原子の周期律表が世界の謎を解くキーになる

 もの皆全て〈原子〉でできています。つまりこの宇宙にある全てのものは、わずか100種類と少しの原子の組み合わせなのです。その原子の種類をいろいろな性質が読み取れる様に配列したのが〈周期律表-周期表〉です。これは〈世界一美しい元素周期表〉という名の周期表を使って、先生たちに説明しているところです。 小学校の理科で学ぶ重要な単元、「植物の成長と光合成」や「動物の消化・呼吸」といった現象を〈酸素 O2〉と〈窒素C〉〈二酸化炭素 CO2〉そして〈水 H2O〉の動きで説明してみました。その説明に「世界の謎が解けた」かの様に感動した先生が、うれしい感想評価を伝えてくれました。他の方達からの嬉しいメールも届いています。

 こうやって、たのしく賢い先生たちがどんどん増えていくことに、とてもわくわくします。
 沖縄が日本一のたのしく賢い教育県となる日も、そんなに遠いことではありません。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

イエナプランとプロジェクト・メソッド、そして絵本「イエペはぼうしがだいすき」

 教員採用試験でよく問われる問題の一つに「プロジェクト・メソッド」「イエナプラン」など、これまで提唱されてきた〈教育方法〉に関するものがあります。内容を詳しく把握していなくては解けないものではなく、概略と名称、提唱した人物をある程度覚えておけばなんとかなるのですけど、提唱された教育方法は、かなり改革的なものばかりです。最近取り上げた試験問題に、その一つ〈イエナプラン〉が出ていました。
 概略的にまとめると…

 イエナプランはドイツのイエナ大学の教授、ペーター・ペーターゼンが、開発した教育方法です。
 子どもたちを異年齢で構成される〈ファミリー・グループ(根幹グループ)〉でクラスを編成し、〈会話〉〈遊び〉〈仕事(学習)〉〈催し〉という4つの基本活動を循環的に行います。
 担任は前にたって授業をせず〈フォロワー(支える立場)〉としての授業スタイルなので、〈グループ・リーダー〉と呼ばれます。
 本来的に〈
インクルーシブ教育〉を志向しているので、ハンディのある子ども達、いわゆる障害児と呼ばれる子ども達の教育にも積極的です。

 

 ところで、わたしの大好きな絵本(写真絵本)に「イエペはぼうしがだいすき」という作品があります。教師一年目で出会った本です。

 イエペはぼうしが大好きで、どんな時も帽子を被っています。

 授業の時も・・・

 でんぐりがえしの時も、取っ組み合いの時も帽子をはなしません。

 教師をした頃はいわゆる〈生活リズム〉とか〈基本的生活習慣〉とかいう指導のブームで、体育の時は赤白帽でなくてはいけないし、鉛筆はきちんとといだものを数本揃えておかなくてはいけません。お辞儀の角度まで指定する先生もいるほどでしたから、教室で帽子をかぶって授業を受ける子どもがいたら、すぐに指導されてしまいます。ところが、イエペの担任の先生は、やさしく見守っています。ですから、この本は新鮮で、すぐに好きになりました。

 この先生は、イエナプランの教師の立ち位置である〈フォロワー〉のイメージです。

 イエナプラン⇄ーターゼン
 わたしの頭の中では〈イエペ〉でまとまります。

 教員試験を受ける方は、ご活用ください。

 ちなみに、プロジェクトメソッドの開発者は〈キルパトリック〉です。
 プロジェクトメソッドは〈プロキル〉で覚えてもらっています。
 そのことに関しては、いずれまた。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

安野光雅の名著「子どもの季節」

 ある方から安野光雅著「はじめてであう すうがくの本」に関しての問い合わせがきました。私も持っている本で、少し専門的なお話しをいろいろ書かせていただきました。その方の問題意識は特別なので、ここに書くことは控えておきますが、安野光雅さんについて、少しお話ししたくなりました。
 学生の頃から安野光雅が大好きで、彼の文章が綴られている本は全て読んでいます。絵に関しては好きなものに偏りがあって、「旅の絵本」的なものはあまり手にせず、子ども達が描かれた作品や「津和野」などの風景画は大好きです。

旅の絵本

津和野

 その中で、一生手放せない一作が安野光雅の「こどもの季節」です。
 1日何十回も読み返していた頃がありました。
 

 この作品のはじめのページは桜の絵です。
 いったいどこに行けば、こういう景色に巡り会えるのだろう。
 もう、失われてしまったのだろうか…
 そう想いながら、ずっと追いかけている景色です。

 この写真は、安野さんが何歳の頃のものなのでしょう。
 わたしが持っている本にあった一枚です。

 安野光雅さんは大正15年・昭和元年生まれ、現在91歳です。
 長生きして、もっと作品を生み出してほしい人物です。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!

たのしい〈タコノキ〉 植物の魅力

 人によって〈タコ〉にはいろいろなイメージがあると思います。わたしが〈タコ〉と言われてまず思い出すのは、〈久高島〉に行った時のこと、地域の方が「喜友名先生、夜になるとタコがねぇ、ダイコンを引き抜いていくんだよ」と話してくれたことです。〈タコは肉食なのになぁ〉とか〈小学生でも抜くのはけっこう大変なのに〉とか〈タコのぬるぬるの粘液が畑の土や砂で剥ぎ取られて、身体中にサンドペーパーをかけられた様になって、たいへんだろうけど〉とか〈持っていって誰かの家に置いていくというのだとおもしろいなぁ〉など、いろいろ考えながら、あえてその真偽について迫ることはしませんでした。おもしろいなぞがあるのはたのしいことです。

 さて今回は〈タコノキ〉の話です。
 みなさんが〈タコノキ〉と聞いてイメージするのはどういう木でしょうか?

 タコが好きな木があるのでしょうか。
 それともたまたま〈タコ〉という名前がついたのでしょうか。
 予想してみてください。
 実は、タコノキというのはこういう木です。

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 幹の部分をみてください。
 タコの足の様に何本にも別れています。

 ですから〈タコノキ〉=〈タコの木〉=〈蛸の木〉なのです。

 こんな感じで立っているイメージですね。

 

 さて私が撮った〈タコの木〉の写真があります。
 夜に撮った〈タコの木の実〉です。
 幾何学的な立体構造が暗闇に浮かんでいて不思議な感じです。


 知っている人は「アダンなの?」と思うかもしれません。
 実は、アダンもタコの木も同じ〈タコノキ科〉で、とても近い植物です。
 熟したアダンやタコノキの実を見ると〈パイナップル〉にとても似ている感じがしませんか。


 パイナップルがタコノキやアダンと近い植物なのかどうかは、ぜひ自分で調べてみてください。植物がより身近に感じられて、たのしさも増えていくと思いますよ。1日1度のここの「いいね」クリックで〈たのしい教育〉を広げませんか➡︎ いいねクリック=人気ブログ!=ジャンプ先でもワンクリックお願いします!