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ここまで。

たのしい体育-棒倒さん/スポーツたのCafeの反響から

 今回は家庭でも学校でもたのしめるメニューを紹介します。
 月に一度、たのしい教育研究所(RIDE)が提供している「たのしい教育Cafe」のスペシャルメニュー〈スポーツたのCafe〉で紹介した内容が、いろいろな学校でうれしい反響を呼んでいます。

 今回はその一つを紹介しましょう。
 家庭でもたのしめますよ。

 高校の体育祭などのメニューに〈棒倒し〉があります。

 危険だ、野蛮だというのでほとんどみられなくなったようです。
 かくいう私いっきゅうも、高校1年の頃、空手をやっているというので最前線に回させて、飛び込んで来た3年生をはじきとばしたおかげで、その後えらい目にあってしまいました。

 〈たのしい教育Cafe〉で紹介したのは「棒たおさん!」。
 〈棒倒し〉とは逆です。

 指導スタッフ三人で実演して見せているシーンがこれです。
 新聞紙で作った1mくらいの棒を支えているところがスタート位置。
 「トントン はい」の合図で隣りの人の棒を取りに周ります。

 グループの棒を一本も倒さず、何回続けられるかで競います。

 これが実際にグループを作ってたのしんでいる様子です。

 慣れて来たら曲のリズムに合わせてたのしむこともできます。

 けっこう難しくて、バランス感覚とスピード感覚が磨かれます。

 ※

  さて、たのしい教育Cafe〈スポーツたのCafe〉を受講したT先生から「一年生で一列になってたのしみました」という報告が届きました。

 動画が送られてきたのですけど、顔がわかるので静止画に切り取って加工した画像でご覧ください。


  これを見たたのしい教育研究所(RIDE)のスタッフは
「なるほど、これだと保育園でもできそうね」と言っていました。
 先生のトントンハイのリズムで、隣りの棒を倒さない様に支えに走ります。
 動画からは、子ども達のとてもたのしそうな声が響いて来ました。

 みなさんもぜひおためしください。

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板倉聖宣の発想〈高知県知事 橋本大二郎〉とのディスカッションから/今日の学校教育に不適合現象を示しているのは,子どもたちではなくて,大人の教育関係者たちだ

 たのしい教育研究所に送られてくるメールの中には〈哲学や発想法〉に関するものも含まれます。
「哲学や発想法にずっと疑問に感じて来た」という方から「このサイトに紹介される哲学・発想法はおもしろい」という評価が届くこともあります。
 うれしいことです。

 今回は1988年当時〈仮説実験授業研究会代表 板倉聖宣〉と〈高知県知事 橋本大二郎〉がディスカッションした時のパンフに掲載された板倉聖宣の言葉を紹介しましょう。
 たのしい教育メールマガジンで紹介した時にも反響が大きかった内容です。その内容の一部を紹介します。

板倉聖宣
  どのような授業なら子どもたちは〈たのしい〉と言い,学習意欲をわかすようになるのでしょうか。

 私たちはそうした点について,実験的な研究を重ねてきました。そして多くの場合,これまでの小中高等学校の教育内容よりも、ずっと高度な教育内容を取り上げて教えています。

 これまでの多くの教育関係者たちは,「いまの子どもたちはこれまでの教育内容を受け付けない」と知ると,やたらに教育内容を低下させることばかりを考えがちでした。
 ところが,私たちは「そういう安易なやり方が,かえって子どもたちの学習意欲を低下させてきた」と考え,むしろ高度な教育内容を取り上げることによって大きな成果をあげることができたのです。

 いまの子どもたちに,これまでの模倣の時代のように,外発的動機づけで勉強を押しつけることはできません。これからの子どもたちには内発的動機づけを中心とした授業を展開しなければならないのです。
 ところが,ふつうの教育研究団体は文部省の「学習指導要領」の枠内でだけ研究してきたので「どういう教材が子どもたちの学習意欲を高めるか」といった研究が決定的に欠落しているのです。

