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〈分からないことは分からない〉とはっきりさせることがとっても大切/たのしい教育の発想法

 大抵の人は分からないことを恥ずかしいと感じます、それはきっと学校システムが作り出した大きな負の教育だと思います。
 分からないことに対して集団の中で恥をかかされた、恥をかいた経験はほとんどの人にあると思います。でも、分かっていることより分からないことの方が多いのが当たり前で、一度教えられたことなら必ず覚えているっていうことなんて誰にもできません。
 たのしく賢くなっていくためには〈分からないこと〉を〈私は分からない〉とはっきりさせておくことがとても大事です。もちろん試験で合格するしないという場合でもそれが基本です。

 私いっきゅうが最近〈わからない〉とハッキリさせたのが「どうして砂や泥は海底で岩石になることができるのか」ということです。

 岩石に詳しい人たちに聞いても〈それは長い年月が関わるから〉という様な答えで納得できません。
 長い年月というのなら川の底でも岩石ができていくことになるはずなのに、あいかわらず教科書で教えているのは「砂岩・レキ岩・泥岩などは海底や湖の底でできる」ということです。
 長い年月が必要なら、我が家の地中でも砂や泥が石になっていけるんじゃないだろうか・・・、そういう疑問が湧いて来ます。

 そういう問題意識を持って機会あるごとに調べていくうちに、きっと「なるほどそういうことか」と分かったという瞬間に出会えるでしょう。
 その工程はとてもたのしいものに違いありません。

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