メルマガ最新号から-読者の方たちからの嬉しいたより

 今回はメルマガ最新号のはじめの章〈RIDEの今日この頃〉からお届けいたします。ぎっしり詰まった数々の内容の中の短い一項です。

 メルマガの読者の方たちからの嬉しいたより
 今週の木曜日、偶然にも「メルマガが届いていません」という方からの連絡が続きました。とても安定的に配信できているので、こういうことは今までありません。

 Aさんは〈引っ越した先でのパソコン環境のせいかもしない〉ということでした、再送して解決。
 しばらく様子をみていきたいと思います。

 Aさんから「メルマガだけでなく、サイトも毎日みています。ア~ルに癒されています」という言葉が添えられた感謝の言葉がありました。

 

 するとそれからあまり時間をおかず、Bさんから「今週号がまだ届いていないのですけど、発行はまだですか?」という問い合わせが届きました。

 すぐにお詫びして、再送の準備をしつつ、念のためにと
「最新号は先週の金曜日に送っていて、今週号は明日ですけど、届いていないのは先週の号のことですよね?」
と問いかけたところ

「あ、先週号はちゃんと届いていました。
 そうでしたね、まだ木曜日なんですね、すみません」
というお詫びの言葉がありました。

 

 お詫びどころか、Bさんがメルマガを心待ちにしてくれているのがよくわかる、嬉しい問い合わせでした。

 さらに加えてこういう言葉も添えられていました。

「いつも、メルマガから色々なヒントを頂いて学級経営につなげているので、毎週楽しみです。

また、きゆな先生の文章の書き方に引き込まれてしまうので、すごく勉強になります」

 いろいろな処でメルマガをたのしみにして下さっている方たちがいます。
 綴っている私もますますたのしさを深めている日々です。

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RIDE式折り染めインク再販までのたのしい時間(ミムラ筆)

 今回はミムラが書いています。お付き合いください。
 先日、たのしい教育研究所(RIDE)の講座で学んだ折染めを、子ども達と楽しんでいいるM先生から「今年の子ども達とも折り染めやりたいのですけど、インクが手に入りますか?」という質問が届きました。
 RIDE( ライド:たのしい教育研究所 )式の折り染めインクは好評で、作るたびに完売を繰り返し、品切れになっています。そこで私の手元のインクを分けてあげることにしました。

 すると今度は、M先生のクラスの子どもたちが作った折染め作品に感激した他の学年の先生たちから
「キレイですね、どうやって作るんですか?」
 という声があがりました。

 M先生だけでなく私にとっても嬉しい反応です。

  そのうちに周りの先生たちから「自分もぜひやりたい、教えて欲しい!」という要望が出て来ました。折り染めが大好きな私には、その熱意が嬉しくてなりません。

 初期の折り染めのインクは高価だった上に、粉末を溶かして作るので手間もかかります。それを解決したRIDE式の折り染めインクは画期的で、手軽にシャープに染めることができます。

 需要の大きいRIDE(ライド)インクをこのまま〈品切れ〉状態にしているのはとても、たのしい教育の普及にとってもったいないことです。早速〈もの工房〉のメンバーに相談しました。

 もの工房は、RIDE(ライド)の活動を支援するための〈ものづくり専門チーム〉です。面白いことに私をはじめ、メンバー全員、それぞれのイニシャルにMが入っています。
 「今度の休みの日に、品切れ状態のRIDE式折り染めインクを作りたいのですけど、もの工房のメンバーで集まりませんか」と、近くの学校にいるもの工房の二人のM先生に声をかけると、二人とも快諾。いつも感じるのですけど、たのしいことをしている仲間たちのチームワーク、フットワークは強く軽やかです。

 以前から「次回作る時には」というので、いっきゅう先生がさらに使い勝手良いアイディアを出してくれていたので、それを元に、まず調合実験を繰り返すところから始まります。

 学校が休みの時がRIDEが一番忙しい日で、その日は若い先生たち向けのワークショプを控えて忙しい時間だったのですけど、前日からいっきゅう先生も自分のアイディアを伝えながら調合実験に力を貸してくれました。

 ちなみにいっきゅう先生は30年ほど前、全国の仮説実験授業研究会の講座ではじめて〈折り染め〉が披露された時に、その講座を受けて感動し、さっそく沖縄に持ち帰った人物ですから、学校教育の中に折り染めを取り入れたのは全国的にもかなり早く、沖縄では間違いなく一番はじめだと思います。
 その長年のたのしい教育の経験で積み重ねられた独自の視点があって、気軽に簡単に折り染めをたのしむアイディアがいっぱい詰まっていて、それがRIDEの関係者に折染めファンが多いことにも繋がっています。

 これがいっきゅう先生がインクと水の比率を算出して作ったプロトタイプ・試作のインクです。
 


 いっきゅう先生の作ったプロトタイプのインクを利用して、翌日、もの工房のメンバーで開発をすすめることになりました。

 RIDE式折り染めインクはプリンタインクを利用します。
 調合実験を繰り返すだけで、かなりの量のプリンタインクを使うことなりますから、朝一番の買い出しで、たくさんの素材を仕入れてもらいました。

 これがもの工房のメンバーで調合している時の様子です。
 紙を染めた色を確認しながら、丁寧に調合していきます。

 もっとこうした方がよい、これは濃い、これは薄い、という様に何度も実験を繰り返す中、キッチンの周りは〈折り染めインク祭り状態〉です!!

