たのCafeだより4月号 その1 メニュー & クイック ペン画

先月の「たのしい教育Cafe」の全部の紹介も間に合わないまま、4月のたのCafeがきました。
今回もたのしすぎるメニュー満載でした。
スクリーンショット 2015-04-15 22.22.35◯ 短所を長所に言い換える「変えたいやき」
◯ クイック・ペン画
◯ おたのしみゲーム4種
◯たのしい毛筆指導入門
◯ものづくり「きらきらビー玉 Newバージョン」
◯ たのしい読み語り
◯ カノンと沖縄ソング
◯ 授業プラン「おもりのはたらき」
◯ 今年度の計画

そのほかにもたのしい話題がいろいろありました。

さて、まずクイック・ペン画から紹介します。
図工というと最低でも45分は必要で、二時間でも終わらないということもよくあります。
たのしい教育Cafeでは、キミコ方式のインストラクター小禄さんが10分〜15分くらいで仕上がる絵画プランを実施してくれています。

今回は春をいろどる「たんぽぽ」です。
① たんぽぽの葉をを画用紙において
スクリーンショット 2015-04-15 22.36.39 ②小禄さんがポイントを押さえつつ、実際に描いてくれます
スクリーンショット 2015-04-15 23.43.20
③描き始めて10分くらいで、みんなの作品ができあがりましたスクリーンショット 2015-04-15 22.36.55 ちなみに、これはわたしの作品です。
小禄さんの指導のおかげで3〜4分で描くことができました。
のびのび気持ちよく描けて、たのしい絵画のひと時でした。
スクリーンショット 2015-04-15 22.41.52たのしい教育の普及、たのしいカウンセリング、たのしい講座、たのしく賢く学力向上、たのしい教員採用試験特訓に本気投球の「たのしい教育研究所」です。

たのしい教育研究所の設立趣旨

 仕事も落ち着きある日々、と書きたいのですけど、おかげさまで忙しさは衰えをしりません。 よいことです。 そんな中、宿題だった「たのしい教育研究所のパンフレット」の作成に入っています。スクリーンショット 2015-03-26 1.09.58 まず「たのしい教育研究所設立の趣旨」について、このようにまとめました。 公式サイトにあってしかるべき内容なのでパンフレットの完成前にここに掲載させていただきます。

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 人類が長い歴史の中で発見し、守り育ててきた知識や文化を次世代に伝えていく教育活動(学び)は、本来、大いなる感動、たのしさを伴ったものであるに違いありません。 私たちは教師仲間で協力し、1984年から〈学ぶことの喜び・感動〉を一人でも多くの方たちに味わってもらうこと、体感してもらうことを目的に、子ども達、大人、そしておじいちゃんやおばあちゃん達へ〈たのしい教育〉を実施してまいりました。それらの中には、ガリレオが発展させた「科学」のすばらしさを体感する授業、「かけ算」のすばらしさや「英語」のたのしさを味わう授業、「たのしい学力向上」、「絵画」や「ものづくり」のたのしさを伝えるワーク、先生方、一般の方達の研修会、デイケアや病院などでのたのしい教育活動、地域での教育活動、カウンセリングなど様々なものがあります。 同時に、米国NASAと日本のJAXAの協力のもと、約400km上空に浮かぶ国際宇宙ステーションと地上・沖縄県をライブ映像で結び、約1000人の親子でたのしんだ「たのしい授業in沖縄」など、数々の教育イベントを開催してまいりました。 それらの活動の中、さらなる躍進を目指して2012年 春「たのしい教育研究所」を設立し、同年10月1日には 沖縄県から「特定非営利活動法人/NPO」の認可を頂くことができました。 「子どもたちがたのしく賢くなっていく姿」は多くの教育関係者、保護者、そして県民の願うことではないでしょうか。また学校に通う子どもたちだけではなく、いろいろな事情で学校から遠ざかっている子どもたち、支援を必要とする方たち、大人、祖父母の方たち、その他いろいろな方たちが、「たのしい教育活動」によって賢くなり、あるいは生きがいを感じていけるとしたら、すばらしいことではないでしょうか。 私たちが目指す「たのしい教育」は、ショー的なものではなく、その内容を学ぶことによって感動し、さらに学びたくなる教育活動です。また、子ども達の笑顔を求める教師なら誰でもたのしい教育活動(授業)が可能なように教材化する、授業プランを作り上げていく事も、私たちの重要な活動の一つです。 沖縄の元気な未来のために、この思いを共有できる方たちと連携し、「たのしい教育」の普及に様々な形で、全力で取り組んでまいります。           たのしい教育研究所 代表  喜友名 一

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新しい看板「たのしく元気に」がやってきました!

