たとえばこども達は〈あいうえお〉の読み方・書き方を学んでいくうちに、「あお」とか「いえ」とかいう言葉を書ける様になっていきます。ところが植物たちをみていると周りから何かを学んで変化している様には見えません。
ところで先日、たの研に豪華な花束のプレゼントが届きました。
なんていう名前なのでしょう、右際にひときわ大きな花がありますね、カサブランカなどいろいろな種類のある〈ユリ〉の仲間です。
その花の内側をよ~く眺めてみると・・・
こういう突起がありました、これはなんでしょう?
予想してみましょう!
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予想してみましょう!
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予想してみましょう!
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これはミツにさそわれて来た昆虫たちが、簡単に花びらの外に出ていかないようにする工夫です。
この〈より返し〉でジタバタするうちに、昆虫たちは自分の花粉をたくさん体につけてくれます。そして別な仲間のところにいってジタバタするうちに花粉が〈めしべの柱頭〉につく可能性が高まります。そうすると受粉が成功して、新しい生命がスタートするのです、〈タネ〉として。
もともとは、こういう突起、より返しは無かったのですけど、世代を経ていくうちに、しだいにこういう突起が大きくなっていきました。
植物は人間の様に人間の様に短期間での変化はみられませんけど、長い時間をかけて形や動きを変えていきます、〈進化〉という形で。
身近な植物たちをみるとき、それがタンポポでもセンダングサでもバラでも、いろいろな工夫がぎっしり詰まっています。公園を歩く時、あるいは花屋さんの前を通る時、そういう目で眺めてみませんか。「これは何だろう、何のためにこういうものができたんだろう」そういう目でみていると、たのしい発見がいくつも出てくると思います。たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!