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ここまで。

たのしい算数・数学/宝くじに当たる確率の話

 〈確率〉についての講義をする時のこと、先生たちに「宝くじの当たりやすい販売所があるらしいんだけど・・・」と問うと、すぐに「あ、マックスバリューの宝くじ屋さんですね」という声が返ってきました。

 それがつまり学校で学んでいることが単にテストの点数を取るくらいの〈お勉強〉レベルにしかなっていない、生きる知恵となっていないことを表しています。

 たとえばサイコロを振ると、1の目が出る確率と4の目が出る確率は同じです。全ての目が同じなのです。
 もしも4の目が出やすいとしたら、それはサイコロに細工されているか、その目が出やすい様な別な細工をしていることになります。

 もしも当たりくじが出やすい販売所があるとしたら、それは何か細工されているということなのです。だとしたらイカサマ、インチキだということになります。それは考えられません。
 つまり宝くじというのはどこで買っても当たる確率は同じなのだという話。

 しかし確率の問題を解くことはできても、実生活ではその基本中の基本をすっとばしてしまう人たちが驚くほど多いのです。

 ネット上ではこういうサイトがたくさんあります。


 算数・数学を教える先生たちの中に、そういう問題意識つまり「テストの計算問題を解くことができるかどうか」を超えた〈生きて働く力・人生に役立つ力〉を育てようという問題意識が大切です。
 子ども達が確率の見方・考え方に感動してくれる様な教育、もっと学びたいと要求してくれる様な教育、それが決定的で、その力はを育てるには「たのしい教育」が一番です。

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たのしく学ぶ教師たちが沖縄の地でゆっくり着実に増えていく

 師走、RIDEでは一年の資料などの整理整頓も始まっています。基本的にペーパーは処分しPDF化する方向で進んでいるのですけど、捨てる前にはついついペーパーを手にして読み入ってしまいます。

 何ヶ月か前にライドの〈たのしい教育cafe〉に参加した先生たちの評価・感想にこういう文章が綴られていました。

 

 中の一つを書き取っておきましょう。

 日々、学校で忙しく過ごしている中で久しぶりのたのしい時間でした。
 学校でさっそくやってみたいものがいっぱい!!
 英語の学習は、たのしくすすめていける内容でした。
 いっきゅう先生の新作プラン〈味と香り〉にはとてもびっくりしました。
 香りがないと、これほどまでに〈味〉そのものがわからなくなるなんて・・・
 簡単な実験で感動させてもらえるので、早くまとめて家庭科などで実施できたらと思います。
 マッキーノもたのしかったです。
 なんでもマッキーノにできるんですね。
 私もつくってみようと思います。
 今日もありがとうございました。

 たのしく学ぶ教師が増えれば、そこから何十倍もの子ども達の笑顔が広がります。
この活動はやめようと思ってもやめられません。

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たのしい教育の方法/世界標準の地図をもっと日本の子ども達に見てもらおう

 たのしい教育はおもしろおかしいことを言ったりするなど教育内容と本質的に関わらないもので盛り上げようというものではありません。それを学びたいという教師なら誰でも同じ様な授業ができる様な仕組みと手立てを準備した教育です。

 その具体的なものについては講座やスーパーバイズ等で学んでもらうこととして、今回はその教具を一つ紹介します。

 これは私いっきゅうが社会の授業についてをしているところです。「たとえば嘉手納基地を〈極東最大の基地〉と表現する時の〈極東〉というのは何か?」という話です。
 写真をみて、何か普通と違うものに気づくでしょうか?
 トトロがジ~っとのぞいているとか、そういうものではありません。


 地図が違います。

 日本の学校等で使われてる地図、つまり私たちが普通で見るものはこういう地図ではありません。こうですね。何が違うか?

