たのしい教育研究所の芸術担当 小禄さんのところに〈学校の掲示物や教室の掲示物〉に関する相談がいくつも来ます。今回、ある先生からの相談で、一緒に作成した掲示物の下地が出来上がりました。
二人で話し合いながらデザインを構想し、一緒に作成をはじめ、出来上がったものが〈巨木の絵におりぞめの葉〉を重ねたデザインです。
6人がけのテーブルいっぱいに広がった大きな作品です。
一緒に作成していくので次第に〈掲示物・ポスター〉作成の腕も高まっていきます。
希望する方はお問い合わせください⇒こちら
たのしい教育研究所の芸術担当 小禄さんのところに〈学校の掲示物や教室の掲示物〉に関する相談がいくつも来ます。今回、ある先生からの相談で、一緒に作成した掲示物の下地が出来上がりました。
二人で話し合いながらデザインを構想し、一緒に作成をはじめ、出来上がったものが〈巨木の絵におりぞめの葉〉を重ねたデザインです。
6人がけのテーブルいっぱいに広がった大きな作品です。
一緒に作成していくので次第に〈掲示物・ポスター〉作成の腕も高まっていきます。
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前回書いた〈チョウの顔〉の反響がいくつもメールで届いています。今回は〈バッタの顔〉を見てみましょう。
これは私が近くの公園で写したバッタの幼虫です。落ちた葉っぱの上にのっています。
イナゴの幼虫でしょう。
え、バッタじゃないの?
と思う人がいるかもしれません。
イナゴもバッタも一見すると同じ様な姿かたちをしています。それもそのはず、同じ〈バッタ亜目〉と呼ばれていて、大きくみると同じグルーブの仲間なのです。
バッタはバッタ亜目 バッタ科
イナゴはバッタ亜目 イナゴ科
※「科」は生物分類学の学術的な言葉で、ラテン語で familia(ファミリア) 英語でfamily(ファミリー)といいます。ファミリーの方が子どもたちもイメージしやすいので、その言葉を並列して表記するようにしています⇨「バッタ ファミリー(科)」「イナゴ ファミリー(科)」というように。みなさんもぜひご利用ください。学んでいく時の言葉のイメージはとても大切です https://tanokyo.com/archives/155164
※
長野の有名な土産に〈イナゴの佃煮〉があります。
旅をした時味わって、それが美味しかったので、学校に土産として持っていったら、先生たちがパニックになってしまいました。
バッタとイナゴの違いについては自分でもいろいろ調べてみてください。
さてバッタの顔はどういう顔をしているでしょう?
正面に回ってみましょう。
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どうでしょうか。
前回のチョウと同じ様に、とても親しみやすい顔をしていると思いませんか?
みなさんもいろいろな昆虫たちの顔をのぞいてみませんか。そのうちに〈目が点〉に見える時と〈全体が黒くなった状態〉に見える時があることに気がつくかもしれません。それはいったいどうしてなのか?
こうやって興味関心のあることについて自由に研究をすすめる事が本物の研究です。ガリレオたちも〈これはおもしろい〉と思ったことを追求していったのです。
自由研究こそ本物の研究
それは確かなことです。みなさんも〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ ここをクリックすることで少しずつ広がります
チョウの顔を見たことがありますか? チョウは人が近づくと飛んでいくのでなかなかそういうチャンスはないかと思います。
ある日公園を散歩していると〈イシガケチョウ〉を見つけました。
羽の中ほどに大きく切り込みが入っている特徴的なチョウです。
幸いわたしの足元に飛んで来てくれたので、しばらくじっと様子を見ていました。
私が移動しても花の蜜を吸うのに精一杯で飛んでいく様子がないので正面から顔を写してみました。
さてどういう顔をしていると思いますか?
優しそうな顔、怒った顔、涼しそうな顔、笑える顔 etc.
こんな顔をしています。
わたしにはとても真面目そうな顔、驚いた様な顔に見えました。
他の昆虫はどんな顔をしているのでしょう。
ゆっくり動く昆虫たちの顔は観ることができても、バッタやトンボなどの顔はなかなかしっかりみるチャンスは無いかもしれません。
もしかするとおもしろい顔をしているかもしれませんよ。
興味のある人は自分で調べてみてください。みなさんも〈たのしい教育〉を一緒に広げましょう➡︎ ここをクリックすることで少しずつ広がります
科学とは〈予想を立てて確かめること〉です。その予想を立てる時に大切な〈ともし火〉となる原子論についてお話したいと思います。
みなさんはモノが燃えると重くなると思いますか、軽くなると思いますか、それとも重さは変わらないと思いますか?
しつもん:モノが燃えるとそのモノの重さは
予想 ア 重くなるイ 軽くなる
ウ 変わらない
エ その他
どうして、そう予想しましたか?
1697年 シュッタールというお医者さんが、ベッヒャーという科学者のアイディアを引き継いで「モノは〈そのものの灰〉と〈フロギストン(燃素)〉とがくっついてできていて、燃えると〈フロギストン〉が出ていき〈そのものの灰〉が残るのだ」という考えを打ち出しました。「フロギスント説」と呼ばれている〈仮説〉です。
燃えるとフロギストンが出て行くわけですから軽くなってしまうというわけです。

