たのしいグッジョブ授業プランの反響②

前回の下地先生(福岡教育大学)の授業の感想の続きです。
二番目の子の感想を文字起こししていて、また感動を新たにしています。
この授業から「平和」をイメージしてくれたのです。

プランは、一回目でライバルだった子ども達がその後、どんどん協力するグループになる流れで構成したのですけど、あえてプランの中に文面化してありません。
しかし、この流れに多くの子ども達が強く感じてくれたようです。
下に文字に起こしたものを掲載してあります。
ご覧ください。
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 今日、下地先生と「いきいきサッカー」「ゆびゆびリフト」、みんなでだんだんと高く大きく「トライアングルタワー」をして、みんなとたのしくすごすことができました。
 特に「いきいきサッカー」の後に「ゆびゆびリフト」をやったことによって、「いきいきサッカー」の時に、相手の良かったところを、発揮してくれたので、個性と個性とがぶつかりあって、一つの個性、班の雰囲気が生まれました。対戦した相手が仲間に加わることによって、こんなにも雰囲気が変わるということが弱かったので、一人一人が自分の役目を果たしているのだと思いました。
 他にも下地先生と学習したことによって、「協力というのは、みんなをつなげる輪、世界をつなげる輪、平和への輪」というように、協力することによって世界平和へも拡大し続けられるのではないかと思いました。
    協力=世界をつなげる輪  平和への輪

 

「たのしい教育」「たのしい授業」「たのしいグッジョブ」「沖縄 キャリア教育」に全力投球のたのしい教育研究所です。

「たのしいグッジョブ授業プラン」の反響①

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前回掲載した「たのしいグッジョブ授業プラン」のうれしい反響を紹介させていただきます。
遠く福岡県で授業にかけてくれた方がいます。
たのしい教師を目指して修行中ですが、まだ授業実践が少ない中で、このプランを6年生に実施して感想文を送ってくれました。
感想を読んで、とても嬉しくなりました。
個人情報の部分は隠して掲載します。
実際の子どもの感想をそのまま載せる前に本文を書き抜いてみます。

———

[評価] たのしさ度5  とてもたのしかった・授業をうけてとても良かった
    理 解 度5 よくわかった

[自由記述]
 今回の授業をうけて、協力とはどういうことなのか改めて考えることができました。
 そしてゲームなどをやりながら感じたことは、最初の「息息サッカー」の時は敵だった人でも、次の「ゆびゆびリフト」では班全員で支えあいながら新聞の玉を上げることができたので良かったし、班の人とも絆が今までよりもっと深まったと思ったのでうれしかったです。
 この時期になぜ「協力」についての授業をしたのかというと、これから先、中学校でたくさんの物事の準備や片付けをいろいろな人と協力して行うことが多くなると思うからしたのだ、と私は思いました。
 この授業を生かして、これからもいろいろな人と協力したいと思いました。
 「協力=支え合う」について書きます。
 誰かがあることをやって、うまくいっていない、とまどっている時、気付いた人がその人を手伝う、つまり「支え合うこと」が協力になると思ったし、例えば、棒が一本あるとして考えると、一本ではちゃんと立つことはできないけど、周りから2本の棒で支えことで、ちゃんと立つことができると思って、この棒が人間としても同じように支えあって一つのことを成しとげることができるようになる。協力することができる、と思ったからです。
 最後にゲームで利用する新聞紙を丁寧に切ったり、丸めたりしてくださってありがとうございました。
    「協力=支えあい」

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「たのしいグッジョブ授業プラン」完成&配布中 !

数ヶ月かけていろいろな先生方と共同開発してきた「たのしいグッジョブ授業プラン」が沖縄県商工労働部雇用政策課の協力を得て完成いたしました。
県内の各小中学校に配布中です(各校3冊ずつ配布で、おそらくキャリア教育担当の元に届いていると思います)。
すでにうれしい反響がいろいろ届いています。
製作総指揮・編集代表として、関わって下さった皆さんに心から感謝を申し上げます。
このプランがいろいろなところで活用されることをたのしみにしています。
スクリーンショット 2015-03-04 11.40.31たのしい教育・たのしい授業・楽しい授業・たのしいキャリア教育の広がりに全力投球の「たのしい教育研究所」!

『まわるおすし』長谷川議史 作(ブロンズ新社)

まわるおすし今回は『まわるおすし』の絵本を紹介します。
まわるおすしというのは、回転寿しのことです。

回転寿司屋さんに行くと、何から食べようかな〜、
ぐるぐる回ってくるお寿司をみながら、
迷いながら取って食べるのもワクワクしてたのしいです。

さて、この絵本の主人公の家では、
お父さんの給料日に家族みんなでお寿司を食べに行きます。

店の前で輪になって、お父さんのゲキに合わせて
「ファイト オー!」と気合をいれて店に入っていくと・・・
お父さんがひじに手をやったら、青いお皿のサイン、
鼻に手をやったら次は黒いお皿へ、クライマックスのお皿の色は、
もちろん自由です。

さあ、何を食べようか•・・お父さんのサインからも、
回るお寿司からも目を離さないようにおすしを食べていきます。
あまえび、いくら、サーモン、たまご、大トロ•・・いろいろなおすしが出るたびに、
こちらまでおすしが食べたくなります。

赤だしサービス券を取り出すお母さん、
主人公の男の子に好物のサーモンをさりげなくとってくれたお父さん、
家族の温かさを感じる様子がとてもいいです。

おすしが好きな子は読んだ後に、「自分も昨日行ったよ…」
「◯◯のおすしたべておいしかったよ」など、おいしい話もはずみます。

( by hina )