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たのしいドリルの基本構造/板倉聖宣が語ったこと

 最新のメルマガに載せた板倉聖宣の発想法についての反響が届いています、板倉聖宣が語ったことを少し紹介しましょう。
 家庭学習は基本的にドリル学習だという教師がたくさんいると思います。それを苦痛に感じる子ども達はたくさんいます。苦痛は感じなくても、それを喜んでやる子はとても少ないといのうが長い教師経験からの実感です。
 スポーツや武道にもドリルがあります。思った通りに自分の身体をバランスよく動かすドリルです。それはたのしくできても、国語や算数のドリルはたのしくできない、それはなぜでしょう。一方は身体の動きだからでしょうか? 違います。
 教師をはじめた頃、その答えを、この板倉聖宣の言葉の中に見ていました。

以下、最新メルマガ〈哲学発想法の章〉から

いっきゅう
〈たのしいドリル〉は知識の定着をはかるための重要なテーマです、私が教師をはじめた頃の〈月刊たのしい授業1985年5月号〉にすでに取り上げられています。今回はその中で板倉聖宣が「たのしい授業とドリルの構造」と題して語った中から抜粋して紹介しましょう。授業だけでなく家庭学習とも関わる大切なことを語ってくれています。

たのしい教育の見方・考え方
やった成果があがるドリルを!
板倉聖宣1985年5月

 一般に、訓練とかドリルというものは、自分の努力の成果が目に見えるようになれば楽しくなります。
 だから成果が見えるような形でドリルをする。
 成果があがらないような形でドリルをすることは、とてもくだらないことです。成果が見えるようにドリルするんです。
 テストというものは、自分がドリルしたところの結果が見えるから楽しいんです。ところがドリルしないでテストばかりすると、これはキツイ。
 全然進歩しないということがわかるのですから、全然楽しくない。
 だから結果が上がるようにドリルしなければいけないのです。

 私が基本的に宿題に反対なのはそのためです。
 宿題というのはドリルとか訓練とかが中心になりますが、宿題する条件のある家の子どもと、そういうものがない子どもがいます。
 先生が宿題を出しても、ある子どもたちはその宿題をやらない。そこでテストでもできなくてイヤになるわけです。

 子どものなかにはドリルのやり方や勉強の仕方がわからなくて成果の上がらない子どももいます。だから、少なくとも時々は学校で教師の指導のもとでドリルや覚える練習をするとよいと思うのです。

 ドリルの仕方がおそろしくへタだと、テストするたびにできないわけですから全然楽しくありません。しかも学校ではそれが競争的に行われるのでますますいやになるわけです。
 小学校へあがるかあがらないぐらいの子どもは、他人と競争するのでなしに「1週間前の自分、半年前の自分よりもずっと字が読めるようになった、字が書けるようになった」といったことを楽しんでいます、だから楽しいのです。
 だから、テストの前には、その前にドリルのやり方を教師が教えてやるといいと思います。

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