 今日の子どもたちは,学校に不適合な現象を示しているようにも見えます。
 しかしそれは,現代の子どもたちが「内発的動機づけをもとに勉強するのでなければいやだ」と言っているのに対して,教育関係者たちが学習意欲の研究を怠り,依然として模倣の時代に生きていることによって生じたものです。

「〈外発的動機づけで勉強をしてきた昔の子どもたち〉よりも〈内発的動機づけをもとに勉強するのでなければいやだ〉という子どもたちのほうが素晴らしい」とは言えないでしょうか。

 だから私たちは「今日の学校教育に不適合現象を示しているのは,子どもたちではなくて,大人の教育関係者たちだ」と思うのです。
 私たちが,未来の教育に明るい期待をもてるのは,私たちがいまの教育をそのように見て,また,そう考えるのが自然であるような教育成果を挙げることが出来ているからなのです。

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おすすめ MOE2018-12号〈ヨシタケシンスケ 好き?〉

 時間ができたら読もうシリーズの本たちがたくさんあります。その一冊が今月発売のMOE(2018-12月号)ヨシタケシンスケ特集号です。

 1日一ページずつ読もうと思っているのですけど、おもしろすぎて同じページをなんども観ていて前にすすみません。この号の中にある「このさいヨシタケシンスケに聞いてみよう! 100こくらい」です。
 質問の答えにイラストを添えてくれているので、味わい深くて見入って毎日読み返しています。

 ヨシタケシンスケさんというのはこの人です。

これまでの作品の紹介もあります。

 ところで、わたし並にヨシタケシンスケが好きなA先生情報によると「ヨシタケシンスケを特集した過去の雑誌などは売り切れていて出版社からは手に入らず、古本で手に入れようとしてもプレミアがついて、何千円もする」という話。

 ということで、研究所に来る先生たちには「買っとくといいよ」とすすめています。
 わたしがもうかるわけではないのですけど、けっこうな人数の先生たちがすでに買ってくれています。

 ヨシタケシンスケ ファンでなくても〈いずれ好きになる可能性〉にかけて買っておくとよいと思いますよ。
 お勧めいたします。
 そうそう、価格は890円です。

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遠近感のたのしさ

 最近の「人間の脳のすばらしさ〈錯覚〉/たのしい教育プランの可能性」という記事が人気で、早く完成させてほしいという応援メールも届いています。
 そのプランについて、少し続けてみましょう。

 ア~ルは私が研究所の階段を登りはじめると先に走っていって、二階の囲いから身体を出して、手を伸ばし〈遊ぼう〉と呼びかけます。

 この写真に思わず笑ってしまいました。足がとても小さいのです。


これも!
 

それからこれも!


 これも人間の脳が、遠くにある方は小さく、近くは大きく、画像として認識しているわけです。

 こういう遠近感は〈製図〉〈絵画〉の教材として授業にかけられることもあります。

 わたしも中学の技術や高校の絵画などで学んできました。
「とにかく消失点が肝心なんだぞ、それからこうやって放射状に線を引いて~。
 みんな引いたかぁ。
 よーし、じゃあ、そこに人間を描いてぇ!」
という様な授業でした。

 これを、はじめのア~ルの写真の様にたのしめたら、子ども達の興味関心もグッとアップすると思います。
 web上にはたのしい写真がたくさんアップされています。

   

 これも錯覚の一種なのです。
 遠くにあるものと近くにあるものとを同じところにあるかの様に認識してしまうわけです。

 子ども達にグループ1つデジカメを渡して、遠近法のたのしい写真を撮って来てもらうという授業も〈たのしい錯覚授業プラン〉のメニューの一つです。

 人間は、いろいろな状況にあるものを混在させて錯覚してしまうくらい、脳が発達している生き物です。

 だから存在もしない幽霊などというものがあたかも存在する様に錯覚してしまうことにもなります。

 人間の脳の素晴らしさと、その能力が進んで混在・混乱することもあることを知っておくことは、人間が身につけた方がよい大切な一つだと考えています。

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