毎日、たのしいことが起こる、たのしい教育研究所です。
今日は、書道を学んでいる方からのプレゼントがありました。
折り染めをベースにした「たのしく元気に」という看板文字です。
うちの研究所の宝物がまた一つ増えました。
いろいろな方たちが支えてもらって嬉しい日々です。
ラジオ局からの取材の依頼も来ました。
いろいろな仕事を抱えているので「ごめんなさい」。
看板20150319たのしい教育、楽しい授業、たのしい教員採用試験、たのしい環境教育、たのしいカウンセリングに全力投球のたのしい教育研究所です。

学校の先生をしていた頃の思い出 「なかよしプロジェクト」

以前、お世話になった学校から
「今度◯◯周年の冊子を作ることになりました。
喜友名先生に文章を書いていただきたいのですけど、お願いできませんか」
という電話がありました。
お話を聞くと歴代の管理職から1名、歴代の教師から1名の文章が載るということ。
忙しさMaxの中、白羽の矢をうけとめさせていただきました。

締め切り日はちょうど授業で飛び回っている日だったので、飛行機の中で、教師をしていた頃のエピソードをちりばめて、
「こういう感じでよかったのかな」
と思いつ送りました。
すると数日置いて、電話がありました。
「こんな軽いものでは掲載できません」という話かな(・∀・;
と思ったら、ぜひ写真を載せたい、という話。
よかった。
写真ではなく、医師会の副読本のイラストでどうだろうか?
https://tanokyo.com/archives/4824

原稿の文章はこんな感じです掲載先があるものなので一部のみ抜粋、固有名詞もの抜きます

・・略・・
 これまでの長い教師経験の中で「たのしい教育活動の拡がり」が決定的だという思いを強くし、計画通り、ちょうど50歳の年に公的な職から降りて、新たな教育活動に全力を注いでいます。◯ ◯小学校は、そのわたしのとても大切な学校です。
 この記念の冊子には、おそらく、子ども達のこと、学校の歴史のこと、PTAのすばらしさなど、いろいろな方たちが筆を重ねていることと思います。私は◯◯小学校の、たのしい同僚たちと過ごした日々について書かせていただきたいと思います。◯◯小学校のごく普通の教師たちの日常としてお読みいただければ幸いです。
 ◯◯小学校では、◯◯◯◯・◯◯◯◯・◯◯◯◯・わたしの四人で◯年生を受けつもこととなりました。長年教務を担当してきた私に、久しぶりの担任としての仕事を丁寧に教えてくれた仲間の優しさは格別なものがありました。
 四人の取り組みの中で「子ども達主体の活動の中で人間関係も良くなり、学校に来ることがたのしくなるような活動ができないだろうか」という話になり、各学級の自主的代表が集まって「なかよしプロジェクト」がスタートするなど、実験的な試みがいくつもできました。
・・略・・

「なかよししプロジェクト(Nプロ)」は、とてもたのしかった。
もちろん、こういう取り組みに力を注ぐことができた学年担任のメンバーがよかったことはいうまでもありません。

「なかよしプロジェクト」というのは、「生徒指導される・する関係で動き回るより、もっと子どもたちも先生も仲良くなってしまうことでたのしい学校生活を送ろう」ということで、子ども達の自主的な代表(各クラスから数名)とわれわれ教師が集まって、いろいろたのしい企画を実現するプロジェクトです。
世話人はわたし。

 たとえば…
◯ 今度、体育の時間を合わせて「まわとび大会」をしよう
◯ 給食の時間、体育館に全員集まって、合同給食をしよう
ルールは
 ・一人だけで食べずにグループで食べる
 ・グループには必ず他のクラスの人が入っていること
◯ ミニ学芸会をしよう
◯ 得意なものシリーズで、発表会をしよう
などなど、子ども達の運営で、とても盛り上がる企画が立ち上がりました。
 とてもたのしかった。

 私の愛機Macの上には、今でもその時に自由参加で集まってきてくれた、各クラスの代表の子ども達からのメッセージが飾られています
リーダーとして集ってきてくれた子どもたちは、おとなしい優等生型ではなく、元気たっぷりで型にはまることをあまり好まない子もたくさんいました。そしてどの子もとても魅力的な子ども達でした
      ※名前もあるので低解像度にします
スクリーンショット 2015-03-11 12.52.32メッセージにはたとえば
・きゆな先生へ
今までぼくと、Nプロを支えてくれてありがとう〜ス。
来年もこのパワーでがんばります

・きゆな先生
Nプロを支えてくれてありがとうございます。
Nプロのリーダーに希望してとてもよかったです

とあります。
「ぼくとNプロを支えてくれてありがとう」という言葉は、今見ても涙が出ます。
一緒に盛り上がっている日々は、実は支えられているという気持ちもあるのですね。
わたしもたくさんの子ども達に支えられていました。

他のクラスの子でしたけど、誤解もあっていろいろ言われている子もいました。その子もが、「ねぇ、一緒にNプロのリーダーやらない?」と声をかけると、喜んでくれて、とてもいい味を出してくれました。
その子は私が辞める時「Nプロで学年のみんながたのしんでくれる取り組みをたくさんできて嬉しかった」と語ってくれていました。

今でも想いは変わらず、「教師」という仕事は、とても素晴らしい経験だったと思っています。
その素晴らしさに全力を注ぎたくて、公的な仕事から離れて、今も夢を追い続けている、たのしい日々です。