たのしい夜空の授業プラン〈見上げてごらん夜の星を〉

 たのし教育研究所で開発をすすめているものに『見上げてごらん夜の星を』という〈夜空をたのしむこと〉をテーマにした授業プランがあります。

 研究所のある沖縄は星空の観測に最適の地です。

 ところが観光化がすすむのと比例して、ホテルなどの〈光源〉も増え、夜空を明るくしています。基地の光もあります。
 ですから、近くですぐに星空観測ができる、というわけではありません。

 先日、岬に車を走らせました。

 フラッシュで草などが光っていますが、夜の波の中です。この草むらの先は絶壁です

 

そこでも、角度を写すと街の光が輝いています。

 梅雨空の中でも、星がしっかり見えていました。
 スマホで写すことは難しかったのですけど〈金星〉も見えていました。

 星座や星の名前をたくさん覚える様な授業ではなく、家族や仲間と連れ立って夜空を眺めに行きたくなる、そんな授業にしたいと思っています。

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今週の〈沖縄市出前授業〉の日程

 たのしい教育研究所は月に一週間(基本第3週目)、地域の公民館に出かけていって、子ども達にたのしい授業をしています。
 今週は

5/14(月)ちばな公民館

5/15(火)ごや公民館

5/16(水)のぼりかわ公民館

5/17(木)ひやごん公民館

5/18(金)まつもと公民館

4:00〜5:45

今月のメインメニューは

〈スピードCDごま〉
たのしいものづくりも全部無料でたのしめる、ぜいたくな内容です。
沖縄市の子ども、ご家族の方なら参加可能です。
※教材は多めに準備していますが、人数によっては対応できないこともあります。沖縄市〈でまえ児童館〉にはじめて参加するという方は、事前に連絡いただければ、その方の分は確実に確保することができます

 たのしい教育研究所に、もっと広くいろいろなところで授業を実施してほしいという声が大きく、これまで実施していなかった地域で授業することとなりました。ご了承ください。以前に実施していた池原公民館、あわせ公民館、越来公民館、海邦町公民館、センター自治会近くの皆さんも、一緒にたのしむことができます。
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沖縄の牧野富太郎としての伊波善勇先生/家族の方たちと語る

 伊波善勇先生が他界し約一ヶ月半。
 伊波先生の素晴らしさをますます感じる今日この頃です。ちなみに「伊波善勇」でweb検索するとトップに出てくるのはこのサイトに書いた記事です。

 すでにUPしていますが、伊波先生は日本の植物学の今日この頃、というより、その源流にあって、〈植物学の父〉ともいわれている〈牧野富太郎〉からたくさんのことを学んだということは間違いのないことだと思っています。
  生前、そのことをしっかり尋ねておけばよかったのですけど、のびのびとなり、今ではそれを直接、伊波先生に尋ねることはできません。

 ところが先日、伊波先生の家族の方たちと伊波先生の想い出を語りった時、わたしのその話に対して「そういえば元気な頃、よく〈牧野富太郎〉という名前を口にしていましたよ」という言葉が返ってきました。
 本人もけっこう意識していたことは間違いないでしょう。
 たとえそういう証言がなかったにしても、牧野富太郎からたくさんのことを学び取った跡は、その画風が証明しています。

 伊波善勇先生が残した貴重な植物線画集は、私がしるところでは三冊あります。
「石川市の植物」
「恩納村の植物」
「沖縄植物図鑑」です。

 「石川市の植物」は、わたしがなんども開いている植物線画集です。
 先日〈恩納村の植物〉の寄贈がありました。
 真新しい冊子です。


 この本は恩納村内の全ての学校に配布されています。
  もしも手元にあって、特に使うあてはない、という場合には〈たのしい教育研究所〉に寄贈してください。大切な資料として残していきたいと思います。

 4月30日に〈野草の天ぷら〉の記事を書きました。

 天ぷらにして美味しく食べることができる植物の一つ、オニタビラコの写真です。
 

 

 これは伊波善勇先生の〈オニタビラコ〉の植物線画、とても貴重な資料です。


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賢さと笑顔が広がるメールマガジンから

 たのしい教育メールマガジンも回を重ねて303号になりました。「毎週とてもたのしみにしています」というお便りや「わたしにとっての幸せ便です」という嬉しい言葉も届いています。光栄なことです。

 最新号の見出しはこれです。

〈たのしい教育の発想法の章〉から少しだけ抜粋しましょう。

きゆな

「仮説実験授業は、お産とか育児で小さい子どもを抱えている先生でも、特別な準備をしないで、いい授業ができるようつくった」という話に、教師なりたてのわたしは強く感動しました。それはすばらしいことだと、今も思い続けています。

 ですから、たのしい教育研究所で開発し広めている授業は100均に行けば手に入るものを基本にしていて、準備もできるだけ短時間で済む様な工夫をしています

 ところが、仮説実験授業の研究会などにいくと驚きます。コテコテに改良した実験道具や、専門的な器具で成り立つ実験がいくつも紹介されます。売り場にいくと、その人でないと作ることができないだろうなと思える様な器具が目立ちます。

 理科系が中心ですから、マニア的なものが好きな人たちも多いのでしょうし、もちろんそれはそれでよいのです。

 今回は、そのことについて触れた板倉聖宣の話をおとどけしましょう。初期の願いから独立して、とても熱心な先生たちが増えてきた。その人たちも評価したいという話です。

 ノートルダム学院小学校の創立50周年を記念して、仮説実験授業の授業研究会が開催された時の懇親会での話で、仮説実験授業研究会ニュース(2004-12)からの抜粋です。

 

板倉聖宣 

 仮説実験授業を私が提唱したときには、お産とか育児で小さい子どもを抱えている先生方でも、いっさい準備しなくてもいい授業ができるようにということを願って、仮説実験授業の授業書を作ったんです。

 それが、すごく矛盾した結果になって、いま仮説実験授業をやっている先生方は(そういう状況の先生方でもいい授業ができるようになったと思いますけども)、それをはるかに越えて仮説実験授業をやっている先生ほど熱心な先生はいないと、断言してもいいのではないかと思うぐらい熱心にやっております。

 

 仮説実験授業は、実験器具などを買うので多少はお金がかかりますけども、そういう出費をいとわなければ、実費はほとんどなにももいらないんです。

 だから、そういうことで先生方に協力しようと思ったのに、先生たちはずいぶん余計なことをというか(笑)、そんなことはしなくてもいいんじゃないかと思うんだけども、それぐらい努力される。      ここまで

 

 2018年度も子ども達、先生、保護者の皆さん、一般の方たちのかしこさと笑顔を広げる活動に全力投球の〈たのしい教育研究所〉です。この〈いいねライン〉をクリックが〈たのしい教育研究所〉への応援です!