研究所には「自由研究」の相談もたくさん届きます。
前に書いた「キッチンのタネ」や「松ぼっくり」の話に興味を持ってくれた方達からの問い合わせも来ます。
そこで今回は、自由研究におすすめの本を紹介させていただきます。
私の師 板倉聖宣著「科学的とはどういうことか」です。
自由研究のネタがいろいろ載っています、という本ではありません。
「卵は砂糖水にも浮くか」
「虫めがねで月の光は集まるか」
など、自由研究にふさわしい題材を取り上げながら「科学的な見方・考え方」について、とてもしっかりと書いている本です。
私が理科を教えていた時には小学校3年生から読んでくれていました。
後半は、「スプーン曲げ」など超能力のインチキを科学的に解明する展開で、子どもから大人まで対象の骨太でたのしい本ですよ。
親子で一緒に読む、ということもオススメです。