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セネカの思想とたのしい教育の発想①

 セネカという人の「人生の短さについて」という本があります。これまで購入した大半の本は撤去してしまったのだけど、学生時代に読んだこの小さな本は手放しませんでした。

 セネカは今から2000年前の哲学者で、あの暴君ネロの幼少の頃の家庭教師をしていました。

 タイトルから「人生は短すぎる」と書いていると思っていた私は、彼がこの本の中で語った

われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しついやしているのである。

人生は十分に長く、その全体が有効に費されるならば、最も偉大なことをも完成できるほど豊富に与えられている

 という言葉がとても新鮮でした。

 学生の頃、教師になるか医者になるか弁護士になるかと考えているうちに教育の道を選び、今私の人生のほぼ全ては〈たのしい教育〉を広めることに費やしています。

 実にたのしい選択をしたと、あの頃に戻ってハグしてあげたい気がするほどです。

 〈たの研〉の活動の一つ〈こども未来キャラバン〉では、お父さんと子どもとが顔を寄せ合ってスイスイちゃんをたのしんでいる姿も見ることができました。この日もどんどん子どもたちがやってきて30人近くがたのしい教育で笑顔と賢さを広めていきました。こうやってたのしさが次々広がっていく姿は、長い時の流れを感じるかの様です。

 たのしい教育をすすめていると人生の短さではなく人生の豊かさを感じます。
 たくさんの人たちが興味関心をもってくれることを期待しています、可能な方は、このサイトを大切な人に「ここ毎日アップされていて、おすすめですよ」と伝えてくださいね。
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