⭐️New 〈たの研〉への寄付が税の優遇措置・控除の対象となります。ひとり親世帯など経済的に支援の必要な方達へたのしい教育を普及する活動に寄付していただける方、少ない額でも大歓迎いたします⇨https://tanokyo.com/archives/158358
⭐️New 手のりブーメランをたのしむ動画⇨https://www.youtube.com/watch?v=nR9LHbrci_s
⭐️ ゆーぬくだんごで島言葉・動画教材➡︎https://www.youtube.com/watch?v=cYA6QgwLZ0k
✨教育カウンセリング・論文ドクター 随時受付、リモートでのカウンセリングも可能です
⭕️企業研修、団体研修、校内研修についても気軽にお問い合わせください

[自由研究]アリ退治に効く商品は?(スーパーなどで入手できる製品)/予想チャレンジは簡単②

 予想チャレンジ、それはつまり自由研究。そして自由研究こそが本物の研究です。これをやりなさい、あれをやりなさい、ということで調べたりすることは練習にはなっても、本物とは言えないのです。
 さて前回からの続きで、わたしが最近予想チャレンジした一つを紹介しましょう。

 ある日洗面台にアリが歩き回っているのが目立ち始めました。ごく普通のイエヒメアリです。

 自宅に二種類のアリ駆除の薬剤がありました。この比較実験です。

 ただし、今回の我が家の実験だけで〈この製品が効く〉と判断するわけにはいきません。我が家ではこれが効いたという結果です。

 アリ駆除の薬剤は〈コンバット〉と、

アリの巣コロリです。

 

 この二つを同時に置いて、どれに多くアリが集まるかを調べても、それが効いたかどうか判断することはできません。

 まず〈コンバット〉で駆除できる、と予想して、それを置いみました。
 パッケージを見ると有効成分はフィプロニルとあります。
 中の一個ではなく、パッケージに入っている個数全部セットしました。
 コンバットは六個入っています。
 これでアリが来なくなったら実験終了で「コンバットはアリ駆除に効果てきめん!」となります。

 コンバットを置いて三日目。

 アリの数は減りません・・・

 

 次は〈アリの巣コロリ〉です。
 有効成分はヒドラメチルノン(アミジノヒドラゾン系)。
「コンバットは効かなくても〈アリの巣コロリ〉は効くだろう」強引にそう予想を立てて、洗面所に置いてみました。
 アリの巣コロリは二個セットです。

 どうなったでしょう?

 

実験結果

 三日後

  アリは全く減りません。

 

困った。

 

 スーパーに行くと、別な製品が売られていました。
〈ウルトラ巣のアリ〉です。一個一個は小さくて、全部で10個入っています。
 有効成分はフィプロニルとホウ酸、その他です。

 

洗面台に置いてみました。
これも効かなかったら、スーパーにあるものでは無理だということになるでしょう。
さてどうなったか・・・

 

    三日後

 いいえ、1日でアリの姿が見えなくなりました。

 みごと〈一本〉です。

 次何かあれば、我が家、もしくは研究所ではこの製品を買うことになります。

 単純で、誰でもやる行為だと思うかもしれません。

 しかし〈予想チャレンジ〉の手法で整えた実験ですから結果が明らかです。

 「とりあえず置いてみた」ではなく〈これが効く〉とはっきりと予想を立てる。もちろん〈これは効かない〉でもよいのです。ものごとはまずそこからスタートです。
 するとはっきり結果が見えて来ます。

 三日間という日数を区切ったのは特に大きな意味はありません。
 三日でアリが減って来ていたら、もっと伸ばして様子を見ることになったでしょう。

 それにしても、効くと思っていたアリ駆除の製品が二つとも、我が家の洗面台に現れたアリたちに全く効果が出なかったというのは驚きました。
 それから、効果が現れた製品の有効成分の中に〈ホウ酸〉とあるのにも驚きました。ゴキブリを駆除するときに〈ホウ酸団子〉というのを作ることがあります。アリにも効くのだというのは意外なことでした。それをいかにアリの巣まで運んでもらうかが勝負なのですね。

 〈予想チャレンジ 〉って簡単だと感じていただけたら嬉しいです。
 気軽な簡単な予想で実験する、それでいいのですよ。
 そういう中で、いつかきっと、もっと広くいろいろな物事について予想チャレンジしてみたくなることも出てくるでしょう。

 予想チャレンジが本当の賢こさを育てることになります。
 みなさんの予想チャレンジで、何か結果が出たら、ぜひ研究所にも教えてくださいね。

 たのしく賢い笑顔を育てる〈たのしい教育研究所〉です! この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります!