「たのしく賢く」をテーマに小学校で授業を依頼されているので、下見と打ち合わせを兼ねて、研究所のメンバーとでかけていきました。
研究所とやりとりをしてくれている教頭先生は、古くから知っていて、たのしい教育を自らも実践している方です。今朝も一時間目に、わたしがつくった「たのしい国語プラン〈国語辞典をたのしもう〉」の授業を3年生でしてきたよ、という話をしてくれました。
くゆとりと実力とを備えた教頭先生です。
校長室から出迎えてくれた方を見てびっくり、以前同じ学校でお世話になった方でした。
女性の管理職としてかなりお世話になった方です。
10年前とまったく変わらない姿に、しばらく時が止まった感じでした。
管理職お二人が知り合いというのもめずらしいことで、下見、打ち合わせをおいて、話に花がさきました。校長先生(その頃は教頭先生)が、その頃のエピソードをいろいろ話してくれて、
「きゆな先生が、運動会の時に、ロボットの様な服を着て走って、みんなをびっくりさせてたのよ」
と笑いながら語り、同席していた方たちがみんな驚いていました。
速いチームが勝つというのがリレー競走で、その頃の小学校の保護者の方たちは、すごくグレードの高いメンバーが揃っていました。お母さんたちも鍛えている方が多いのです。
私が職員に提案して、その年から職員メンバーは仮装でも良い、ということになりました。
その時以来、いろいろなバリエーションが出てきたのですけど、最初のその年、わたしがロボット状態で走ったのです。
色とか顔の部分は違いますけど、全体としてはこんなイメージです。
どの地区、どのチームがもっとも速いのかを期待してみている観客は、こういう人が立っていても、まさか走るとは思っていないようでした。
さて、いよいよリレーが始まりました。
バトンを受け取るのも一苦労でしたけど、走るのも一苦労。
ヘルメットと顔面を覆う硬質プラスチックがカクカクいってたいへん。
ところが、観客が大いに盛り上がりました。
先生達も一位をとるのは諦めていて、もりあがっていました。
もっとも喜んでくれたのが、おじいちゃん、おばあちゃんたちです。
終わったら体をぽんぽん叩きながら
「にーさん、どこの人ねぇ〜(お兄さん、どこの誰?)」
とたくさんの人に問いかけられました。
運動会でPTAのリレーがある皆さん。
提案して、いろいろなコスチュームで走ってみてはいかがでしょう?
たのしさはテクニックではなく生き方です
「たのしく賢く」=たのかしプロジェクト展開中の
「たのしい教育研究所」です