昨日の「たのしい教育研究所 大掃除大会」の合間に、いろいろな実験をたのしみました。
このサイトですでに書いた授業プラン「うくの? しずむの?」の研究の一つを紹介します。
最近のテーマは
「野菜や果物でしずむものとうくものの違いを的確に予想できるか」です。
大掃除大会にエントリーした方が旧盆のご馳走のおすそ分けということで「バナナ」を持ってきてくれました。
さてバナナは うくの? しずむの?
みなさんはどう思いますか?
この実験一つでバナナ全体を代表させてよいのか、という疑問を持つ方は
「スーパーで手に入れた普通のバナナでは?」と考えてみてください。
予想 ア うく
イ しずむ
ウ その他
どうしてそう予想しましたか?
周りの人たちにも質問して、お互いの思いを話し合ってみてください。
「大掃除大会」に参加した皆さんの意見は
・ぶら下がるようにして生るものは浮く
・ぎゅうぎゅうづめだからしずむ
・ぐちゃぐちゃに熟れきったら浮くけど、この普通の状態のバナナならしずむ
・皮が空気をふくんでいそうだから浮く
などなど議論がやみません。
ということで、実験してみることになりました。
———– 実験編 ———–
みんなで「3、2、1」と大きく声をそろえて、ちゃぽんとバナナを水面に落とすと・・・
プカリ・・・
浮いてくるではありませんか。
結果は「浮く」です。
しかし、ここで終わるのはもったいない。
皮をむくとどうなるか?
うくの? しずむの?
みなさんどう思いますか?
科学というのは、同じ条件をととのえてあげれば、誰がどこでいつやっても同じ結果が出るのです。
ご家族、友人たちとやってみませんか?
「大人がこんなのではたのしめないよ」というご意見の方。
そういう予想もあるかもしれませんが、たのしい教育研究所の実験によると、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんたちまで、どんどん予想を立てながらたのしんでくれますよ。
沖縄には世界に輝くOIST(大学院大学)があります。
素晴らしい施設・組織です。そこできっと沖縄の可能性が広がるとわくわくしています。
たのしい教育研究所は、たとえば台所で、たとえば勉強机の上で予想を立てながら実験できるものを中心に提供しています。
不思議かしもしれませんが、歴史に残る科学的な実験は、身近なもので確かめものも多いのです。わたしの大好きなガリレオも、原子論を提唱したエピクロスも、ごく身近なものから発想していったのです。
世界に誇る施設・組織のアプローチとたのしい教育研究所の様なアプローチと、両方がきっと沖縄の可能性を広げると思っています。
たのしい教育の最先端を走る
「たのしい教育研究所」です
沖縄の豊かな味のある魅力的な人材を育て
沖縄の本質的な学力を高める活動に
全力投球の日々です!