たのしい出前児童館9月の様子

 出前児童館の9月もとても盛り上がっています。
 これは中の町芸能館での様子です。

 人気の〈棒たおさん〉の練習をしているシーンでは、ひっしに頑張る子どもたちの姿についつい笑顔がふくらんでしまいました、それを見た子ども達が笑い出し、スタッフも大笑いになりました。

 練習が終わったら人数を増やしての〈棒たおさん〉。
 隣の人の棒が倒れる前にキャッチしにいきます。

 これを10回連続するのは至難の技です。

 結果的に4回が最高でしたけど、子どもたちも笑いながら、満足の時間でした。

 新しいゲーム〈風船ポン〉も試してみました。
 これもたのしい時間になりました。


 途中、子ども達に宇宙の話をして後、希望者に〈宇宙食〉の試食をしてもらいました。もちろん全員が希望して、お代わりも全員が希望。
 貴重な機会になりました。
  他にもいろいろたのしいプログラムがあります。

 今月は休日が重なったので、9/30(月)16:00~18:00に〈みさと公民館近くの別館〉で出前児童館を実施します。
 宇宙食の試食もあります。
 希望する方はぜひご参加ください、全プログラム無料で提供しています。

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「つい言いすぎてしまった」と感じた時の次の一手

 学級で子どもについ言いすぎてしまった、強く説教してしまった、という経験は全ての教師にあると思います。もちろん保護者、親の立場でもそういう経験は事欠かないのではないかと思います。

 その時に二つのベクトルがあります。

 一つは〈いかに子どもに非があるか〉を追及すること、つまり自分の怒りの正当性を主張していくことです。

 もう一つは言いすぎた後〈それがプラスに転じる方法〉を具体的にすすめていくことです。

 言いすぎて非があると思ったら、素直に「いいすぎてごめんね」と謝るといいのです。その後で具体的な選択肢を提示しましょう。
〈こうしてほしいかった〉〈今度はこうしよう〉〈こういう方法はどうだろうetc.〉
 もちろんそれが受け入れられることもあれば受け入れられないこともあるのですけど、こちらの和らぎが伝われば、受け入れられる可能性が高くなります。

 お互いが納得する方法を探すこと、それは人間同士の付き合いで不可欠なことだと思います。

 何かあればカウンセリング、スーパーバイズをご依頼ください。

 RIDE(ライド)のLEAPカウンセリングで、子ども達との関係を改善できた先生たち、保護者のみなさんがたくさんいます。

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読書とたのしい教育/読み語りの前に予想を立てること②+パソコンはMacをおすすめします

 今回紹介するのは、ずいぶん前に私が授業用にまとめたプリント、高学年の子ども達に〈絵本の魅力〉ということで授業した時のものです。
 軽く予想してもらうだけで、子ども達はとても喜んで絵本を味わってくれました、その方法を記録していたものです。
 随分前のデータはハードディスク(HD)のエラーで失われてしまったのですけど、他のメディアに入れてあったおかげで残っていました。
 今回紹介する流れの様に、予想してもらって読み語るという流れをいくつもデータにしてあったのですけど、今のところこの〈かいじゅうたちのいるところ〉しか残っていません、残念なことです。

 少し話は外れます。ここは読み飛ばしていただいても中身は伝わります。
 個人的に随分前からMacに魅力を感じていたのですけど、その頃学校現場で使っている人は0で、データの共有などのためにどうしてもWindowsで我慢し続けなくてはいけませんでした。教務も長かったので、他の先生たちのデータを読み込んで整理したり一つにまとめたりすることも多く、それは仕方のないことでした。
 私の用にハードにパソコンを利用しているとハードディスクは定期的に壊れてしまい、とうとうその時windwsと手を切り、経理用など特別な時のみwindowsのパソコンを開くくらいです。
 Macは外付けHDに自動で保存する機能があるので、本体に何らかのトラブルがあった時にも、外付けのHDからデータを取り出すことができます。
 私がMacを使い始めたのは10年以上前ですけど、その頃はワードやエクセルに対応したアプリも販売されていましたし、完全互換とはいえませんけど、Macの基本アプリ(標準で付いているアプリ)はwindowsのワード・エクセルを読み込んだり保存することもできます。
 RIDEのスタッフだけでなく、RIDE関係の人たちの多くは学校でもMacを使っています。
 お勧めします。

あなたは、絵本が好きですか?
それとも、あまり絵本を読まなくなりましたか?

 子どもだけでなく大人にとっても、とてもたのしめるのが本です
 もう低学年ではないから絵本はちょっとね、という人も、一緒に絵本を読んでみませんか。

 これは「かいじゅうたちのいるところ」という絵本に出てくる絵です。
 イギリスのモーリス・センダックという作家が描きました。
 この絵をよく見てください。

 しつもん1

 この絵の中で、あなたが〈一番怖い〉と感じたかいじゅうはだれですか。

 また〈一番やさしい〉と感じたかいじゅうはだれですか?

