《たのラボ》の実践の中には板倉聖宣先生から学んだ「授業の理論・方法」とアドラー心理学の泰斗たいと 野田俊作先生から学んだ「対人関係論・方法論」が融合しています。今回は要望が届いている野田先生から学んだ話を書きたいと思います。「カウンセリング系は興味がないんだけど」という方たちの心動かす内容になってくれると思います。
沖縄から現役の教師が直接 大阪まで何度も来て〈カカサギ荘 〉に泊まって学び続けている、しかも武道を学んでいる人物である、ということを野田先生は喜んでくれていたと思います。
ある時は自宅に泊めてくださり、またカウンセラー講座などが終わったら大阪の街に呑みに連れていってくれました、とても貴重な時間を過ごすことができました。
そういった数えきれないたのしい日々で、率直にいろいろ質問をさせてもらいました。そういう話は複数の人たちがいる講座などでは聴くことができない貴重な見方・考え方でした。
はっきり覚えている一つがこの質問です。
不登校で悩んでいるお母さんのカウンセリングで野田先生が
「子どもが登校拒否して良かったですね」
と伝えたという話がありましたよね。他のカウンセラーがそういうことをいうと、怒ってしまう人がでるんじゃないですかね。
みなさんもそう思いませんか?
野田先生は何と答えたか?
「まあ、それそのカウンセラーがうまくカウンセリングを組み立てていなかったということだからしかたないでしょう」
なるほど。
ちなみに私のカウンセリングではどうか?
記憶にあるかぎりでは、相手が怒ってしまったという場面はありません。
どうしてか?
PEALカウンセリング・選択肢カウンセリングでは、野田先生のようにそれを直球で相手に投げることがないからです。
興味のある方は学びに来てください、カウンセラーになるつもりはないという人たちにも有効です。
⭐️
野田先生の「子どもが不登校をしてよかったですね」という投げかけ(解釈投与)は、本の中にも書いてあります。
本だからオブラートに包んであるかのように書いてあるだろうと思うかもしれません、違います。
カウンセラー実践講座などで私たちが聞いてきた内容にほぼ近い内容です。
野田
登校拒否のお母さんたちに「よかったですね、息子さんが登校拒否して」と言うと、きょとんとする。
「中学校の息子が登校拒否したら、都合がいいじゃないですか。留守番がいますから、仕事にも行けるし、旅行にも行けるし、弟や妹の面倒を見てもらえるし、最高じゃないですか」と言うと
「そんなことはできません。あたしがいないと、あの子はダメになります」
そんなことはない、あなたがいるからダメになる。
あなたさえいなければ、その子は悪くならない。
母親というのは、なぜか家を離れたがらない。
二泊三日ぐらいの旅行に行ってらっしゃいよって言うのね、夫も捨て、子どもも捨て、せっかく登校拒否してるんだから、「よろしくね、お父さんの面倒みてね」って。
でもそんなことをすると家の中が無茶苦茶になるという。
それはたぶん嘘です。
お母さんがいなくなって、それで家の中が無茶苦茶になるとでも思っているのが、人間として一番困った生き方です。
野田俊作『勇気づけの家族コミュニケーション
-続アドラー心理学トーキングセミナー』P197下段
この野田先生の語りを真似してはいけません。力のない状況でこういう切れる刀を振ると相手も自分も傷つけてしまいますから。
野田先生が絶好調の頃、こういう〈真剣〉いや〈妖刀〉といったほうがよいかもしれません、その技を直接伝授してもらえた日々はかけがえのない想い出となって、《たのラボ》の中の礎として強く打ち込まれています。
今日の記事は楽しく読んでいただけたでしょうか!
⭐️このサイトはいろいろな人たちの支援で成り立っています。健常な方たち、ハンディのある方たち、経済状況ほか支援の必要な人たちも楽しく笑顔で〈自分の可能性〉を広げていく活動を支援する輪にみなさんも参加しませんか。NPO支援Syncableのプラットフォームから簡単に寄付することができます。

① 一記事につき数回の〈いいね〉クリックは「たの研」の大きな応援の一票になります!⬅︎この応援クリック
② たのしい教育を本格的に学ぶ〈たのしい教育メールマガジン-週刊/有料〉を購読しませんか! たのしい教育の実践方法から発想法、映画の章ほか充実した内容です。講座・教材等の割引もあります(紹介サイトが開きます)