 このことは以前も書いたことがありますが、日本なんだから日本を中心にという地図があってもよいのですけど、世界レベルで考えたり、世界の歴史・日本の歴史をみていく時には、明らかに世界基準の地図の見方が重要です。

〈極〉というのは〈きわめる/きわまる〉というイメージの言葉です。北のきわまりが北極、南のきわまりが南極です。
 世界基準でみれば日本は、そこから先は大海原が広がる〈東の果て/東にきわまった地〉といってもよいのです。

 日本から見るとやはり西側の大陸は魅力溢れる地でした。
 近くの中国からよいものを学ぶだけでなく、はるかヨーロッパのスペインやポルトガルとの交易もとても大切なものでした。

 学校でみる日本標準の地図では「どうして西の果てのスペインやポルトガルと交易するんだろう」という感じがするのは子どもの頃のわたしだけではないでしょう。そうではなく、世界の中心がスペインやポルトガルといったヨーロッパだったのです。だとしたら世界標準の地図そのものでイメージした方がずっとわかりよい。


 この地図は随分以前に研究所で数枚作ったものの一つで、すでに他のものは残っていません。RIDE教材の安定供給をテーマにした話し合いで、ボランティアスタッフが安定供給できる様に準備をはじめてくれています。
 市販の地図を切り張りしたものですから美しさの面ではかないませんが、そこから学びとる内容は遥かに高いものがあります。日本標準の世界地図と並列して掲げておくのもよいと思います。
 欲しい方はお問い合わせください。
 送料込みで600円程度では郵送できると思います。届いたものを100均のスチールボードなどにはりつけるとよいですよ。

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〈この問題が分からない〉という方へ目に見えてくるかの様に答える方法/いっきゅうOffice

 公的な仕事や人数が関わらなくてはならないものはRIDE( ライド:たのしい教育研究所 )が動きますが、私いっきゅう一人あるいは少数のボランティアが関わればよいものに関しては〈いっきゅうoffice〉で対応しています。

 いっきゅうofficeは合格スーパーバイズ(SV)にも対応しています。そこではメンタル的なものやカリキュラムの構成、学習時間の取り方、その人たちに合った教材の選定など基本的なところから、教科を問わず実際の問題のコーチまで対応します。
 そうやってたくさんの人たちが合格していきました。これは何年か前に合格した先輩たちから、後輩たちの送られたメッセージ写真です。とにかく合格率が高いのがいっきゅうofficeの合格SVです。


 合格SVには、年々いろいろな工夫が加わります。二、三年ほど前「なにしろ数学が苦手だ」という先生から「いっきゅう先生がアドバイスしてくれる時に残しているメモ書きが欲しいです」と頼まれたことがありました。自分で読める程度のメモ書きなので、どうかとも思ったのですけど、数日後にその先生から「メモ書きのおかげでやっとスラスラ解けるようになりました」というお礼の言葉が届きました。次に来た時に類似問題でテストしてみると、確かに短時間で解ける様になっていました。そういう流れを続けていくうちに実力がつき、実際に合格を勝ち取りました。
 以来、具体的な問題を解いてあげる時にはノートに解き方をメモして渡す様にしています。以前の様な自分だけにわかるメモからほんの少し丁寧にかいています。来年もたくさん合格することでしょう。

 

 数学に限らず、理科系も国語も社会も、その問われているものがイメージとして目の前に浮かんでくるかどうかがキーです。
〈平等院鳳凰堂〉という呪文の様な文字からきらびやかな姿が浮かんでくるか、〈踏み絵〉を踏んだロドリゴの足から伝わる実際の痛みを自分の痛みとしてイメージできるかといったところ鍵です。

 教員試験によく出る多角形の内角の和の問題は小学校の子ども達にも実際に授業する内容です。
 それを〈n角形の内角の和〉も公式として平面的に記憶するのではなく、目に浮かんでくるかの様に解いていくことができます。これが見えてくると特に公式を覚える必要も無くなります。

 私の直接の説明とセットで補完し合うものですから、単にメモ書きだけ見ても分からないかもしれませんけど載せてみます。

 合格SVを受講した人たちからノートの評価が高いのは、私が〈その人の目に浮かんでくるかの様に〉描いていくからでしょう。
 時間があれば〈目に浮かんでくる数学の解き方ノート〉というタイトルで出版しようと思います・・・が、この忙しさではおそらく無理ですね。
 興味のある方は合格スーパーバイズをお申し込みください。ただし、単に希望しただけでは受講は難しいので、その前に一般向けの講座などを受講しておくことを勧めます。

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