参加無料/出前児童館12月は〈たのしい折染め〉12月16日~20日です/たのしいブレイン・ミーティングの様子をご覧ください

 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )は毎月一週間、地域の公民館などに出向いて〈出前児童館〉を実施しています。今月は12/16~20日です。誰でも無料で参加できます、遠くの方はお問い合わせください。今回はいよいよ〈折染め〉を実施します。RIDEの折染め講座は大人気で、遠く福岡から学びに来る人たちもいるほどです。

 これはスタッフと学校の先生たちも含めたブレインミーティングの様子、染められた実物もたくさん並んでいます。

 RIDEでは毎回こういう会議を開催します。その中で新しい工夫、改善だけでなく、たくさんの個性あふれる子ども達の動きの様子を予測してもらって、安全面などでもスーパーバイズしてもらうことができます。

 2~3才の小さな子たちが来ることもあるので、実際に子どもたちに試してもらいなが工夫できるアイディアを試していきます。

 折染めの染料も、万が一、口に入れても大丈夫なものに変えてみました。

 これは手に折染めの色がうつらない様にクリームなどでその効果を試しているところです。

 複数の子ども達が試してくれています。

 たのしい教育研究所は実際の授業だけでなく、ブレイン・ミーティングからたのしさに包まれています。

「学校の先生たちにもっとゆとりができてきて、教材研究もこういうカンジでできるといいのだけど・・・」
 招聘した先生たちからも、こういう声が上がります。
 本当にそうだと思います。

 たのしい教育研究所の活動を着実に広げていきたいと思います、みなさんの応援、よろしくお願いします。

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学校で子ども達が〈もっと学びたい・やめられない〉と感じる教育を提供しよう/たのしい教育が突破する

 RIDE(ライド:たのしい教育研究所)に来る先生からの相談でこういう話をしたことがあります。
 たのしい教育、つまり〈子ども達が先生もっとこれ勉強したい・やめられない〉という教育をすすめていくなら学校は子ども達にとっても教師にとっても魅力ある素晴らしいところになるけれど、〈テストの点数を高める〉〈絵が上手くかけるようにする〉〈何でも食べることができるようにする〉etc.何かの訓練校であるかの様になっていくと、苦しいものになるでしょう。

 訓練校、例えば車の運転免許が欲しいということで自動車学校に通う人たちには、その目的がハッキリしてしています。料理学校もそうですし、職業訓練校もそうです。
 しかし例えば小学校に通うほとんどの子ども達にはそういうことはありません。そこでいつの間にか全体目標が設定されて、その方向に頑張らなくてはいけないという様に拍車をかけられる。それに乗っていける子どももいます、優等生はそうです。ところがそれに乗れない子どもたちもいます。言葉では教師に負けてしまいますが、賢い身体と丈夫な頭はそれに乗ることができないのです。関係がこじれていくと、前に書いた様に〈学級崩壊〉の流れも生むでしょう。

 学校というのは、子ども達が「先生これいいね、もっと勉強したい」というものをどんどん提供していくところであって、「あなた達はこれをやることになっているのです、従ってこれこれこれを達成してもらいます」というところではありません。

 法律論で語りたい方向けには「教育は人格の完成を目指す(教育基本法)もの」であって「これこれを達成する様に」というハードルを設定するされるところではない、ということです。

 それでも指導要領に〈これこれを教える様にと書いてある〉と思う先生もいると思います、しかし指導要領は法律ではありません。法律の下、〈人格の完成を目指すために学校では何をするの?〉という時に〈学校ではこういうものを取り上げてください〉ということを文科省の省令として書いているのです、省令は法律ではありません。状況によって変化していくものです。

 人格の完成とは何か?
 人格を英語の〈パーソナリティー〉とイメージするとわかりよくなるかもしれません。
 子ども達一人ひとりのパーソナリティー、その子一人ひとりが自分らしく豊かに生きていくために教育がある。

 としたら「先生、こういう勉強をもっとしたい」という内容を提供できるところが学校でなくてはならないでしょう。

 少なくとも〈子ども達が無力感、無能感を感じるところ〉が学校であってはならないということを教師一人ひとりがしっかり考えていく必要があります。

「君たちはかけ算九九ができる様に!」ではなく「ねぇねぇ、かけ算九九ってすごいんだよ~」というのが学校なのです。できない子が無能感を感じるのではなく、今はちゃんと覚えられなくても、のちのち覚えていると便利だな、と感じてくれるのが本来の教育なのです。

