み立てたプログラムなので、詳しく書くことは控えておきます。星は見えなくても、みんな子どもの様に喜んでくれている様子が伝わってくるのではないでしょうか。

 そうやって4つのコーナーでじっくり皆んなで眺めていると、プログラム後半、ある方が「いっきゅう先生、星が出ています」と、みんなが見ている所とは別なところに輝く星を見つけてくれました。そのうち、なんとびっくり、雲の切れ間から星たちが姿を見せてくれていたのです。
 そのうちに、見える星がどんどん増えていきます。
 さっそく〈晴れバージョン〉で想定していたプログラムを導入。
「では皆さん、寝っ転がって、このきれいな星空を味わいましょう」と話し、A先生が、降った雨で濡れたビニールシートを拭いて準備してくれた二ヶ所に分かれてみんなで寝っころがりました。
  「あー、カシオペア(山形星)が見えた!」
という声。
 確かに出ています。
「すると、こっちに北極星(にぬふぁ星)があるはずですよ」とレーザーで示すと、そのうちに雲が晴れて、北極星(にぬふぁ星)も見えました。
「こっちにオリオンビール座、オリオン座が見えます」と、講師の一人Rさんの声。 どんどんいろいろな星の輝やきが見えてきます。

〈宙たび〉は「いろいろな星や星座の名前を覚えるプログラムではありません」という話は、今回も強調していますから、講師陣もそれを心得ていて、星座や星の名前は四つくらいです。星をたのしむなら、まずそれで十分です。

 数分後、なんと隣のシートから「流れ星が見えタァ!」という声が響いてきました。
「それは〈心の目〉が見せた星ですかァ?」と大きな声で聞き返すと
「ほんと~ですゥ!」との声。
「見えた人、手をあげて~」というと「ハーイ」という声がたくさん聞こえてきます。
 なんと半分以上の方たちが流れ星を見ることができたといいます。

 私はその日、視力に合わないメガネを持って行ってしまって、ハッキリみることはできませんでしたけど、言われてみたらなんとなく一つの方向でスーっと流れたスジが見えた気がしましたから、それだったのかもしれません。

 雲はずっと同じところにとどまっているわけではありません。
 雲の厚い重なりも、風にのって動いているうちに、宙好きの人たちに美しい星空をプレゼントしてくれることがあるのです。
 加えて〈宙たび〉の会場は沖縄本島北部。
 名護市よりもっと北の空気がとてもきれいで星空を眺めるのに絶好の場所です。
 その〈素晴らしい場所〉と〈宙たびの雨天対応プログラム〉だったからこそ、大きなクリスマスプレゼントをもらうことができたに違いありません。 

 雨がふったり止んだりの〈宙たび-2〉でしたけど、参加者の皆さんの評価は今回も満足度100パーセント。
 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )にとっても、すばらしい時間になりました。

 この〈宙たび-2〉は実は私いっきゅう自身に、とても大きなプレゼントくれました。それに関しては想い大きいものがあるので、チャンスがあれば稿を分けて書かせていただきます。

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超簡単 手作り望遠鏡 その②/反響続くたのしい教育

 超簡単 手作り望遠鏡の反響が続いています。三、四分でできたということに私と同じ様に衝撃を受けた人たちも多い様です。少し他の写真も交えて紹介しましょう。

 これはたのしい教育研究所(RIDE)に学びに来る若い先生たちに使ってもらっているところです。みんな信じられないという様にたのしく見ていました。

 ここで使っているのは、私が説明しながらA先生に作ってもらった望遠鏡です。工作用紙を丸めて筒にしてレンズをはめてあります。

 画像はこんな感じ、こういう景色が・・・


スマホはオートでピントを合わせにいくので、それがけっこう難しいのですけど、こんな感じで見えます。十倍くらいです。

 

 いくつかの大きさのレンズから選んで作成したものなので、全国各地でいろいろな方たちが利用できる様にするためには100均などで利用できるレンズを利用しなくてはいけません。

 来週には腰を据えて実験することができると思います。
 研究成果をお待ちください。

 ※

 前回〈超簡単 手作り望遠鏡〉について書いた記事の中の
「簡単に伝えることができるのが、難しいことをいろいろ伝えるよりも高度で成熟している」という言葉に心動かされたという方がいました。
 「いっきゅう先生独自の考え方ですか」という質問もありましたが、それは私のオリジナルの発想ではありません。

 科学は複雑に説明しなくてはいけない状態よりシンプルに説明できる方がより成熟していることを立証しています。あまた有る〈力〉を、わずか四つにまとめることができたのは、より高度に成熟してきたからです。それをよりシンプルに一つの力で説明しようというのが科学者の研究の方向です。

