Google広告




ここまで。

自由研究が頭を賢くする/子ども達と〈クイックちんすこう〉づくり

 「一学期の終了を祝して、以前RIDE(たのしい教育研究所)の講座で受講した〈クイックちんすこう〉づくりを子ども達とたのしみました」というお便りが届きました。どの子ども達も、とてもたのしそうです。

 こういう便りを見るたびに、子ども達のこのたのしい経験が、その後、自分で創意工夫していくことに繋がるだろうと思えてなりません。
 何かのほうびや罰によってすすめる研究ではなく、自らそのたのしさを感じていくことが、自主的な活動に繋がります。そうやって自ら工夫していくことは〈自由研究〉そのものです。
 この子たちが夏休みに、自分で〈ちんすこう〉づくりに挑戦してくれたらと思っています。

 さて、届いたお便りの一部を紹介しましょう。

 どうでしょうか、いい顔をしていると思いませんか。


 〈ちんすこう〉は沖縄の土産の定番で、日本全体に知られているお菓子です。
 作り方は実に簡単。

 RIDE(たのしい教育研究所)では、小さなトースターを利用して簡単にできる方法を伝授していますが、クッキーを作ることができる方なら、バターやマーガリンの代わりに「ラード」を利用するだけですから難しくありません。

 こうやって並べてきつね色になるまで熱します。

 これが実際に子ども達が、まぜて捏ねて焼いたちんすこうです。

 焼きムラは出てしまいますが、ほとんど美味しくできあがりますよ。熱源に近すぎて焦げたものは、そこを削ればOKです。

 夏休みのたのしみにどうでしょう。
 たのしい教育は人生を豊かにする、たのしい教育研究所です。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!

 

仮説実験授業 授業書「ものとその重さ」/たのしいインクルーシブ教育のすすめ/自由研究のテーマにも/授業をかけるときの注意

 ある日、授業スーパーバイズの依頼があり、仮説実験授業の授業書『ものとその重さ』を紹介しました。意欲と元気のある先生で、さっそく授業にかけたということで、その報告の便りが届きました。
 管理職や何人かの先生たちが参加した研究授業として実施したもので
、評価もとても高かったといいます。

 ところで仮説実験授業の授業書『ものとその重さ』は、仮説実験授業の初期に作られたもので、大好きな授業書の一つです。
 親子でこの授業をたのしんで、それを〈自由研究〉にまとめるのも、とても価値ある自由研究になると思います。

 わたし自身、少なくとも70回以上授業にかけています。私が学校で教師をしていたのは28年間です。この授業をやらなかった年はほとんどありませんから年に一回やって25回くらいです。ところが理科の専科で10クラス以上受け持っていたことも多かった上に、たのしい教育研究所でいろいろな学校でこの授業をしたこともあったので、それを計算に入れると70回は軽く超えているでしょう。


 その経験から自信をもって「たのしいインクルーシブ教育」にオススメの授業です。

 そのはじめの問題は〈体重計に普通に立った時、片足で立った時、しゃがんでふんばった時で、重さに違いが出てくるか〉を問うものです。
 著作権の問題もあるので、加工した画像にしてありますが、体重計の上の姿勢は確認できると思います。


 今までこのはじめの問題で、盛り上がらなかったことはありません。もちろんクラスの雰囲気によっては、淡々と静かに過ぎていくこともありますが、授業の評価・感想を読むと、とても喜んでくれたことがわかります。

 興味のある方は、注文のリンクを付けておきます、利用してください。この本を読むと全体のイメージを持つことができると思います。

ものとその重さ ((仮説実験授業記録集成・4))

 仮説実験授業がはじめての人は、この授業を最後までやるというより、まず1~2時間授業する、という目標でチャレンジするのをおすすめします。

 今はハンディのある子ども達をセパレート、分けて教育することが普通に行われています。
 教育用語はわかりにくいところがある上に、間違って認識している、あるいは不完全な認識をしていることもあって、現場の教師の中にも、それがイメージできていない人たちもたくさんいますが、「インクルーシブ教育」というのは、ハンディのある子も健常だという子も皆一緒に同じ教育を受けるシステムです。もちろんハンディのある子ども達のみに必要な教育の事項はあるでしょう。
 しかし、全体としてはみんな同じ教育を受けるのがインクルーシブ教育で、それが世界的な教育の流れでもあります。

 ところでスーパーバイズの中で〈体重計〉の種類についても触れました。最近はデジタル型がほとんどですけど、デジタルの体重計は、足を置く位置の微妙な違いを細かく数字にしてしまうので困ることがあります。科学的に厳密に測定すれば同じ数字になるはずだからです。

 そういう測定誤差を吸収するためにはやはり〈アナログ体重計〉がおすすめです。
 

アナログ体重計

 量販店などに行けば、まだ売られていますし、通販でも1000円くらいで手に入ります。 ドリテック アナログ体重計 「シェイプス」 ホワイト BS-302WT

 仮説実験授業「ものとその重さ」は、いろいろな方達にたのしんでもらいたいたのしい教育の巨塔です。

 毎日たのしい教育にたのしく全力投球、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります☆いいね☆

作品のタイトルをたのしもう 後編

 夏休みの課題の〈絵画〉についてのたのしい提案のページです。前回、絵画のタイトルはおもしろい、という話を読んだみなさん向けです。まだの方はぜひ読んでからこのページに戻ってくださいね。