 

 空になったインクボトルがどんどん積み重なっていきます。
 それも、いろいろな学校で子ども達や先生たちの笑顔をうむためですから妥協できません。

 そうやってできた基本形の折染めインクを元に、濃さを2倍、半分、3倍、1/3、4倍、1/4といろんな濃さで染め上げていきます。

 
 今度は実際に折り染めで染め上げながら色合いをみていきます。
 重ね染めをすることも多いので、単色の色合いだけでは決められません。

 そうやって2日がかりで〈RIDE式折り染めインク〉ができました。

 ところが、それを見たいっきゅう先生が
「これさぁ、濃いんじゃないの?」と一言。

 「ガ~ン」

 苦労したのに・・・、と思いつつも、RIDEは〈思い〉でなく〈実験結果〉で勝負する組織です。
 もちろん〈もの工房〉もそうです。
 自分たちががんばったから良い、ではなく、それを手にしてくれる人たちの笑顔がどれだけ生まれるのか、その可能性で勝負しなくてはいけません。

 確かに、たくさんの濃さのインクを作っていると、頭が飽和して来て、判断基準のズレも重なっていくのかもしれません、言われてみると濃い気もします。

 しばらく休憩してから、さらに調合を繰り返すことになりました。

 そうやって、やっと「これをRIDE式折り染めインクの濃さの基本にしよう」という基準が決まりました。

 しかし、これはまだ序盤の段階、これからやっと中盤に入ります。

 教材開発楽しすぎて、あっという間に時間が過ぎて行きます。

 この時間だけでなく、これを入手した先生たちから、嬉しい反響が届くのだろうと思うと、未来のたのしさも重なります。

 前日からの打ち合わせや調合実験、朝からの本格的な調合と、2日かけた基準インクづくりが終わり、仲間たちが撮ってくれた写真を見て吹き出してしまいました。 コーヒーを飲みながら調合実験していたのですけど、ミニヨンのコーヒーカップを見ると、まるでインクの乱舞に驚いている様に見えます。

 大きくしてみましょう・・・


 私には「きみたちどんだけ折り染めインクつくるつもりなの?」とつぶやいているようにも感じられます。

 次の休みに、いろいろな方たちにお分けするボトルをどうするか、量をどうするか、頒価をどうするかなど、またみんなでたのしく相談しながら作成をすすめます。

 今月のたのCafeや夏休みの自由研究講座で大活躍してくれるはずです!

 おたのしみに!

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学級崩壊をどう立て直すか/カウンセリング・スーパーバイズの現場から/見方・考え方①

 学級崩壊はおそらく、一般のみなさんの予想を超えて広がっているものの一つです。

 何をもって学級崩壊というか、不思議なことに、その定義ははっきりと示されていません。
 かつて教育研究所(教育政策研究所の前身)が〈学級がうまく機能していない状態〉の定義として

子どもたちが教室内で勝手な行動をして教師の指導に従わず、授業が成立しないなど、集団教育という学校の機能が成立しない学級の状態が一定期間継続し、学級担任による通常の手法では問題解決ができない状態に立至っている場合

とまとめています。→ウィキペディア

 この定義は〈学級がうまく機能していない状態〉というタイトルと対応してないと思うのは私だけではないでしょう。
〈うまく機能していない〉というのは〈とりあえずは機能している〉ことでもあるからです。
 ここにあるように〈指導に従わない・授業が成立しない〉のなら、それはうまく機能していないのではなく「本来的に機能していない」のです。

 英語では「Classroom Disruptions」と訳されることが多いので、それでいくつか英文のサイトをチェックしてみました。
 たとえばこう書かれています。

Classroom Disruptions

Disruptive behavior in the classroom is defined as behavior that is repeated and continuous and/or prevents an instructor from teaching and students from learning. 

