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「時間がない時間がない!」という方は「時間がある時間がある!」と口にしてみましょう

 たのしい教育研究所には受験生からの悩みや質問が届くことがあります。そういう中で、「がんばっているのだけれど、時間がなかなか取れない」という種類の悩みをたくさん目にします。ずいぶん以前、ある方とのカウンセリングの中で

「時間がない、時間がない」と口にする代わりに

「時間がある時間がある」と口にしてみませんか。

 そのあと「で、どっちに時間があるのかな?」と考えて見るとよいですよ。

とお話しをしたことがありました。カウンセリングは前向きにすすみ、そういう悩みのうったえも消えていきました。

 たのしい教育研究所の所長であるわたしの時間はどうかというと、活字中毒だったほど本を手から離すことがなかった私が、買って目の前に置いてある村上春樹の新作も手に取れないほどです。

 睡眠時間が消えて無くなってくれたら、趣味の読書をする時間も出てくると思うのでけど。

 そういう日々でも、目的意識的に「これをやろう」と思えば時間は見つかります。

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 この項を綴っている日の午前中は、ある企業の首脳陣の方からCSR(企業の社会的責任・企業の社会貢献)の件で相談があるというので、その話し合い、それが終わると、ある学校の校長先生との話し合い、夕方には、市町村の社会教育担当の方との会議でした。
 その間は車で移動しています。
 移動中は 本を朗読してくれるサービスを利用したり、赤信号の時には教員採用試験の問題を解いていますし、新規事業の構想もまとめていました。

 アイディアがひらめくと車を停めてそれを書きとり、時には〈図形の問題の教え方〉の構想をまとめていることもあります。

 移動の時にいい景色が見えると、そこに停めてしばらく写真を撮ったり、すわって眺めたりするなど、うれしい時間もたくさんあります。

 カウンセリングの時にも少し早めに行き、その時間で、メールマガジンなどを綴っています。そうやってたのしい教育研究所は順調に活動を広げています。

 日本の端の沖縄の小さな組織ですけど、webで発信するこのサイトは、日本全国を対象にしたブログランキングで「教師教育」ジャンルで第二位、「生涯学習」のジャンルでは一位です。
 目的意識的に取捨選択すれば時間は見つかります。

 「忙しい忙しい」と感じている皆さん、一つ「時間がある時間がある」と唱えてみるとどうでしょう。