夏休みも大人気 出前児童館で〈ちゃくちネコ〉〈長縄跳び〉〈おでこはめ絵本〉〈皿回し〉でもりあがる

 たのしい教育研究所が毎月一回、地域に出て子どもたちとたのしむ〈出前児童館〉も、夏休みに入りました。
 その様子をお届けします。合わせて8月の日程ものせておきますので、興味のある方はお問い合わせください。

 これは早めに来てくれた子どもたちと、ものづくりをたのしんでいる様子。

 

 作っているのは、ふしぎなちゃくちネコです。
 回転させて落としても、ちゃんと足から着地してくれる不思議でたのしい教材です。子どもたちは自分オリジナルのデザインでいろいろたのしんでくれました。

 長縄跳びも好評でした。
 「やったことある」という子どもたちがほとんどでしたけど、二本の長縄の中をくぐったりと、スリリングでたのしい技もいっぱいです。
 もちろん、苦手だという子どもたちにも、大波小波で小さくたのしみました。

 夏休みだからか、大人もたくさん参加してくれました。
 これは皿回しをたのしんでいる一コマです。
 

 ラストは皿回しの発表会をしました。
 二歳の子も挑戦して、みんなでたのしいひとときを過ごしました。

 たのしい教育研究所の「出前児童館」は沖縄市の公式の講座で、無料でたのしむことができます。
 沖縄市の子ども達なら誰でも参加できますし、沖縄市外の方達も事前に相談していただければ体験することができます⇨こちら

 8月は『あんぜんチャンバラ』『チームゲーム』『よみかたり』など、たのしい内容を企画中です。
  時間は16:00~18:00
 ・8/13(月)ちばな公民館

 ・8/14(火)ごや公民館
 ・8/15(水)のぼりかわ公民館
 ・8/16(木)ひやごん公民館
 ・8/17(金)まつもと公民館

 ぜひ足を運んでくださいね。
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火星大接近って何? はじめての天体観測入門

 天文ファンの間では〈火星大接近〉が大きな話題になっています。宇宙教育の世界で世界的にも有名で、かつ私が師事している的川泰宣(まとがわ やすのり)先生はスーパームーンや月食など天体に関する話題に敏感で、沖縄に来てくれた時にもよくその話をしたり書いたりしてくれました。
 ボイジャーなどが切り開く宇宙探査の世界が大好きな私も、しだいに地球からの観察、観測が好きになって、子どもたちと日食のイベントを開催したり、そのイベントのお手伝いをしたりしています。

的川先生が沖縄のコズミック・カレッジで認定証を授与しているところ

トークイベントで一緒にお話した時の写真 右が的川先生、真ん中は私いっきゅう、左は今はなき遠藤純夫先生

 さて2018年の天文現象で最大級の話題が「火星大接近」です。
 この図がわかりよいので那須香大阪天文台特設ページの図をご覧ください。
※ちなみに那須香大阪天文台のコンテンツはパブリックドメインに準じていて自由な利用が可能です、すばらしい

 真ん中は地球ではなく太陽です。地球は右下、火星も右下に描かれています。地球が右下、火星が左上にある、もっとも離れた位置関係にある時より随分接近していることがわかりますね。こういう位置に来るのは15年ぶりのことになります。

 これだけ近いので、火星の赤さは肉眼でも確認できます。
 今頃(2018年7月)は夜の9時10時くらいに南東の空を眺めると見つかる可能性が高いと思います。沖縄なら海がすぐ近くにありますから、まず東側の海岸近くに行って、そこから南の方角を探すとよいでしょう。真上近くではなく、海に近い位置で見つかります。

 こんなに近いのだから天体望遠で見ればさぞ大きく見えるだろう、と思う人たちもいるかもしれませんし、実際、見事な火星の写真がwebや書籍などにたくさん出ていますから、そう考えるのも無理ありません。
 たとえばこういう写真・・・

 これは大きな天文台のものすごい天体望遠鏡で見たものです。

 ごく普通にある天体望遠鏡80mmとか100mmの望遠鏡でみたイメージに近いものを私が図形処理して作成しました。
 はじめの人たちは、このちっぽけさにびっくりするでしょう。
「え、天体望遠鏡でこれだけ?」

 しかし、くっきり具合が、他の星たちとぜんぜん違います。
 色もはっきり赤茶けてみえています。
 目が慣れると、模様もなんとなく見えて来ます。

 火星などは地球の近くの星なので、輪郭が見えるのです。満点の空にかがやく星たちのほとんどは、輝いていることはわかっても輪郭はわかりません。模様などは全くわかりません。たとえばこれは天文台のものすごく高性能の望遠鏡で明るい星を写した画像です。世界有数の望遠鏡で写しても、こういう感じでボヤーっと広がった感じでしかみえないのですよ。

 これを一つ上の火星の写真と比べてみてください。
 実際そこにしっかりとした形をもって浮かんでいる様に見えませんか。
「あ~、ちゃんとそこにしっかりとした形をもった星があるんだ」と感動したところから天体観測のたのしみが広がります。