紙が燃えるとボロボロの灰になってしまい、少しの風でも飛んでいってしまいます。
木も完全に燃えるとお線香の灰のような状態になってしまいます。
たくさんの木々でおおわれていた山も火事になると、〈焼け野原〉という表現に見られるように、ほとんど何もない状態になってしまいます。
紙や木からフロギストンが出て行って軽くなったと考えたわけです。
たいていのことはフロギストン説で説明できたので、科学を研究していると人たちも、まだ誰も見たことのない〈フロギストン〉の存在は確かなものだと考えてきました。
それにしても、なかなかいいアイディアですよね。
ところが、いろいろ研究しているうちに、燃えると重くなっている物質があることが分かって来ました。
スズなどの金属が燃えると重くなってしまうのです。
これにはフロギストン説をよりどころとしていた科学者たちも困ってしまいました。
そしてある時
・フロギストンはマイナスの重さを持っているものがあって、それが出て行ったら重くなる
・フロギストンが出て行っところに空気が入り込んで重くなる
という様ないろいろな説を考え始めました。
しかしそれは科学とは言えません。〈解釈〉といって、次々出てくる実験事実を自分の都合のいいように説明しているのです。
科学は〈予想〉⇨〈実験〉の過程で真実を見つけてきたのであって、都合のよい様に解釈してきたのではありません。
〈燃える〉ことを科学的に明らかにしたのはラボアジェ(ラヴォアジェ)という人物です。

彼が〈燃える〉現象は〈酸素〉と激しく結びつく現象であることを科学的に証明したのです。興味のある人は図書館の百科事典や科学のコーナーで〈ラボアジェ(ラヴォアジェ)〉について調べてみるとよいですね。
木や紙などが燃えると、その物質の中にある〈炭素〉と〈酸素〉が結びついて〈二酸化炭素〉となり、それが空気中に出ていくのです。ちなみにわたしたちの周りの物質には炭素がとても多く含まれていて、そのグループを〈有機物〉という名前で呼んでいます。木も動物も油もプラスチックも砂糖もアルコールもロウソクもプロパンガスも紙も有機物です。私たちが食べるものがあったら、それはほとんど有機物だと思ってまちがいありません。
有機物が燃える現象を原子分子の目でみるとこうです。
有機物の中の〈炭素〉が

空気中の〈酸素〉と結びついて

〈二酸化炭素〉となって飛び出て行く

有機物の中の炭素が酸素と結びつき、二酸化炭素となって飛び出て行くので軽くなるのです。
金属などは有機物ではありません。
金属が燃えると、酸素が何かと結びついて飛び出ていくのではなく、金属と結合します。そこで酸素が結合した分、重くなるのです。
20世紀の偉大な科学者であるリチャード・ファインマンはこう語っています。
「もし世界規模の大変動が起きて科学的知識の全てが破壊されたとき、もしあなたが次世代にたった一文だけを伝えることができたとしたら、少ない言葉であなたはどんな重要な情報を伝えますか?」と質問されたことがあります。ファインマンは「全てのものが原子で構成されていると仮定する『原子論』を伝えます」
現代の科学は全てこの原子論の考え方を基にしています。医学も宇宙科学も生物学も植物学も全てです。
原子論と相反するものは間違っていると考えてかまいません。
みなさんも〈原子・分子〉の見方・考え方に興味を持っていただけたら幸いです。 たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!
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