たのしい教育研究所には〈研究授業〉についての相談・スーパーバイズ要請もとどきます。
これはその〈研究授業スーパーバイズ〉の様子です。
教師生活も長かったので〈出世〉や〈自分の自慢〉のための研究授業に付き合わされてしまうこともありましたが、そもそも〈研究授業〉は子ども達が〈自分の力の高まり〉を実感し〈歓迎される授業〉を目指して実施されるものです。
ただし〈研究〉という言葉が冠っているわけですから、子どもたちにより歓迎されるものとして〈実験〉的に実施するものです。
その実験の結果、子ども達に歓迎されるとしたら、それを自分の宝ものとして、たくさんの子どもたちに授業を実施していくことになるわけです。
ところが学校現場には研究授業に対して〈やっと終わった〉〈もうこんなたいへんな授業は二度とやりたくない〉と感じる先生たちがどれほど多いことか…
何日も夜遅くまで準備を進めて、やっと45分の授業を完成させる。そういう相談をたくさんうけてきましたから、複雑な気持ちになります。
子どもたちにとっての研究授業が〈いろいろな先生たちに見せる〉ことに重点が置かれてしまうことにも大きな原因があるでしょう。
研究授業を
〈子どもたちに歓迎してもらえる授業〉
〈自分の教師生活の財産となる授業〉
として構築し、その結果として
〈参観に来た先生たちが、それを持ち帰って自分の担当する子ども達に授業してみたくなる様なもの〉
として変革していくことが、これからの学校にとって重要なものになるでしょう。
5ヶ月後には施行される新指導要領には、授業そのものが〈主体的・対話的で深い学び〉として改善していく方向性が強く打ち出されています。
それはまさに〈たのしい教育〉をすすめることによって得られるものであるといってよいでしょう。
〈たのしい教育〉は子ども達が歓迎してくれる、そして子ども達が〈自分の力の高まり〉を感じてますます学びたくなる教材がたくさんそろっています。何しろ、子どもたちが休み時間も続けて学びたいと思ってくれる様なものですから、まさに〈研究授業〉にもおすすめの教材です。
そして、ふつうの研究授業の様に何日間も遅くまで準備をすすめヘトヘトとなり、研究授業当日を〈ドキドキしながら気を揉んで待つ〉よりもずっとたのしくすすめることができます。
たのしい教育研究所のいろいろな講座でたのしい教材を学び、それを研究授業に取り上げる、ということで利用している方達たちが何人もいます。
ただし〈指導案〉にまとめる作業で苦しむ方もいると思います。カウンセリングと同程度の費用(5000円/回:協賛金としてたのしい教育の普及に利用させていただきます)がかかりますが、その後は自分でまとめることもできる様になりますから、教師を続けていく中では価値ある出費だと思います。
いずれにしても、実力ある教師がゆっくり現場で育っています。
その教師が、笑顔で学ぶ子どもたちを育てていく。
そうやって沖縄が日本一活気に満ちた場所となる。
それは夢ではありません。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!