 来る日曜日はたのしい教育Cafeアウトドア編。大人気で予定人数は越してしまいました。みんな天体望遠鏡で観るのは初めてです、という人たちばかりです。たのしくなりそうですね。

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自由研究が頭を賢くする/子ども達と〈クイックちんすこう〉づくり

 「一学期の終了を祝して、以前RIDE(たのしい教育研究所)の講座で受講した〈クイックちんすこう〉づくりを子ども達とたのしみました」というお便りが届きました。どの子ども達も、とてもたのしそうです。

 こういう便りを見るたびに、子ども達のこのたのしい経験が、その後、自分で創意工夫していくことに繋がるだろうと思えてなりません。
 何かのほうびや罰によってすすめる研究ではなく、自らそのたのしさを感じていくことが、自主的な活動に繋がります。そうやって自ら工夫していくことは〈自由研究〉そのものです。
 この子たちが夏休みに、自分で〈ちんすこう〉づくりに挑戦してくれたらと思っています。

 さて、届いたお便りの一部を紹介しましょう。

 どうでしょうか、いい顔をしていると思いませんか。


 〈ちんすこう〉は沖縄の土産の定番で、日本全体に知られているお菓子です。
 作り方は実に簡単。

 RIDE(たのしい教育研究所)では、小さなトースターを利用して簡単にできる方法を伝授していますが、クッキーを作ることができる方なら、バターやマーガリンの代わりに「ラード」を利用するだけですから難しくありません。

 こうやって並べてきつね色になるまで熱します。

 これが実際に子ども達が、まぜて捏ねて焼いたちんすこうです。

 焼きムラは出てしまいますが、ほとんど美味しくできあがりますよ。熱源に近すぎて焦げたものは、そこを削ればOKです。

 夏休みのたのしみにどうでしょう。
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仮説実験授業 授業書「ものとその重さ」/たのしいインクルーシブ教育のすすめ/自由研究のテーマにも/授業をかけるときの注意

 ある日、授業スーパーバイズの依頼があり、仮説実験授業の授業書『ものとその重さ』を紹介しました。意欲と元気のある先生で、さっそく授業にかけたということで、その報告の便りが届きました。
 管理職や何人かの先生たちが参加した研究授業として実施したもので
、評価もとても高かったといいます。

 ところで仮説実験授業の授業書『ものとその重さ』は、仮説実験授業の初期に作られたもので、大好きな授業書の一つです。
 親子でこの授業をたのしんで、それを〈自由研究〉にまとめるのも、とても価値ある自由研究になると思います。

 わたし自身、少なくとも70回以上授業にかけています。私が学校で教師をしていたのは28年間です。この授業をやらなかった年はほとんどありませんから年に一回やって25回くらいです。ところが理科の専科で10クラス以上受け持っていたことも多かった上に、たのしい教育研究所でいろいろな学校でこの授業をしたこともあったので、それを計算に入れると70回は軽く超えているでしょう。


 その経験から自信をもって「たのしいインクルーシブ教育」にオススメの授業です。

 そのはじめの問題は〈体重計に普通に立った時、片足で立った時、しゃがんでふんばった時で、重さに違いが出てくるか〉を問うものです。
 著作権の問題もあるので、加工した画像にしてありますが、体重計の上の姿勢は確認できると思います。


 今までこのはじめの問題で、盛り上がらなかったことはありません。もちろんクラスの雰囲気によっては、淡々と静かに過ぎていくこともありますが、授業の評価・感想を読むと、とても喜んでくれたことがわかります。

 興味のある方は、注文のリンクを付けておきます、利用してください。この本を読むと全体のイメージを持つことができると思います。

ものとその重さ ((仮説実験授業記録集成・4))

 仮説実験授業がはじめての人は、この授業を最後までやるというより、まず1~2時間授業する、という目標でチャレンジするのをおすすめします。

 今はハンディのある子ども達をセパレート、分けて教育することが普通に行われています。
 教育用語はわかりにくいところがある上に、間違って認識している、あるいは不完全な認識をしていることもあって、現場の教師の中にも、それがイメージできていない人たちもたくさんいますが、「インクルーシブ教育」というのは、ハンディのある子も健常だという子も皆一緒に同じ教育を受けるシステムです。もちろんハンディのある子ども達のみに必要な教育の事項はあるでしょう。
 しかし、全体としてはみんな同じ教育を受けるのがインクルーシブ教育で、それが世界的な教育の流れでもあります。

 ところでスーパーバイズの中で〈体重計〉の種類についても触れました。最近はデジタル型がほとんどですけど、デジタルの体重計は、足を置く位置の微妙な違いを細かく数字にしてしまうので困ることがあります。科学的に厳密に測定すれば同じ数字になるはずだからです。

 そういう測定誤差を吸収するためにはやはり〈アナログ体重計〉がおすすめです。
 

アナログ体重計

 量販店などに行けば、まだ売られていますし、通販でも1000円くらいで手に入ります。 ドリテック アナログ体重計 「シェイプス」 ホワイト BS-302WT

 仮説実験授業「ものとその重さ」は、いろいろな方達にたのしんでもらいたいたのしい教育の巨塔です。

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