 夏休みの宿題としてまず絵を描きます(RIDEにはたのしい絵画コースもあります、記事のラストに掲載)描いた絵のタイトルをたのしみましょう。

 たいていのは人たちが、その絵のタイトルをパッとつけてしまうと思いますが、それをたのしみたいのです。 

しつもん
 みなさんならこの絵にどういうタイトルをつけるでしょう。

 夏休みの後に学校代表で絵画コンクールを出すというので、学年代表の作品を選んだり、学校代表の絵を選びます。
その時に目にしていたタイトルを思い起こして、そのイメージでつけるとすると

ゴミひろい

ビーチ清掃

暑いけどがんばったよ

という様になるでしょう。
みなさんの中にも、それに近いタイトルをつけた人たちも多いのではないでしょうか。

 そこで少し視点を逆転させて、魚やカニさんたちの気持ちになってみましょう。

「魚さんたちがありがとうって言っていた」

というタイトルはどうでしょう。

カニさんたちが「ありがとう」

でもいいかもしれません。
このタイトルを見て、周りのすみずみな部分にも目がいく人たちも多いと思います。

 高学年の作品も見てみましょう。

 みなさんはこの絵のタイトルを何とつけますか?

 この記事を読む前なら「だいこんほり」という様なタイトルをつける人も多かったと思います。

 少し考えて

自然はすごい!

というタイトルはどうでしょうか。

畑の元気!

もおもしろいと思います。
タイトルを読んで、もう一度絵を見たくなる様な、そういうタイトルをつけることができたら、きっと絵がもっとたのしくなると思います。

 夏休みの絵画も、たのしんでくださいね。

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )では、夏休みの課題としても利用できる〈絵画教室〉も実施しています。絵が苦手だという人たち大歓迎です。
 小学生以上、三~四人グループでお申し込みください。
 三時間コース、〈絵の具、画材など混み〉で、手ぶらでたのしむことができます。 受講費、大人4500円、子ども2800円。
 研究所の日程などと関係しますので、期日は、お申し込みの時に調整しましょう⇨こちら

 たのしい教育はあなたの人生をたのしくする、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります☆いいね☆

絵画もたのしもう-夏休みの宿題の一つ〈絵画〉のタイトルについて 前編

 夏休みのは自由研究の他に〈絵画〉が指定されることも多いと思います。今日は〈絵〉をたのしむアイディアです。

 最近、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )芸術教育担当の小禄さんが見事な絵を描いてくれました。
 絵というのは静止した状態なのに、みごとな動きがあるのです。
「いっきゅう先生が言葉をつけてウェルカム・スペースに掲げてね」というので、実際にそこに掲げて眺めていました。
 わたしいっきゅうは決して上手いわけではありませんが、文字を綴るのは好きですから、簡単に引き受けてしまいます。

 みなさんならどういう言葉をつけるでしょうか?
 それはこの絵を言葉で表現する、つまり〈タイトル〉です。

 たしか作者の小禄さんも星空、花火という話をしていたと思います。
しばらく眺めていた私の頭に浮かんで来たイメージは〈満天の星空で輝く花火〉でした。

 けれどそれをそのまま書くと「絵の説明」になってしまいます。

 もちろんタイトルが絵の説明であってもよいのですけど、そこで立ち止まって、〈RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )に掲げられた絵である〉という視点で眺めてみました。

 わたしの頭に浮かんできたのは〈響/ひびき〉でした。

 わずか五年で、たのしい教育研究所はたくさんの成果を上げてきました。それは小禄さんをはじめとして、実力と周りを引きつける力をもった人たちが〈たのしい教育〉の普及に力を注いで来たからできたことです。
 それぞれの人たちの実力と魅力が響き重なった結果が今のたのしい教育研究所である、それをこの絵に重ねて〈響〉という言葉を掲げることにしました。
 小禄さんには大きな文字でといわれたのですけど、この絵の魅力を考えるとそうもいきません。


 研究所を訪ねてきた方たちは、花火が響いているから〈響〉なのだと思うのでしょうけど、たのしい教育研究所のメンバーの響きなのです。

 ところでこの世に名画と呼ばれる作品は数々あります。
 それらの絵画のタイトルは誰がつけたのでしょう?

 やはり本人がつけたのでしょうか。
 どう思いますか?

 もちろん本人がつけたタイトルもありますが、後の世の人たちがつけたタイトルがとても多いのですよ。

 この絵をご存知の方も多いと思います。

タイトルをご存知でしょうか?

 名画を紹介のページから見てみましょう。

「叫び」です。

 橋の上でムンクと思われる人物が叫んでいるように見えますね。

 そのタイトルは誰がつけたか?

 実はムンクがつけのではありません。
 ムンクはこの絵の説明としてこう書き残しています。

 わたしは2人の友人と道を歩いていた。太陽は沈みかけていて、突然、空が血の赤に変わった。

 わたしはふと憂鬱を感じて立ち止まった。

 青黒いフィヨルドや町並みが炎の舌と血に覆いかぶさるようで、ひどく体がだるい。

 友人は歩き続けたが、わたしはそこに立ち尽くしたまま不安に震え、自然の発する果てしない叫びを聴いた。

ウィキペディア

 ムンクは〈自然の発する叫び〉に震えて耳を塞いでいたのです。ムンクが叫んでいる様に思えたのはタイトルから来た勘違い、もしもムンクの言葉通り『自然の叫び』としていたら、勘違いも減っていたことでしょう。

 いずれにしても、タイトルというのは罪なものでもあるし、逆にいうとおもしろいものである、と言えると思うのですけどどうでしょうか。

 後編に続く。

楽しい教育は間違いなく人生を豊かにする、RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )です!この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります☆いいね☆