自由研究こそ本物の研究 ミミズのフンを集めてみると/たのしい理科教育

「他の人がやりそうもない自由研究をしたいです」という相談メールが届きました。もちろん〈たのしい教育研究所〉にはそういう自由研究のアイディアがいくつもあります! 一つ、紹介しましょう。

 これはわたし〈いっきゅう〉がよく行く公園で撮った写真です。コケや藻(も)などのある場所、芝生などのあたりにいくと見つけやすいと思います。乾いているところではなく湿った場所が見つけやすいのです。

 何だと思いますか?

 

 ミミズのフンです。
 この写真は土の中が見える様に撮ったものです。ミミズとフンが写っています。


 これは芝生のあちこちにあるミミズのフンです。学校でも見つけることができると思いますよ。

 このミミズのフンを自由研究にしてみませんか。

 『NHK趣味の園芸 やさいの時間』2013年4月号にこう書かれていますこちら

○ミミズは一日に自分の体重の〈1〜1.5倍〉のフンを出します

 

○糞(ふん)にはチッ素、リン酸、カリ、カルシウムなどのほか、土壌中の有機物も多く含まれ、すぐれた肥料になる。アミノ酸や酵素なども多種類が見つかっている

 

○ミミズは1日に体重の約1〜1.5倍の糞を出します。糞は団粒構造(だんりゅうこうぞう)をして、固まっていて崩れにくいのが特徴です。しかも肥料分も多く、ミミズの糞だけを集めて野菜を栽培すると一般の化学肥料を施したものより、よく成長することが実験でわかっています

 

 ミミズのフンをたくさん集めてプランターに入れて、植物を育てるのです。タネから育てると結果がはっきりするまでに夏休みが終わってしまうかもしれませんから、ホームセンターなどで〈野菜の苗〉を手に入れるか、スーパーで売られているラッキョウやネギなどの根を7つくらいずつ植えて、育ちかたを比べてみるのもよいと思います。

 さて、明らかに成長の差が出るでしょうか。成長のスピードは同じでも〈生き生きしている〉とか〈太い〉とか〈美味しそう〉だとか、見た目の変化があるかもしれません。
〈言われているほど差はない〉という結果になるかもしれません。
 ネギやその他の野菜の苗で差がなくても、タネの発芽で差がでるということがあるかもしれませんから、そういう場合には、「来年の継続研究につなげます」という様にするとよいでしょう。

 たのしい教育研究所でも、まだ実験したことはありませんから、研究をすすめた方は、ぜひご連絡ください。このサイトで紹介できるかもしれません。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!

 

 

たのしい自由研究講座を開催します「子どもも大人も自由研究で夏をたのしもう!」2017年8月19日(土)

 たのしい教育研究所がお届けする大人気の講座「子どもも大人も自由研究で夏をたのしもう!」の詳細が決定しました。すでに申し込みも来ています。
 希望の皆さんはお早めに申し込みください。

子どもも大人も自由研究で夏をたのしもう!

主催 たのしい教育研究所
共催 もの工房

 

 たのしい教育研究所がおとどけする人気講座「夏の自由研究スペシャル」の開催が決定しました。夏休みの課題として「まとめかた』もあわせて紹介します。大人も一人の受講者としてたのしめる内容です。教育関係者の皆さんは、普段の授業でも利用できる教材研究にもなります。
 人数に限りがあります。お早めにお申込みください!

 

メニュー
① 自由研究おすすめ実験プラン
② わくわく読みかたり
    ③ コップラ版(ものづくり)

    ④ かんたん不思議実験
    ⑤ アッという間のおいしいゼリー

    ⑥ ビー玉宝石(ものづくり)
⑦ たのしいゲーム
 ※③④⑤⑥ は希望の教材を3つ選んで受講
他にも たのしい教材の紹介など たっぷりの内容です!

