ある小学校で授業したあと、小学校4年生のIくんから
「原子は目に見えないくらい小さい、ということですけど、どのくらいの大きさなんですか?」
という質問がきました。
Iくんといろいろ話してみると、原子のことを生き生きとイメージできる、とてもすばらしい子だなと感じます。
質問について、少し書いてみましょう。
「小ささ」を説明するというのはイメージしにくいのに、「大きくしてみると」ということで考えてみましょう。
すごくおおざっぱにいうと、原子を1億倍するとピンポン球くらいの大きさになります。
この「1億倍」というのはどのくらい大きくすることなのか、というと・・・
例えば、みなさんの頭を1億倍すると、この地球よりも大きくなってしまうのですから大変な倍率なのです。
みなさんの顔を地球より大きくしてみると、やっと原子はピンポン球くらいになるのです。
もっと詳しく知りたくなったら、ぜひ
板倉聖宣「もしも原子がみえたなら」仮説社
という科学絵本を読んでみてください。
もしかすると学校の図書館にもおいてあるかもしれません。
IくんのいるG市の市立図書館には置いてありましたから、学校になければそこに問い合わせてみるといいですよ。
たのしい教育研究所 きゆな