 みんな怖い、みんな優しい、という予想でもいいですよ。
 その理由も教えてください。

 手をあげてもらって2~3人に、その子の感じや考えを聞いてあげてください。

 

 しつもん2

 王様の様にかいじゅうに肩ぐるまされている子どもがいますね。
 どうしてこの子はかいじゅうの王様の様に、かたぐるまされているのでしょう。
 どういうことなのか、絵本を読む前に、どうしてこうなったのかを考えてみてくれませんか。

 

 手をあげてもらって2~3人に、その子の感じや考えを聞いてあげてください。
だれも手をあげてくれないかもしれません。その時には「◯◯くんはどう思う?」と尋ねてあげましょう。

 

 ではこれから〈かいじゅうたちのいるところ〉を読みます。
 みなさんの予想と違うところがあっても、それは外れではありません。
もしかすると、みなさんが予想したこと、みなさんが感じた流れで物語をつくっていくと、センダックと違ったたのしいお話になるかもしれませんよね。
 予想を立てながら読むことは、本をたのしむ時にも重要な方法です。
「なるほどなるほど」という様に、気軽に味わってみましょう。

<<<絵本を読み語る>>>

 読み語りの本の評価・感想をとって終了。

 可能ならその評価・感想を読んであげてください。

 

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読書は優遇されている/たのしい教育と読書

 空港では「歩きながらのスマートフォンの利用は危険ですからおやめください」というアナウンスが頻繁に流れています。ところが、同じ〈歩きながら〉なのに「歩きながらの読書はおやめください」というアナウンスはどこでも聞いたことがありません。
 本はスマホより大きいので、周りの状況が見えなくなる危険度はずっと大きいのにね。

 親から「うちに帰ってから何していたの?」と聞かれて
「ゲームをしていた」と答えたら「遊んでばっかり」と注意されることがあるけれど
「本を読んでいた」と答えたら、何かしら勉強していたかの様に評価されてしまいます。

 読書は優遇されているのです。
 私いっきゅうは活字中毒を名乗るほど本好きなので、それはありがたいことですけど、すこし複雑な気持ちになります。

 本を読むと〈漢字や語句に詳しくなるから〉ということがあるかもしれません、けれどそれなら〈マンガ〉も同じなのに、「マンガを読んでいた」ということではゲームをしていたことと同じ評価になってしまうでしょう。

 間違いなくマンガで漢字や語句に強くなった私いっきゅうは、そのことが不満でなりません。第一級のマンガは文学作品に勝るとも劣らないのにね。


 マンガにひっぱられそうなのでいずれ〈おすすめ名作マンガ〉としていくつか紹介することにして話を戻しましょう。
「読書は優遇されている」という話です。

 優遇されている読書を引きずり落とす様なことをしてはいけません。
 他のものがそこまで高まること、例えばマンガやゲームなどが優遇される様な位置に高まることが、人間の豊かさへの道です。

 子ども達がゲームなどと同じ様に読書にのめり込んでくれることは、たのしい教育のベクトルの一つです。

 どうすれば子どもが本を読む様になるか?

 一つの有効な方法はたのしい教育の基本である「予想をもって問いかけること」です。

 先生が気に入った本を読んであげる、そして

「このあとどうなると思う?」

 と問いかけて、いろいろ予想を出してもらいましょう。

「興味のある人たちはぜひ自分で読んでみてね。でも答えを周りの人に教えるのはNGだよ。映画のラストを教える様な、罪なことだからね。

みんなも、他の人に答えを教えてもらわない様にしてね!」

と言って終わる。

 読んだ人は〈家庭学習ノート〉などに感想や自分の考えとの違いなどをまとめてもらうのもおすすめです。

 教科書で学んでいない子どもたちなら例えば「もちもちの木」、その途中まで読んで、おじいさんが苦しみ出したところで「どうなると思う?」と問いかけるわけです。

 

 読書にあまり興味のない子どもが多い場合には、短めの作品を選んであげてくださいね。

 本好きの子どもが多くても、そういう子どもたちは自分でどんどん読んでくれるでしょう、苦手な子、たのしさを味わっていない子たちを想定して比較的短い作品を紹介してあげるとよいと思います。本好きの子どもたちも読んでいないかもしれませんし、本好きの子どもたちは大抵キャパシティ(受け入れる容量)が大きいですから、それをたのしんでくれると思います。

 せっかくですから本好きの子ども達向けの作品を一つ紹介しましょう。
 表紙からB級怪獣モノの様に思えるかもしれません、しかしアドベンチャーゲームに勝るとも劣らないたのしい作品です。

 長いので、ネコの〈ダレカ〉と語り合うはじめの少しを紹介してあげるだけでもよいとおもいます。

 大人でもたのしめますよ。

 

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