講師代表  喜友名 一たのしい教育の第一人者。 「いっきゅう先生」の名前で大人気。小学校教師を早期退職して「たのしい教育研究所」を設立。全国そして海外を飛び回り、たのしい教育を普及している。

お問合せ 090-1081-7842
申込みはメールのみ  ①名前  ② 所属(会社・団体・学校等)③ 電話番号(緊急連絡用) を記載し、このアドレスへ  ⇨ office@tanoken.com

 こちらも利用できます⇨ 問合せor申し込み

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沖縄県グッジョブフェア いっきゅう先生のわくわく授業 大盛況〈たのしいグッジョブプランVol.3〉

   2,017年7月8日(土)は那覇市文化テンブス館で沖縄県グッジョブフェアが開催され、たのしい教育研究所のわたし〈いっきゅう先生〉の授業がありました。事前の予定人数を超えて、たくさんの親子が集ってくれました。

   この後も次第に人数が増えていきました。

 とりあげたのは新作〈たのしいグッジョブ授業プラン Vol.3〉 「予想チャレンジが未来をひらく!」です。
 いくつかのワークを勧めながら、皆でたのしくかしこく盛り上がりました。今回は〈建築業〉〈製造業〉〈宇宙飛行士〉のワークをすすめていくなかで、〈予想チャレンジ〉の重要性を感じてもらえたと思います。

 感想・評価もとても高く、子ども達だけでなく、大人のみなさんが子どもたちと同じくらい、あるいはもっとたのしんでくたれことがわかりました。

評価〈とてもたのしかった・よくわかった〉
 おとなでもこんなにチャレンジが楽しいとは、びっくりしました!
 いっきゅう先生のことは知らなかったので、これからチェックします。
 あっという間の時間でした。
 子どもと一緒にたのしんでびっくり発見していきたいです。

 

評価〈とてもたのしかった・よくわかった〉
いろいろなゲームや、うごくアルミホイとか、たのしかったです。
あと「予想チャレンジ」というものは、いい言葉だなと思いました。
また遊びに来たいです。

 

評価〈とてもたのしかった・よくわかった〉
初めて参加させて頂きました。
子どもが楽しそうに考えている姿も見れました。
大人もわからない、子どももわからない。
同じ目線で考えられることがとても良かったです。
いつも親目線で怒ってばかりですが、子どもと同じ、どちらが偉いとかないですね!
楽しかったです。

 

評価〈とてもたのしかった・よくわかった〉

ぼくだけじゃなくて、友だちにも教えたいので、ぜひ○○小学校にも来てほしいです。

 

 

評価〈とてもたのしかった・よくわかった〉

子どもも親も一緒に楽しむことができました。

実験は何度やってもワクワクしてきます。

沖縄県内の小学校でも是非先生をお招きして、子供達の学ぶ楽しさを味わわせてほしいと思います。

今回は参加できてよかったです。

また次回もあれば参加したいです。

 

 スタッフ全員で評価・感想を読みながら、一枚一枚に感動することしきりでした。一年生の子も一生懸命書いてくれていました。今回も、大人の皆さんの子どもの様な目の輝きが忘れられない一日となりました。
 たのしい教育の手法関係の講座、カウンセリング、ものづくりなども大好きですけど〈授業づくり〉の魅力も捨てがたいものがあります。また〈子ども達保護者の皆さんへの授業〉もわたしにとって快感以外の何ものでもありません。

「沖縄をたのしさ賢さ日本一に!」を合言葉に、力ある仲間たちと一緒にますますたのしい教育に熱意高まる今日このごろです。1日1度のこの「いいね」で〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ いいね=人気ブログ!=ジャンプ先でもサイトをワンクリックすると尚うれし!

