最新号の〈たのしい教育の発想法〉の章に書いたところ「実は自分も・・・」という様にいくつかの相談がありました。似たような状況に置かれている人はたくさんいるのでしょう。
これは教師だけの悩みではなく、どういう仕事でも、あるいは仕事以外のことでも起こりうることだと思います。
〈発想法の章〉の前半部をお届けしましょう。
いっきゅう
かつて、ある先生から
「学級指導がうまくいかず、周りの先生に指導の方法をアドバイスしてもらい、そのアドバイスに従ってがんばっていましたが、クラスの子ども達同士の人間関係が悪くなってきています。
どうしたらよいでしょうか」
という相談がありました。
ちなみに、誰々に相談してその通りやってみたのだけど、まずくなったということでカウンセリングに来る人は少なくありません。
「学校に来るカウンセラーのいう通りにやってみたらますます・・・」という話も来ますから複雑です。
みなさんの中にもそういう経験はあるのではないでしょうか。
この章でこれまで何度もとりあげてきましたが、もちろんクラス経営も〈たのしい教育の実践〉が突破するカギです。
それと同時に「誰々のアドバイスの方法が正しいのかどうかは〈実験〉によって決めるしかない」という〈ものの見方・考え方〉が決定的に大切です。学校でも職員会議や管理職などから「こうするのが正しい」という話が飛び交うと思います。
何が正しいのかは上下関係や多数決で決まるわけはありません。
〈実験的〉に決めるしかないのです。
自分と違う考え方が提案され、それに従わなくてはいけないという時でも
「ではいついつまで実験してみて、予想した通りの効果が上がるかどうか確かめてみましょう」という様な話はできます。
それが実験的な方法です。
ただしその提案に反感をもったまま実験したら、それを失敗させるためにやっている様なことにもなりかねませんから、注意してくださいね。もしかすると自分の予想が間違っていて、上司や大多数の人たちの予想通り効果があがってくるかもしれませんし、自分の予想が当たっているかもしれません。
そういう結果を冷静に見ていくのです。
先輩のアドバイスが正しいと思ったら、期間限定で試してみる。
その結果を冷静に確かめながらすすめていくのが実験的な見方・考え方です。ところで2001年、板倉聖宣が元気だったころ、四條畷小学校で、こういう話をしています。
参考になることも多いと思います。
今回は、それをおとどけしましょう。
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