 教育は、ものごとの真髄を伝える作業です。義務教育の対象は子ども達です。「子ども達は幼いから簡単に教える必要がある」と考えている人たちがいます。そしてそれは〈難しい言葉を簡単な言葉に置き換えること〉によって、楽にすすめることができると考えている人がほとんどです。
 しかしそれは間違っています。
 子ども達がものごとの本質をつかむことができる様なシンプルなやさしい伝え方は〈より高度で成熟した教育〉があってはじめて成り立つのです。
 逆に言えば、教育の視点で学問を組み立てていくことで、その学問は、より高度になり成熟していくことになるのです。

 たのしい教育はシンプルです。
 それはより成熟した教材が出来上がっているからです。
 いろいろな人たちに、そのたのしさを体感してもらいたいと思っています。
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知的好奇心をア~ルから学ぶ/たのしい教育研究所(RIDE)のサイト好調

 このサイトを読んでくださっている皆さんのおかげで、たのしい教育研究所(RIDE)の公式サイトの人気度はかなり高く、全国で名乗りをあげた〈学問・科学〉の千数百のサイトの中で第6位を記録した様です。
 トップ100のほとんどは〈英語〉や〈受験〉のサイトがしめていますから、楽しさが勝負だと語るたのしい教育研究所(RIDE)のサイトは異質です。
 もちろんトップ近くは熾烈なヒートが続いていますから順位は前後することが普通です。しかし数ある力自慢のサイトの中で6位というのは驚きです。
 心から感謝の気持ちを皆さんにお伝えいたします。

 ところで、たのしい教育研究所(RIDE)の公式サイトで人気があるものをあげると〈ウェルカム担当ア~ル〉に触れているものがいくつか重なります。

 先日、ある高校生からア~ルの記事についての熱い感謝のメールをもらいました。ライドの記事で〈学びたい〉という気持ちが高まるのと同時に、ア~ルの姿で受験勉強の疲れが癒されます、という内容でした。

 わたしはア~ルを観ていると「こんな感じで生きていきたい」と思うことが多々あります。

 ア~ルは散歩などの時だけでなく、私が執筆をしている時にも大抵そばにいます。
 カチャカチャと動く私の手の動きがきになるらしく、こんな感じでトラックパッドに自分の手を乗せたりして、私の操作ができなくなることも起こります。

 ア~ルがキーボードやトラックパッドの上を歩いたおかげで「れれれれれれれれれれれれ」というメールが送信されて、お詫びしたこともありました。

 たのしい教育研究所(RIDE)のネットワークは強いセキュリティをかけてあるので、研究所の関係者に意味不明のメールが届いているとしたら、それはウィルスではなくア~ルのせいです。それが起こらない様に注意しています。
 途中の作業が消えることもありますから、作業のデータの普及も時々起こります。

 これは、私と遊んでいる時のア~ルです。
 好奇心をもってじ~っと見つめる、その集中力はなかなかのものです。

 たのしい教育研究所(RIDE)もア~ルの様にいろいろなものごとに知的好奇心を注いでいきたいと思っています。
 しかし、まだまだア~ルほどの高みには行き着きません。
 ア~ルと付き合っているうちにいつか、ア~ルの様な高みに行ける様な気がしています。

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南極人(なんきょくびと)宇宙人(うちゅうびと)のNさんはRIDE(ライド)の大切な助っ人

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )は全国に強く応援してくださる方たちがいます。とても嬉しいことです。その一人、Nさんは的川先生、遠藤先生と共に、とても古くからたのしい教育を支持し応援してくださっています。
 先日「きゆなさん今度、沖縄にいきますよ」という連絡がNさんから入り、たのしい語らいの時間を持つことができました。

 

 Nさんは南極に三度も派遣されている、とても羨ましい経歴の持ち主。気象観測の気球の第一人者ですから、引く手数多(あまた)なのです。
「ボクは南極で一生呑む量をはるかに越すくらいビールを呑んできた」というので、Nさんと会うときはすぐに地酒 泡盛(アワモリ)から始まります。

 宇宙探査にも関わっているNさんとは話が尽きません。
 これは〈ハヤブサ2〉のタッチダウンの様子を二人で語らっている時の一枚かな,身を乗り出して語らっています。

 こういう実力者が応援してくれるRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )という組織をますます誇らしく感じる今日この頃です。

 おかげさまでRIDEは着々と〈たのしい教育〉を広げています。それは間違いなく、このサイトを読んでくれている皆さんや各地で応援してくれる方たちがいるおかげです。
 「ゆっくり着実に」がRIDE(ライド)のテーマですから、決して派手に広げることはありません。しかし受けてくださった方たちがゆっくり口コミでたのしい教育の素晴らしさ、未来を突破する可能性を伝えてくれることで、私いっきゅうの〈超多忙状態〉はやみません。嬉しいことです。

 今年度(2019年3月まで)はスケジュール的にかなりいっぱいですけど、次年度2019年度の講演・講座などの押さえは可能です。お早めにお問い合わせください⇨こちら

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