 

 

美味しいパパイヤを食べながら 呼び方について考える

 友人がパパイヤの実を持って来てくれました。とても美味しくて、どんどん減っていきます。赤銅色に完熟したパパイヤは、沖縄に住んでいてもなかなか味わうことはできません。これだけの実を〈二酸化炭素と水と日光〉で作ってしまうのですから植物というのはすごい生物です。

 食べながら思い出していたことがあります。

 わたし〈いっきゅう〉の子どもの頃の話です。
 自宅にはパパイヤの木が何本かあり、毎年美味しい実をつけてくれていました。


 祖母・祖父はそれを「パパヤ」と呼んでいました。
 私もそのまま覚え、ある時、作文で普通に「パパヤ」と書きました。
 担任の先生はそれを読んで「パパヤではありません、パパイヤです」と書き直しを命じました。

 担任の先生に言葉の修正を命じられた私は、今度は「パパヤではなくて、パパイヤって言うんだよ」と、祖父母の言い方を訂正する役にまわっていました。

 温かくてやさしい祖父母だったからでしょうか、孫のその意見に反論はせず、しかし自分の言い方を訂正しようとはしていなかったと思います。

 祖父母が亡くなってあとのことです。

 アメリカ人の友人が何人かでき、その人たちと会話している時に「英語で言うと〈パパヤ〉に聞こえる」ということに気づきました。

 英語のスペル(書き方)を見ても〈 papaya パパヤ 〉となり、「イ」の音は含まれません。

 正式な学名も Carica papaya (カリカ パパヤ)です。

 祖父母は、私よりもずっと学名としてなじんだ呼び方をしていたのです。あの頃に戻ることができたら、「ごめんなさい」という言葉と一緒に「英語の言い方で、正しい学名的な読み方だったんだね、すごい」とたたえてあげたい気持ちがしています。

 教育界には「呼び方」をめぐって混乱することが多々あります。海外から来たものの呼び方は「この言い方が正しい」と決定づけるのは難しいのです。
 さっき書いた様に、パパイヤだってパパイアという言い方が存在しているくらいです。

「いいえ、たとえば植物の呼び方なら国の機関である農林水産省がいう通りに使わなくてはいけません」と考える人がいるかもしれません。しかし植物の表記を農林水産省の表記に統一しなくてはいけないという法律はありません。

 他にも例えば〈コンピュータ〉と〈コンピューター〉と、どちらが正しいのか難しいですよね。こういう場合には「両方の言い方がある」という様に理解すると良いのです。

 そうは言っても、何か基準となる様な名前がよい、ということがあるので、「とりあえず〈コンピュータ〉と書きましょう」という様にすすめるのはよいのですが、だからといって「〈コンピューター〉と書く人は間違いです」といってはいけません。英語の中でもコンピュータという単語はよく出てきます。たいてい「ター」と伸ばして聞こえます。

 ですから、そういう時には「こういう呼び方もあるけれど、こういう呼び方もある。だって、実際そう聞こえるんだから」という様に伝えて上げたほうが、より正確に近いと言えると思います。

 私が子どもの頃、そういう発想で教えてもらっていたら、祖父母の言い方を間違いだと思うことも無かったでしょう。そういう意味で、教師はより広く物事を見ていく必要があるのだと思っています。

 美味しいパパイア・パパヤを食べながら、そういうことを思い出していました。

 

 ところで、ウィキペディアの〈パパイア〉の項にこうあります。※ウィキペディアでは〈パパイア〉と表記しています

熟すると黄色い果実ができる。粒々の黒い種が中央の中空部分にたくさんあるが、種は取り除いて、周りの果肉を食べる。甘さが強く独特の癖があるので、レモン汁をかけて、酸味を加える場合もある。

果肉は、細く切って乾燥させ、ドライフルーツにすることがある。台湾(特に高雄)では、牛乳と果肉をミキサーにかけて混ぜた、パパイア牛乳が名物となっており、紙パック入りの商品もある。香港には黄色く熟れた実の先端をくりぬいて、壷状にし、スープを入れて蒸す料理がある。順徳料理のデザートとして、シロップ煮にしたパパイアがあり、同じくシロップ煮にした白木耳鶏卵などと組み合わされる場合もある。
 なお、除かれてしまう種子は成分が同一なことからワサビと同じ味がする

 

 なんと〈パパヤのタネはわさびの味がする〉というのです。
 今度ためしてみなくてはいけません。
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