 現実の学校は〈あれをやらなくては、これをやらなくては〉に満ちていて、そういう本質的なものに立ち返るゆとりすらなくしてしまっているかもしれません。
また教師が、あれをやりなさい、これをやりなさいという圧力に立ち向かうのは簡単ではありません。
 しかしできることがあります。
 たのしい教育、子ども達がもっと学びたいと感じ、賢くなっていく教育方法を学び、子ども達に少しずつ提供していくことです。はじめの一歩が肝心です。それは難しいことではありません。

 例えば〈週に一回はたのしい教育〉という目標を立てるところからはじめてみてはどうでしょう。

 たのしい教育研究所は、子ども達が「もっと学びたい」と思ってくれる教材を提供しています。12月29日には、その本格的な講座を開催します。まだ募集は始まっていませんが、早くも申し込みの打診が来ています。興味のある方は、このサイトをチェックしていてくださいね。

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琉球おきなわの方言/「これだけは知っておきたい 琉球・沖縄のこと」から

 首里城の火災があってはじめて、首里城は沖縄県のものではなく〈国〉のものだと知ってびっくりしました、琉球・沖縄に住んでいながら知らないことがたくさんありますね。

 ところで最近、高校の先生が〈本務になるためにスーパーバイズしてもらいたい〉とRIDEに来てくれています。小学校に欲しい人物ですけど、どうしても高校社会というので私も高校の教員試験に合格するための方法を本気で考えています。

 私いっきゅうの思考はたいてい〈自分がそれを学ぶとしたら、自分が受験するとしたら〉という実践格闘技モードです、さっそくたくさんの本を仕入れて自分で解いています。中の一冊がおもしろくてついつい時間をとってしまっています。沖縄時事出版「これだけは知っておきたい 琉球・沖縄のこと〉沖縄歴史教育研究会 新城俊昭 、入門編としてすっきりしたおすすめの本です、格安ですし。

新訂版 これだけは知っておきたい琉球・沖縄のこと

 問題形式になっているのですけど、構成もしっかりしています。

 たとえば〈琉球方言〉のところなどよく知らない私は感心していました。
 大学の講義で聞いてはいるのに、つまらなくて記憶にはありませんでしたが、この本で頭に入りました。

 もちろん〈芋/いも〉は〈いむ〉ではなく〈うむ〉ですし、〈人/ひと〉は〈ひとぅ〉ではなく〈ちゅ〉という独自の単語があるので、「これでわかった」と思ってもすぐに限界を知ると思いますけど、入門的にはちょうどよいと思います。

〈ヌチドゥ 宝〉という言葉が琉歌から来たことや、〈チルダイ〉という言葉の意味など、子ども達と解いてみるとよいと思います。かといって、小学校低学年の子に〈尚寧〉や〈尚泰〉という選択肢のある問題を出すのではなく、クラスの子ども達の様子に応じて出してくださいね。

 

答え編
1.①船(fune) → (funi =フニ)
 ②雲(kumo) → (kumu =クム)
 ③酒(sake) → (saki =サキ)
 ④腰(kosi) → (kusi =クシ)
3 c. 尚泰
4 ・a. がっかりして何もする気力がないこと

 

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「科学では分からないところがある」 という論理ループのまやかし(前編)/メルマガ〈たのしい教育の発想法〉抜粋

 メルマガでマンガ〈Dr.STONE〉に出て来たセリフをとりあげて、前後編に分けて書いたところ、いろいろな反響が届いています。このサイトの読者の方たちにも、発想法に興味関心の高い方たちが多いので、前編のいくつかの部分を抜粋しておとどけします。子ども達が「この先生/うちの親って、他の人の言わないことを本気で伝えてくれる人なんだ」と感じて、信頼してもらえるきっかけにもなると思います。

 

 

