以前、小学校六年生のこども達を〈たの研〉で教えたことがありました、6年前のこと、保護者の皆さんの熱意に打たれて「学び方コース」をプログラムしました。
確か6人のこどもたちが受講してくれたと思います。
数日前に、名古屋の大学に合格したAさん親子がたの研に来てくれました。県外の高校に進学して今度県内の大学を受験して合格したBくんの家族の方からもお礼の連絡が入りました、大学合格の時に小学校で数ヶ月学んだ〈たの研〉のことを忘れずに連絡をしてきてくれることだけでも、とても嬉しいことです。
先日、そのうちの二人から「大学に合格しました、いっきゅう先生に会いたいです」という連絡が入り、時間を調整して第三研究所で再会しました。
やってきた二人は、あの頃と同じいい顔をしていました。
一人は大好きなコンピュータープログラムのプロを目指して電機大に進学したとのこと、一人は東京大学の中でも倍率の高いところを突破しました、もちろん二人とも現役で合格しています。
中学受験や小学校のまとめをしたいということで〈4ヶ月ほど〉私の授業を受けたとのこと、〈てこはスゴイぞ〉とか〈三角形の内角の和が180°だっていうのを簡単に信じていいのかキミたちは〉とか、いろいろなものを学ばせてもらいましたと話していました。
たくさん語って、大学でも予想を立てて実験しながらたのしく学んでねと伝えると力強く「はい」返事を返してくれました。
「どうして6年の前に数ヶ月お世話になったたの研にお礼に足を運びたくなったの? 君たちの夢を切り開くために、たのしい教育研究所は何ができたのだろう? 」
そう問いかけると、二人ともしばらく真剣な顔をして考えてあと
「たのしく学ぶことができるということです」
「数えられないくらいです」
と答えてくれました。
嬉しい言葉です。それを近くで聞いていたA先生は、目を潤ませていました。
「大学でも予想をたてて学ぶことだよ、それが間違っていてもたくさんのことを学ぶことができるから」そういうと「もちろんです」という顔をしてうなづいてくれました。
私がその日まとめたたのしい教育プランがあって、理科の先生たちに授業したのですけど、この子たちにもやってみました、「菜の花から広がる世界」です。
連れてきてくれたお父さんも一緒にたっぷり予想を立ててたのしんでくれました。さっき答えてくれた様に、予想の間違いも苦にならない様子でした。
わたしは「このプランはコンピュータの最先端を学ぶ人や、日本で最も難しい大学だと言われているところに進む人にとっても、初めは間違いつつ、そのうちに正しい予想ができる様になるプランなのだな」と手応えを感じていました。
いっぱい語り、また会う約束をして、3人でガッツポーズ。
帰る前に、二人が書いてくれた、たのしい教育研究所の評価・感想を、夜読みました・・・一つだけで胸がいっぱいになりました。
比べるものではないかもしれないけれど、中学高校で過ごした日々より一番密度の濃い4ヶ月でした。
学校より高いレベルの勉強や、中学高校でも出てこない様な勉強ができたことで、自分の興味のあることを自主的に学びに行く姿勢も学ぶことができました。
先生が「学ぶことはたのしいけれど楽とは違うんだよ」といった言葉を今でも覚えています。大学でもたのしく学んでいきたいです。あの時もらった〈つみきパズル〉、今でも大事にもっています。
たの研の信頼する盟友のいらはさんと「こども未来塾」をやりたいねと話してからもう何年も経ちました。
そろそろまた小学生や中学生を教える準備をするのもいいかもしれません、そういう気持ちになっている嬉しい日々です。
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