ガジュマルの話に反響がいろいろ届いています。「自宅にガジュマルがあって、かれこれ20年くらいはみているのですけど、毎年〈小さめの白い花〉が咲いていると思っていました。見間違いをしていたのですね」というたよりも届き、とてもおもしろいと思いました。
実際に近くの植物の花が重なって見えていた可能性だけでなく、頭の中で「花は咲くもの」と判断していたりと、いろいろな可能性がありますね。
それらの反響もあったので、沖縄市の市役所そばにあるガジュマルの実を、また写真におさめました。
前回より熟した実も見られます。
割ってみましょう。
柔らかいので爪でベロンと分かれます。
色や形で昆虫たちを呼びよせる必要がないので、とても地味ですけど、お米の1粒1粒の様にびっしりとならんだもの、それが〈花〉です。
もっと大きくしてみましょう。
ピョコンと飛び出ているのが〈めしべ〉で、その下にタネになる〈子房〉が繋がっていると予想しているのですけど、不思議なことに、具体的に説明された資料がぜんぜん出てこないので、はっきりしたことはまだわかりません。わかり次第、記述に手を入れたいと思います。
身近なものには不思議さがいっぱいです。その不思議さを味わいたいという思いは、たのしさを広げます。
みなさんも、周りの植物をじっくり眺めていろいろな予想を立ててたのしみませんか。
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