メルマガに「わたしの親族のお墓には〈たのしさこそ未来を拓く!〉という言葉を刻んであります」と書いたのですけど「信じられない」という人もいるだろうと思い、写真を載せたところ、たくさんの読者の方たちからたよりが届きました。
「お墓にたのしいという文字が似合うのがとてもびっくり」という言葉や「自分たちのお墓も建て替えの時には・・・」という言葉、「話には聞いていたのですけど、本当だったのですね」という言葉など、いろいろ綴られていました。
「祈」とか「静」など一文字だけ刻みつけたりするお墓はいくつかみたことがあります。キリスト教の信者の方のお墓に聖書の言葉が刻まれていたりすることもありますから、その流れだと思ってもらえればよいでしょう。
ところで、以前書いたことがありますが新潟県魚沼市にある東養寺に〈科学の碑〉があります。
〈文学碑〉はいろいろなところにありますが、科学の素晴らしさを讃える〈科学の碑〉は世界でここだけです。高さは6mくらいあるのですけど、雪深い場所なので、冬には、頭のほうがちょこっと出ているだけという景色になります。
科学の碑には
科学,それは,大いなる空想をともなう仮説とともに生まれ,討論・実験を経て,大衆のものとなって,はじめて真理となる
という言葉と
科学は,民主的な社会にのみ生まれ,民主的な社会を守り育てる
という言葉が刻まれています。
沖縄では年に一度〈清明祭 せいめいさい:方言でシーミー〉で親族がお墓に集まって、お墓の掃除をして後、美味しいものを食べて飲んで語り合います。
そのお墓に、何か文章が刻まれていると、雰囲気もかわるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。集まった人たちが元気になるような文章とか、やる気が出て来たり、絆を大切にしたくなるような文章を刻みつけるようになると、よそのお墓でも、見るのがたのしくなるのではないかというのが、わたしの想いです。
賛成してくれる方達は、ぜひ親族に提案して、刻んでみませんか。
50cm×30cmほどの石版に文字を刻むとして5万円くらいで可能でした。webで石材屋さんを探して相談してみるとよいと思います。
今度、うちの親族のお墓に追加しようと考えている言葉は
和(やわらぎ)をもって貴しと為す
です。
自分が逝く時のことを考えると
たのしい充実した日々でした。感謝の言葉でいっぱいです
という言葉があってもよいなと思っています。
お墓に集まった親類たちも「私たちに感謝してたんだなぁ」ということを思い直す1日になるのではないかな。
のちのち誰かが、また別な言葉を掲げ足していくということでもよいでしょうし
ということで、清明祭の季節に一つの提案として!
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