リュウキュウベンケイ(絶滅危惧種)が研究所のウェルカム・スペースを彩ってくれています

 たのしい教育研究所は沖縄県の90%近くの離島で授業や講演をしてきたので、その土地で手に入れた、いろいろな動植物の図鑑がそろっています。

伊江島の植物図鑑

 植物好きのOさんが、その一冊「伊江島の植物図鑑」を開いて勉強中に
「おや、この絶滅危惧種と説明されているリュウキュウベンケイなんだけど、以前、友人から分けてもらって、うちにあるから持ってくるね」といいました。

リュウキュウベンケイ2

 

 そしてこれが先日、Oさんが持ってきてくれたリュウキュウベンケイです。

リュウキュウベンケイ1

 しばらく、研究所のウェルカム・スペースを飾ってくれます。
 研究所にお越しの皆さんは、ぜひごらんください。

 となりではクリスマス前から彩ってくれているポインセチアも元気に育っています。

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文章を書くのは恥ずかしいことです-論文ドクターの仕事から-

 わたは「文章ドクター」と名乗ることもあるのですが、それはだてに名乗っているわけではありません。依頼される内容は、詩であったり、脚本であったり、論文であったり、採用試験のテーマであったり、卒論であったりetc. 採用試験関連の合格率は90パーセントを超えていますし、わたしの論文セラピーでいろいろな賞をもらっていった方はたくさんいます。

論文ドクター さて、その文章ドクターの仕事が大忙しです。
 文章ドクターの仕事とは何か? 画一的なものではないので簡単に語ることはできませんが〈構想のアイディア〉から〈具体的な文章の加筆修正〉まで多岐にわたります。

 さて今回「文章を書くこと自体が苦手で、とても困っています」という相談がありました。

 その方としばらくお話ししながら気づいてもらった大切なことが、この章のタイトルになっています。

 文章を綴ることは、とても恥ずかしいことなのです。
 読む人に自分の頭の中をのぞいてもらうことになるからです。
 服を脱ぐことと文章を綴ることは似ているところがあるのです。

 しかし文章はそういう過程を経て確実に上手くなっていきます。
 その文章で相手を勇気づけることもできます。
 稀に社会をかえるきっかけにもなるのです。
 よちよち歩きの赤ん坊がしっかり立って歩き、成長すると100m競争をたのしむ様に、たどたどしい文章も、綴れば綴るほど上手くなっていきます。文章ドクターは、その上達までのスピードや達成度の高さをUPしていく仕事ですが、わたしの様な文章ドクターがいなくても、書けば書くほど上手くなります。本当です。

 さてその方は、できれば文章を綴らずに過ごしていきたいと思いつつも、仕事上いろいろな文章を書かなくてはいけないポストに着いている方でした。しばらくわたしとレッスンしていくことになりましたが、その表情は、はじめの時と違っていて、やる気に満ちていました。

 こういうことも文章ドクターの仕事の一つです。

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折り染めインク6色セット(プリンタインクバージョン)大好評!

 プリンタインクで作った折り染めインクが大好評で、作っても作ってもすぐ注文が来て無くなってしまいます。今日はとても話し合いが多い1日だったので、身体を動かしたくなって、折り染め用インクをわたしが担当し、たくさん作りました。3/5の講座でも出品しようとおもいます。収納ケース付です。大きさのイメージが湧くように洗濯バサミと一緒に写してみました。

折り染めプリンタインク6色セット 横から見ると、容量が分かりやすいかもしれません。

折り染め プリンタインク大きさ

プリンタインクで折り染めをするのは、もう随分前からのことですけど、使うたびに「これはいい」と感じています。その感じは、いろいろな方達からの高い評価でも裏付けられています。
 わたしがもともと購入した折り染め用の染料はけっこう高かく、しかも「粉タイプ」です。染める前に〈粉を水にちゃんと溶かしてから濃さを調整する〉という工程が必要です。
 プリンタインクを利用した染料インクは、もとから液体なので、混ぜ合わせやすくなっていますし、粒子がとても小さいのでよく染まる感じがします。

 人気教材ですから、一気に何十ボトルも作ることになります。すると作成現場は事件現場の様です!
 目を薄めてごらんください。

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折り染めインク プリンタインクは何しろよく染まるので、手につかないようにビニール手袋で作業します。いくつも作ったので二時間くらい作業していました。
 当然、指はゴワゴワになってしまいます。
 しかも驚いたことに、途中で裏表逆にはめたようで、指にいろいろな色がついてこうなっていました。まるでハンマーで強く叩いような感じです。
 空手で組手をバリバリにやっていた頃、内出血でこういう体の色をよく見ていましたが、随分久しぶりで、懐かしい色です。

