今日も自由研究の参考になる絵本を紹介します。
『おちばのしたをのぞいてみたら』 皆越ようせい (ポプラ社)
先日、男の子が「ダンゴムシ~」といってもって来ました。
でも、よく見ると「ワラジムシ」です。
パッと見ると、確かにダンゴムシのように見えますね。
そこでこの本を見せました。
表紙を開くと、落ち葉が一面に広がっています。
秋の景色です。
落ち葉の上を歩いたら気持ちよさそう・・・と
思いながらページをめくると、
迫力があるダンゴムシが見開きで大きく写っています。
そして、落ち葉の下には虫がいっぱい。
いろいろな虫たちが写真で紹介されています。
すぐ、「ダンゴムシじゃないよ、ワラジムシ」と、写真と説明がありました。
きっとダンゴムシと間違う人が他にもいるんでしょうね。
読み語りをしたら、虫の嫌いな子も最初は「え~~」と言いながら見ていましたが、
だんだんかわいい虫たちや、きれいな色の虫たちに身を乗り出して見ていました。
「マルトビムシ」はかわいいし、もじゃもじゃせなかの「アヤトビムシ」は
思わず笑ってしまうし、「ミツマタカギカニムシ」はサソリに似ているし・・・、
落ち葉の下は、ちいさなちいさな生き物たちがたくさんくらしているんですね。
こんなに小さいのにしっかりした体の形をしているんですね。
生き物ってたくましくてすごいです。
この本にもミミズの卵が出てきますが、
同じ著者(皆越ようせいさん)の本に『ミミズのふしぎ』(ポプラ社)というのがありますが、
その本もビックリすることがいっぱいでとてもよかったです。
どちらもおすすめです。
本を紹介した子どもたちもあちこちックリ返していろいろ探しているようです。
この季節、私も落ち葉の下を覗いてみたくなりました。( by hina )