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どうして水の力だとわかるのか/たのしい理科

 数回前の〈どうしてこれが水の力だと判断していいのでしょう?〉という記事に何人かの方たちから「そういえばそうだ」という新鮮な驚きのたよりが届いています。

 少したどると・・・

 この崖崩れが、ユンボでけずったり、人間がスコップで掘ったり、大きな動物がこういう穴をあけたりしたのではなく、雨の力、水の力でこうなったと判断してよいのか、という問題です。

 大雨の後こうなったからというかもしれませんけど、ずっと見ていたわけではないので、いや〈工事で崩したのではないか〉と強引に考えてみるのもありですね。その予想をどうやって否定できるのでしょう。

 下まで続いているからでしょうか?

 人間がやったらこんなに下まで土は流れていかないとか?

 そうでしょうか、何人かで時間をかければ、できないことではないでしょう。

 雨の水が土を崩していく時には一定の通り道を作り出して流れていくからです。引力に従って、その土地の高いところから低いところに、より低いルートを探して流れていくのです。わずか1mであっても低いところから高いところに土を持ち上げていくことはありません。

 それから2枚目の写真を見てください。

 流していった先の方であればあるほど細かい土になっていて、上の方は大きな塊の石たちがたくさんありますね。

 急勾配のところは大きな石もどんどん上からしたへと運びます、しかし流れがなだらかになると、大きな石を動かす力は弱まって、水に溶け込んだ小さな粒を前に流していくのがやっとになります。

 それも水が運んだ大きな証拠の一つです。

 理科の教科書で機械的に覚えてしまうと、今回の様に「ではどうしてユンボでないと言えるのでしょうか?」という問いに答えきれない人も多くなります。それで、前の記事への反響がいろいろ届いたのだと思います。

 みなさんの周りの子どもたちにも、こういう話をしてあげてくださいね。

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