美しいと感じるものを大切な人に贈る喜び

たのしい教育研究所(RIDE:ライド)には、おすそ分けでいっぱいの花が届いています。
RIDEのマスコット〈たのちゃん〉の笑顔も輝いて見えます。

 何かの記念に花を贈る習わしはいつの頃からあるのでしょう。

 私はどろどろしていて苦手なのですけど、源氏物語には詳しくないのですけど、帚木(ははきぎ)の巻に、光源氏が式部卿の姫に〈朝顔を贈ったという歌を・・・〉というところがあります。

式部卿の姫君に朝顔たてまつりたまひし歌などを、少しほほ歪めて語るも聞こゆ

 源氏物語は1000年前後に世に出た作品です、今から千年くらい前ですね。調べたことはありませんけど、大切な人に花を贈るという習わしは西洋の方がずっと早かったことでしょう。

 「美しい」と感じるものを大切な相手に贈る。

 なんて素晴らしい習慣でしょう。

 こういう花達をみていると〈私たち人間は相手の喜ぶことが大好きなんだ〉と思えて、さらに嬉しくなります。

 

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たのしく考えよう-たのしい算数

みなさん こんばんは みむらです!
今日から新学期ですね。

いっきゅう先生の最近のメルマガに板倉聖宣先生の話が載せられていました。

板倉

 新学期の大切な時期に〈この子は学力的に要注意、あの子は生徒指導上の問題がある〉というようなことに時間を使っていくのは残念なことである

 もちろん必要な情報は共有、整理していく必要があると思いますけど、さらに多くの時間と力を「出会った時、子ども達にどういうたのしい授業をしようか」とリストアップしておくことは、とても大切です。

 RIDEにはたのしい教育プログラムや簡単教材がたくさんあります、スーパーバイズも可能です、興味のある方はお問い合わせください。

 さて今回は、頭の体操になるおもしろい問題を紹介しましょう。小学校高学年から中学、高校生にたのしめる内容だと思います。もちろん私たち大人にも。
 チャレンジしてみませんか。

 8分をはかる砂時計と5分をはかる砂時計とがあります。この2つの砂時計を使って〈11分〉をはかるにはどうしたらよいでしょうか!! 目標時間3分です。

 ※ちなみに私みむらは3分以上かかってしまいました(・・

 

解答!

 いっきゅう先生はよく「学校では計算力が高い子が頭がいいと言われがちだけど、実は図形的に考える力がある人の方が力が高いんだよ」と言っています。
 この問題も立体図形的なものだという気がします。いっきゅう先生はこんな具合に説明してくれました。

考え方)11分はかるわけですから〈8分→3分〉とすすめば合計11分ですね。8分は時計がありますけど3分時計はありません。
3分をはかるのは5分時計と8分時計を工夫するとなんとかなりそうですよ。あえて計算で説明するとしたら〈8-5=3〉です、3分時計がつくれますよ。

1)両方の時計を一緒にひっくり返して(スタートさせて)、5分時計の砂がなくなったら、その5分時計だけをすぐにひっくり返します。すると8分時計が落ちた時、5分時計の下側には〈3分の量の砂〉が落ちていることになります(お~、この3分の量ではかればよいのだ)

2)すぐに5分時計をひっくり返すと3分はかることができます、8分+3分で合計11分になります

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何だこれは?/年度末はパソコンのデータの整理整頓から

 年度末の忙しさの中、いろいろな電子データの整理整頓も進んでいます。
 そんな中、「何だこれは?」と手を止めて拡大表示した画像があります、これです。

 ビニール手袋に緑色の液体がいっぱいつまってふくらんでいます。

 さくら先生が、使い終えて捨てられるビニール手袋に布を入れて〈染めもの実験〉として使った時のものでした。

「なるほどね」とみんな関心。

 たのしい教育研究所(RIDE)のごく普通の日々で、周りにはいろいろな染めもの素材が並んでいたので、私も特に気にならなかったのですけど、こうやって写真を見るとびっくりします。

「この中でスライムを作って、プニュプニュしていると、どういう感触なんだろう?」そんなことも考えはじめています。

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板倉聖宣(初代 仮説実験授業研究会代表)の発想法「出会いの授業」/月刊「たのしい授業」創刊1号(1983)にあった言葉

 学校現場は四月からだれが何年生の担任をするかということで校務分掌の賑わいの中です。私の処にも相談が来ています。
 そういう中、最新の〈たのしい教育メールマガジン〉で紹介した板倉聖宣/初代 仮説実験授業研究会代表の発想法に「この時期に読んでいてよかったです」という感謝の便りが届きました。

 月刊たのしい授業の創刊1号(1983年)で師の板倉聖宣が語った言葉です。

 私の教師〈-1年〉の頃で、実際、その発想法で、退職するまでたのしく教師を続けることができました。

 キーになる言葉を抜粋して紹介しましょう。

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板倉聖宣の発想法
出会いの授業からたのしく
月刊「たのしい授業」創刊第1号(1983年)仮説社
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(板倉)
 普通は「力量のある人は最初から変わったことをやってもいいけど、力量のとぼしい人はおとなしくやれ」って言われちゃう。
 でもたいていの人は、その先生なりの魅力を子どもたちに認めてもらえるような楽しい授業を、できるだけ早くやった方がいいと思うんだなぁ。
 先生の魅力を早く認めてもらうことと同時に、一人ひとりの子どもの魅力的な面を早く見られるようにすることね。

 「いずれ子どもの姿が見えてくる」なんていうのも、そりゃそうだろうけど、まず最初に、その子のもっとも魅力的な面が先生の印象に残るようにすべきだろうね。

 その後の授業や学級経営において、先生が「すばらしい子どもたちだなぁ」という先入観をもっているということは、すごく大切だと思います。
 先生の意欲ともつながってくる。
 最初にテストしたりして「誰ができないか」とか「こいつはワルだ」なんて調ベちゃうのは、本当に不幸な出会いだね。

 若い先生たちに、こういう話をしてあげられる、力ある先生たちが増えてくると、学校現場の様子も明るく変わってくる可能性があるんだけどな。

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