たのしい散歩というタイトルで軽く書き始めたのですが、好きが故に書くことがどんどん広がってしまい、項を分けて掲載させていただくことにしました。
さてタイトルに「たのしい散歩のすすめ」と書きましたが、「散歩」のことを「ウォーキング walking」という英語で表現する本や雑誌、記事を目にします。
辞書でも
散歩を Walk(ウォーク)と訳して、散歩すること、散歩に出かけることを go walking と書いたりしています。※出典はあえて示さずにおきます
「散歩」と「ウォーキング」という言葉について、みなさんはどういうイメージを持っているでしょう?
わたしの理解では、この2つはかなり異なります。
ウォーキングは、歩くことが主体です。
しかし散歩は、歩(あしどり)が散ると書きます。
あっちに行ったりこっちに行ったり、止まったり急いだり・・・
それが散歩です。
以前、アルフォンスという名のハスキー犬を飼っていたことがありました。
アルフォンスと歩くと、あっちでクンクンしたかと思うと、こっちの草むらに潜り込む、すくっと背伸びして突然走り出したり、止まったりetc.
まさに歩が散っていました。
散歩というのは、そういうものだと思っています。
そして私はウォーキングではなく「散歩」が大好きです。言葉も「歩みを散らす」という表現は悪くないと思っています。
この道は今まで歩いた事がないな、という様な道を歩くチャンスがあると、とても嬉しくなります。
会議などの合間に、その近くを歩く事もよくあります。
某日、南部で会議がありました。
1時間くらいの時間が空いたので、本屋さんに行こうと、近くのショッピングモールに向かいました。
夏休みのせいか、駐車場が満杯で、何とか停められたのは、建物と外と数歩くらいのスペースです。
降りてふと見ると、そばに小さな川が流れています。
散歩好きの私の心がゆすぶられ、本屋にはいかず、その川を歩く事にしました。
すると、そこに鳩と鶏の中間くらいの鳥がいたのです。
色は黒。
ヤンバルクイナ!
え、南部にですか?
ゆっくりと携帯のカメラを構えました。
つづく