今週のたのしい出前児童館(こども未来キャラバン)の日時会場

保護者の方から「こどもだけでも参加できますか」という問い合わせが届いたり「この教材使えませんか」など、直接の嬉しいコンタクトがいろいろ届いています。

もちろん子どもだけで参加できます。
教材については提供していただいたものを含めて、学校の先生たちを中心としたプログラム作成ミーティングで検討し、実際にこどもたちに実施してもらい、安全性やたのしさ度などいろいろな面から検討して後に、こども未来キャラバンで実施することになります。

さて、問合せの一つ、今週のこども未来キャラバン〈出前児童館〉の日程をお知らせいたします。

 集まった人数によって「ゲーム」や「読み語り」などを加えていくことになるので、その場所それぞれの楽しみ方があるので、どの場所でも実施する〈ものづくり体験メインメニュー〉を紹介します。
 今週は三回のキャラバンがあります!

12月8日(水)越来公民館(沖縄市)
12月9日 (木) 池原公民(沖縄市)
4:00~6:00 ※暗くなる前には終了

よくとぶ紙ひこうき

 紙飛行機づくり名人のマッキー先生が丁寧に作りかたを指導してくれます!
 自分でいろいろ調整して飛び方を調整して、目指したところに飛ぶかゲーム的にたのしめます。

 

12月10日(金)宮里公民館(沖縄市)4:00~6:00 ※暗くなる前には終了

大人気「スイスイちゃん」

 どこでも「面白い、かわいい~」という声が飛び交う人気教材です

 今の所、来てくれたこどもたち・親子は全員受け入れているのですけど、たまに想定以上の人数の参加者となり〈ここまでで受付終了にした方がよいかもしれない〉と考える時も出て来ています。
 感染症、安全性その他総合的に判断して、終了時間に近い段階で来てくれた皆さんには、そういうことがあるかもしれません。もしも今後そういうことが起こった場合には申し訳ありませんがご理解ください。

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どうして本は子ども達を惹きつけるのか?

 こども未来キャラバンの一環で、いろいろなところでたのしい教育を実施しています。

 これは先日の様子です。この後ろの方では〈紙ひこうき〉のスペシャリストマッキー先生が「よくとぶ紙ひこうきづくり」でたのしんでくれています、それはまたいずれ別の機会に。

 私いっきゅうは活字中毒を自称していたほど、本が大好きでした。

 絵本も大好きで、教師として給料を手にした頃からは、子どもの頃よりずっとたくさん絵本を手に入れていました。

 どの本にもそういう力があるとはいえ絵本は別格です、スッとその世界に連れて行ってくれるからです。

 今でも時々この絵本を開いて、かいじゅうたちのいる島にいくことがあります。

 どきどきする世界にもスッと連れていってくれます。

 何度読んでもその度に涙が流れてくる絵本もあります。

 元気一杯で部活などで身体活動中心の子ども達もいます。
 ゆとりがなく忙しい日々をおくっている子ども達もいます。
 つらい日々の中にいる子ども達もいます。
 そういう子ども達に〈こども未来きゃらばん〉で絵本の世界をたくさん届けてあげたいと思っています。

 たの研の読み語り担当ミエ先生は、読み語り指導をするほどのスペシャリストです。近くで実施されるときにはぜひご参加ください。興味ある方は事前に場所や日時をお問い合わせください。

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予想は理科の専売特許ではありません、料理も小説も釣りも旅行も、そして人間関係も予想が決定的に重要です/たのしい教育の発想・板倉聖宣

 今回は最新のメールマガジンで反響が大きかった章の中を少し構成をかえて紹介しましょう、久しぶりの〈予想論〉です。

いっきゅう

 予想は理科の専売特許ではありません、料理も小説も釣りも旅行も、そして人間関係も予想が決定的に重要です。

 学校でも家庭でも職場でも、こういう発想がもっと広がっていくとよいと思います、まずみなさんからいろいろな機会に実践してみませんか。

 これは私に予想の重要さを教えてくれた師 板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表当時)の直筆で、仮説実験授業研究会ニュースに掲載されたものです。

「予想するとやっぱりたのしくなる」というまとめかたはさすがです!

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将来〈不登校〉〈ひきこもり〉〈暴力的な子〉にしないために大人ができること

 最近のSV(スーパーヴィジョン)の中から少し紹介します、詳しくは有料メルマガに綴りたいと思います。いつもの様に個人が特定できない様に脚色しています。

 あるお母さんから

 中学一年の息子が担任の先生とぶつかって不登校となり、学年のほとんど休んでしまっている。

 それを見ている小学校中学年の下の子が「お兄ちゃんはいいなぁ、自分も休みたいのに」と声にすることがある。将来的に下の子も不登校にならないか心配です。

という相談がありました。

 そういう時にスーパーバイズすることについて軽く書かせていただきます。

 私が教師をしていた頃から立てていた仮説があります。

 それは経験を追うごとに確かに思えてきました。

 そしてカウンセリング・SVの数が増えていく中、臨床的にも確かだとかんがえる様になりました。

 私が大学などの研究者なら、それをまとめて本にしたいところです。

 シンプルな仮説です。

きゆなの〈不登校仮説〉

 自分の不満や不快なこと、自分で解決できそうにないことを〈言葉で伝える〉ことができる子は、不登校や暴力行為、ひきこもりなどに陥る可能性がとても少なくなる

 もちろん〈不登校〉や〈ひきこもり〉をする子がいけないということでは全くありませんし、この不登校仮説にある様に〈とても少なくなる〉という「相対的」な仮説です。

 ほとんどの子ども達が、なんとなく不登校になるわけではなく、突然不登校になるわけでもありません、もちろん脈絡なく人をなぐることもありません。
 その子なりの限界を超えるあたりまで我慢して、そのリミッター(限界範囲)を超えた時にたとえば〈不登校〉という方法をとったり、〈ひきこもり〉を選んだり、ある子は〈暴力〉という方法で訴えたりするわけです。

 どちらに共通するものが「非言語的手段である」ということです。

 がまんできないくらいがまんくするのではなく、「自分では解決できそうにない」という困難や課題を、近くにいる大人に〈ことば〉によって相談できると、不登校やひきこもり、暴力ではない方法をとることができることも多いのです。

 相談というのは大人にとっても難しいことです。子どもが勝手に相談してくるまで待つのではなく、小さな頃から「少しくらいの困難は自分で解決できるといいね。でも、これは難しいなと思ったら遠慮しないで相談してね」という様に、あるいは週一回、二週に一回くらいのファミリーミーティングなどで「何か困って自分では解決が難しいことありませんか」という様に、みんなで出し合っていると、それを見ている子ども達も「あ~なるほど、こういうことは相談していいんだ。こういう感じで気軽に相談していいんだ」と感じてくれるでしょう。

 他にもいろいろな工夫で、行為や表情による訴えではなく言葉による訴えが起こりやすい状況をつくることがとても大切だと思います。

 似た様な事例で不安を抱えている方はSVをご要望ください。

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