忙しい日々は徐々に和らぎ、やっと洗車するゆとりが出てきました。わたしいっきゅうは、工業高校の自動車科に行きたいと本気で考えていたくらいクルマ好きで、大好きな車に乗っています。
車は移動の道具という様な付き合い方をしている人もたくさんいるので、それはそれでよいのですけど、勘違いしている人たちもいるので、原子論的に見る〈洗車〉というテーマで書いてみましょう。
ものごとを正しく見ていく時に〈原子論的〉に見ていくことは必須です。
かつての私の同僚(小学校教師)に「洗車は時々、高圧で水をかけて終了」というツワモノがいました、みなさんはどうでしょうか。
水流でボディーについたホコリなどが流れ落ちていきますから、その意味では効果があります。
ところが、水分を自然に乾かしていくと、白いコナの様なものがこびりつきます。少しだと目立たないので、たくさん見えている画像を探してみましょう、こんな感じです、〈水アカ〉と呼ばれたりしています。
風や陽の光で水が乾いていく時に、空気中のチリなどがボディについたと思う人がいるかもしれませんけど、この正体は、水道水に含まれていた〈石灰/炭酸カルシウム〉をはじめとするミネラル分です。
電子顕微鏡写真でみるとこういう状態です、石灰やミネラル分の結晶でゴツゴツしていますね。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%9E%A2
水道水に含まれていた石灰などが、水分が飛んでいって残ったわけです。理科などで海水を煮詰めて〈塩〉を取り出す実験があります、その現象と同じです。
水をかけるだけにしていると、次第に石灰分などがめだってきて、上の写真の様な状態になっていきます。それを落とすには〈酸性の液〉を使う必要が出てきます、
これも理科で学ぶ内容ですけど〈酸性の液には金属を溶かす性質〉がありますから、車のボディーには使いたくない洗剤です。
水をかけると一見きれいになった気がするのですけど、原子論的にみると、よくないことがはっきりしています。
ではどうするか?
そうです「ふきとる」作業です。
当たり前の行程ですけど、拭き取るという作業は十分な意味があってやっていることなのです。たのしい教育全力疾走RIDE(たのしい教育研究所)、みなさんの応援が元気の源です。一緒にたのしく賢く明るい未来を育てましょう。このクリックで〈応援〉の一票が入ります!