学級崩壊はこう定義される。
〈繰り返される連続的な行動、加えて・あるいは、教師が教えること、生徒が学ぶことを妨げる行動〉

  こちら

 そこにはかなりはっきりと〈教えることや学ぶことを妨げる行動〉と書いています。
 崩壊が行動と定義される違和感はありつつ、シンプルな説明に納得する人たちも多いかもしれません。

 この他にもいろいろなサイトを読んでみましたが、日本でもアメリカでも、一つの大きな視点がかけているというのが私の見方です。

 それは「教師側がそのクラスの子ども達が喜んでくれる、学びたいという意欲を削ぐ内容を提供していることがある」という視点です。

 子ども達が学びたいと思ってくれる様な内容を提供しているのにもかかわらず、ある特定の子ども達がその授業を妨害する様なことがある場合もありますから、全てに当てはまるわけではありませんが、そうではない場合も多いことは教育者として頭に入れて置きたいことです。

 かつての日本には「この計算を30回」というような機械的な指示にも従う子ども達がたくさんいました。しかし今では、そういう単純な訓練が続けば、子どもたちはやる気を失っていくのです。
 時代を遡るほど、強制に従順な子ども達が多かったのは、それを乗り越えていくことで得られる進学・出世などのメリットもあったからです。
 しかし社会が豊かになっていくうちに、将来的なメリットを大きく捉える人たちは少なくなり、今現在の自分の生き方・価値観を大切にする子ども達がどんどん増えてきました。それはすばらしいことです。
 そしてその子たちにとって魅力ある内容を提供することは、教師の本来的な使命であり醍醐味でもあるでしょう。

 私いっきゅうにカウンセリングやスーパーバイズを依頼してくる先生たち管理職の方たちがいます。私がそのまま続けるかかどうかの判断の基準があります。

 教師自身に責任はなく子ども達に原因があるという視点しか持たない方たちのカウンセリングやスーパーバイズはほぼ一回で終わるようにしています。
 自分には責任の無い、起点の無いものを解決することはほぼ無理です。たとえば自分の行動などの責任を感じることのできない、遠く離れた国に住む見ず知らずのAさんをどうこうしたいと思ってもほぼ無理なことだというのと同じです。

 自分には責任はなく、子ども達の責任だという場合の対応は結局、その子ども達を特別支援のクラスに入れるとか、病院で診断してもらって落ち着く様な薬を処方してもらうとか、偶然の解決や強権発動的なものに限られるでしょう。
 カウンセリングやスーパーバイズで変えられるのは自分自身の行動であり、不合理な考え方や上手くいかない方法です。

 もしも自分の行動や方法、基本的な見方・考え方が、今目の前の子ども達にそぐわなかった、やる気を削いでしまっていたと気づくことができれば、RIDE(ライド)には、その具体的な立て直しの方法を数々提供することができます。※たとえば今月の〈たのしい教育Cafe〉では、その有力ないくつかを紹介することができます。興味関心のある方はお申込みください。

 自分は正しいことをしているのに子ども達がそれに従ってくれないからいけないのだと本気で思っている人たちは、考えてみてほしいのです。
 もしも「自分たちはいい製品を作っているのに、それを買わない人々がいるからいけないのだ」と考えている会社があったら?
 客が入らない映画を作った監督が「それに気づかない客のレベルが低いんだ」と言ったら?
 その会社その監督にどういう未来が待っているかを。

 たのしい教育で崩壊したクラスを立て直していった先生たちが何人もいます。
 立て直しは簡単ではありませんが、それを成し遂げた時の喜びと、そこで培われた力は、教師自身の幸せに繋がることは間違いありません。

 クラスが崩壊の方向に向かっていると気づいていたらできるだけ早くRIDE(ライド)に学びに来ていただけたらと思っています。

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人気教材〈たの作〉追加作成しました。ご希望の方はお申し込みください

 RIDE(ライド)の人気教材に「たの作」という、たのしい作文指導のプランがあります。
 子どもたちが書きたくなる様なタイトルをカードしてあって、家庭学習などの日記指導に利用したり、国語の時間に作文のタイトルに困っている子ども達に使ってもらったりと、たのしさと賢さが広がるプランです。カードは全部で44枚、シャッフルして選ぶのも、教師が「今回はこれがいいな」という様に選ぶのもOKです。
 利用する方たちは沖縄だけでなく、いくつかの県に広がっています。
 校内研修として利用している学校もあります。

 

 カードを作成するとすぐに売り切れてしまうので、すぐに対応することは難しいのが現状ですけど、今回は10セット作成しました。

 1セット頒価1800円、RIDE(ライド)の会員:メルマガ会員は2割引でお届けいたします、その旨おしらせください。

⇨https://ikkyuu21.stores.jp/

 カードの中を少し紹介しましょう。

 帰りの会などで「今日書く日記のテーマを思いつかない人は、このタイトルで書いてもいいですよ」と話して、黒板にこのカードをはり付けます。

 翌日、子どもたちが書いてきたものを読むのがたのしいことたのしいこと。
 給食時間などを利用して読んであげると、クラスの子どもたちも盛り上がります。私は大抵、匿名で読み上げていました。

 こういう哲学的なテーマも子どもたちは大好きです。
 高学年だけでなく、中学年の子どもたちなら十分かけるテーマです。書くことになれてきたら低学年の子どもたちでもいけるとおもいます。

 希望の方は、RIDE(ライド)までお問い合わせください。

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