 以前、この章で紹介した〈Dr.STONE〉のファンが周りでどんどん増えています。

 そのいくつか前に紹介した〈働く細胞〉もいろいろな方から「観ました」という便りが届いています。

 ある先生から「学校で子ども達にみせたいと思うのですけど、NHKなどの教育番組以外は学校で視聴し辛い雰囲気があります」という便りが届きました。

 管理職や周りの先生たちともめるのはおすすめではありません、〈和を以って貴しと為す〉がRIDEの方針です。

〈和を以って貴し〉というのは、相手に従うという意味ではありません。話をして解決するならよし、解決しない時でもバトルはおすすめしないということです。戦いは勝っても負けてもマイナスに溢れているからです。

 その時点で解決しないことはたくさんあります。

 初期の頃、板倉聖宣の「旗幟鮮明にして昼寝する」という発想を紹介したことがありました。

 周りと意見が違う。しかも反対すると首になるかもしれない、そんな時どうするか。
「そうですよね、私が間違っていて、皆さんが正しいです」というという自己否定ではなく、〈自分はこう思う、こう考えている〉という旗を明らかにする、それが旗幟鮮明にすることです。

 その場で一人二人ともめているゆとりはありません。その価値観を共有できる人たちをゆっくり広げていく、そういう長い闘い方に持ち込むのです。

 いつかまたこの章で紹介できると思います。

中略

板倉聖宣から教えられたこと

 師と仰いだ板倉聖宣から〈科学のすばらしさ、決定的重要性、そしてたのしさ〉を学びました。

 「真理に至る方法は科学しかない」そして、科学的に進めていくことでこそ社会は良くなっていくのだ、それをこれでもかこれでもかという様に教えてもらいました。

〈権力者はいろいろな方法で庶民をコントロールしようとする、それに対抗できるものは科学しかないのだ〉〈社会的なものも自然科学の手法で見方考え方をすすめていけるのだ〉と。

 たのしい教育研究所(RIDE)は板倉聖宣から学んだことを基本に活動を進めています。

 そうやって科学に全幅の信頼を寄せていると、人によっては「科学は万能である」という様に考えてしまうこあとがあります。

 しかし実際のところ〈科学〉には未だ分からないことがたくさんあります。

 遠い宇宙のことだけでなく、海の底の浅い地殻下にあるマントルについてさえ、その実態の研究が進み始めたくらいです。

「現代の人類は核の力を手に入れた」と表現されることがあります、しかし核分裂については再現できても核融合についてはまだ再現できていません。

 一つ解明すると、そこにはその何倍もの未知なものごとが広がります。科学の研究が進めば進むほど未知の領域が増えるという不思議なことが起こるのです。

 ここで、それを逆手にとった理論の組立をする人たちが出てきます。

 以前、RIDEを訪ねてきた某宗教団体の方も語っていたのですけど。

「科学で解明できないこともあるんです。天国もありますし、神様もいるんです。ちゃんと◯◯にそう書いているのです」

 似た理屈は超能力の存在を主張する人たちも使います、占い信者もUFO信者も使います。

 わたしが教師をしてしばらくした頃大ブームになった〈ノストラダムスの大予言〉もそうでした。「科学では分からないことがあるんです。不思議なことですけどノストラダムスの預言は的中してきたんです。1999年、地球に恐怖の大王が降ってくるんです」と。

 そのトリックについてはこれまでいろいろ書いて来たのですけど、簡単に触れると、〈抽象的なノストラダムスの言葉の羅列〉を、その後の人たちが都合よく〈あれはこういう意味だった、あの戦争はノストラダムスのこの言葉と合致する〉という様に拡大解釈して、最大の預言者と持ち上げてきたのです。そして「1999年に恐怖の大王が降って来る」と記されたノストラダムスの言葉通り地球は壊滅すると煽りました。それは原爆のことだ、いや大地震のことだ、いや本当に神が現れて天罰を下すのだ etc.

〈科学では分からないことがある〉→〈だから◯◯は存在する〉という論理ループ(循環)について、Dr.ストーンの主人公 石神 千空はこう語ります。

 

「科学ではわからないこともある」じゃねえ
わからねえことにルールを探す
そのクッソ地道な努力を
科学って呼んでるだけだ……!!

 

 見事な言葉です。

 

 私がドクター・ストーンを周りの人たちにすすめはじめたのは、こういう本格的なことを語ることのできるマンガだったからからです。

後略

 ここまでにしましょう。

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