プリンタインク ちなみに、プリンタインクのボトルはこんな感じで、少量でも使いやすい様になっています。価格は6色せっと1600円です。この使い勝手の良さなど、いろいろお得です。

プリンタインクボトルボトルは1つ30mlくらいあります。いろいろな方達からのメールから分析・予測すると、少なくみつもって何千枚、薄く染めると万の単位の折り染めをたのしむことができます(折り染め用紙はキッチンタオル)。

 こういう説明書きが付いています。現在は注文から発送まで24時間いないで対応しています。6色セット1600円(送料600円)です。
 ほしい方はお申込みください➡︎こちら

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アクティブラーニングとは何か?(前編) たのしい教育は必然的にアクティブな学びとなる

 「アクティブラーニング」の具体的な方法について教えてもらいたいという話がいくつか来ています。教員試験の面接や論文でも問われる可能性がありますから、今回は「アクティブラーニング」について書いてみたいと思います。

アクティブラーニング

  アクティブラーニングとは何か?

 そもそもアクティブとは何でしょう。

 辞書的にいうと

active:活動的な、活発な、敏活な、積極的な、意欲的な、活気のある、盛んな、現に活動中の

です。

いろいろに訳されるので、対義語(反対の意味の言葉)も幾つか出てくるのですけど、その一つが passiveです。

passive:〈人・性質・行為・役割などが〉受け身の,消極的な;〈人が〉控えめな;無気力な(⇔active)

「ラーニング」は学ぶことですから、アクティブに学ぶこと⇨「活動的に、活発に、積極的に、意欲的に、活気をもって、盛んに学ぶこと」をアクティブラーニングということになります。

 なんとなくのイメージはとれると思いますが、文科省が次期学習指導要領に関わる内容(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364316.htm)としてまとめたサイトに、こうあります。

2.新しい学習指導要領等が目指す姿

 

学習活動の示し方や「アクティブ・ラーニング」の意義等

  • 次期改訂の視点は、子供たちが「何を知っているか」だけではなく、「知っていることを使ってどのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」ということであり、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力や人間性など情意・態度等に関わるものの全てを、いかに総合的に育んでいくかということである。

「アクティブ・ラーニング」の意義

  • 思考力・判断力・表現力等は、学習の中で、(2)1.2)に示したような思考・判断・表現が発揮される主体的・協働的な問題発見・解決の場面を経験することによって磨かれていく(※15)。身に付けた個別の知識や技能も、そうした学習経験の中で活用することにより定着し、既存の知識や技能と関連付けられ体系化されながら身に付いていき、ひいては生涯にわたり活用できるような物事の深い理解や方法の熟達に至ることが期待される(※16)。

  • また、こうした学びを推進するエンジンとなるのは、子供の学びに向かう力であり、これを引き出すためには、実社会や実生活に関連した課題などを通じて動機付けを行い、子供たちの学びへの興味と努力し続ける意志を喚起する必要がある(※17)。

  • このように、次期改訂が目指す育成すべき資質・能力を育むためには、学びの量とともに、質や深まりが重要であり、子供たちが「どのように学ぶか」についても光を当てる必要があるとの認識のもと、「課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)」について、これまでの議論等(※18)も踏まえつつ検討を重ねてきた。

  • 昨年11月の諮問以降、学習指導要領等の改訂に関する議論において、こうした指導方法を焦点の一つとすることについては、注意すべき点も指摘されてきた。つまり、育成すべき資質・能力を総合的に育むという意義を踏まえた積極的な取組の重要性が指摘される一方で、指導法を一定の型にはめ、教育の質の改善のための取組が、狭い意味での授業の方法や技術の改善に終始するのではないかといった懸念などである。我が国の教育界は極めて真摯に教育技術の改善を模索する教員の意欲や姿勢に支えられていることは確かであるものの、これらの工夫や改善が、ともすると本来の目的を見失い、特定の学習や指導の「型」に拘泥する事態を招きかねないのではないかとの指摘を踏まえての危惧と考えられる。

 上の文章にこうあります。

「アクティブ・ラーニングとは、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学び)」

 つまり、単にアクティブ(積極的・能動的)な学びとしてではなく、それが〈課題の発見・解決に向けたもの〉をアクティブ・ラーニングと呼んでいるのです。

アクティブラーニングの具体的なお話は時期をみてまた書きたいと思います。

 体験していただけたみなさんには理解していただけると思いますが、たのしい教育研究所の提唱する授業は必然的に「アクティブな学び」になります。
 興味あるみなさんは、ぜひ3/5(日)に開催する講座にお申し込みください!
 サイトにリーフを掲げてあります。➡︎ こちら

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