学校帰りに立ち寄って、みんなでたのしく仲良く賢くなってしまおう!/放課後の出前児童館

 研究所が月に一週間、地域で自由参加型の〈たのしい教育〉を実施しています。着々と参加人数も増え、公民館の館長さんたちからも大好評です。〈たのしい教育〉の重要さを感じて来てくれていることも感じることができて、嬉しい日々です。

 11月のたのしい教育の様子を一部、紹介しましょう。

 これはA先生がリードする〈スポーツレク〉でたのしんでいる様子です。
 男の子も女の子も手をつないで、仲良く身体を動かしています。

 これはものづくり大好き人間 T先生が〈ふしぎ箱〉のたのしさつを伝えているところです。目の錯覚の話も交えて、みんなたのしく賢くなっていきます。
 〈安全指導〉の後みんなでテーブルでつくりはじめます。

 T先生の右後ろにいるのはリーダーのO先生。
 たのしい教育研究所の財産は〈教員として腕をみがいてきた人たち〉が何人もいることです。その方たちが中心となって教育活動をすすめています。

 ところで完成した〈ふしぎ箱〉をごらんください。
 前の記事で紹介した様に、この箱は真ん中のあたりが凹んでいます。
 ところがこうみると、真ん中のあたりが前に突き出している様に見えませんか。

 こうやって〈たのしく賢くなる教育活動〉を続けているうちに、はじめは数名だった参加者が次第次第に増えていき、今では一クラスくらいの参加者になってきました。うれしいことです。

〈自分の地域でもこういう活動をして欲しい〉と考えている教育関係の皆さんがいましたら、ぜひご相談ください。

一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる活動に参加しませんか。〈簡単な方法〉があります。このリンクのクリックで少しずつ拡がります!

ものづくりの教育で大切なこと:仮説実験授業研究会代表 板倉聖宣〈ものづくり〉について語る

 板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表)が〈ものづくり〉について語った内容を最新のメールマガジン「教師は辞めてもたのしい教育はやめられない」に載せたところ、いくつもの反響が返ってきました。

 研究所のメンバーにとっては〈基本中の基本〉としての見方・考え方ですけど、初めて読む人たちにはとても新鮮だったようです。
 少し紹介しましょう。

 たのしい教育研究所で開発した〈ものづくり〉もいくつか取り上げてもらった〈雑誌『たのしい授業』〉に掲載する時の判断について〈1990,12 高知県での講演 たのしさを求める教育の意義〉で語ったものです。

 『たのしい授業』に〈ものづくり〉を載せる時には、原則としてそれを作った人が「できる」といったって信用しません。一番初めに作った人がいくらうまく作ったってそれは怪しい。
 その人が名人かもしれない、だから信用しないんです。

 私どものような最も無器用な人ができたらこれは信用できる。

 私達の雑誌では、ものづくりで〈誰かが作ることができた〉という話があった時に、初めからできると信用のない2-3の人がやってみて楽しくできたら、それではじめて載せるんです。

 誰かができるといっても、それは怪しいんですから。

 『たのしい授業』に載せるようなものはそんな手間をかける。

 そうやって〈すべての人がまねっこしてできる〉ということまでにしてはじめて〈楽しい授業〉ということがうそでなく〈本当〉にできる。

 〈不器用な人にもできる〉ということが分かつてきた段階で『たのしい授業』にも載せていくんです。

 私どもが文部省その他の権威ある機関にお願いするととは〈楽しい授業ができたら教科書とか指導要領とかからはみでたっていいでしょ、そういうことは大目に見て下さいね〉ということです。

 でもその位のことは文部省だってちゃんと言っているんです。指導要領を見て下さいちゃんと書いてあるから。〈現場の教師の創意工夫を持ってやってほしい〉と。

 その位の見識は文部省は持っている。だって私を雇っているんだから。

※板倉聖宣はこの頃、文科省の教育研究所室長

 

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たのしいクリスマスがそこまでやってきた!/ Christmas is just around the corner.

 研究所はすでにクリスマスの装いです。
 みなさんの周りはどうでしょうか。

 

 日本人はいろいろなものごとに寛容な民族ですから、世界中のいろいろな宗教や慣習が生活の中に入っています。
 けれどクリスマスそのものが〈ローマ帝国時代、12月25日(冬至)にはナタリス・インウィクティと呼ばれる祭典〉を取り込んだものです⇒こちら

 〈世界中がいろいろなものごとに寛容になっていく〉ことで、世界は少しずつ平和に近づいていくのかもしれません。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる活動に参加しませんか。〈簡単な方法〉があります。このリンクのクリックで少しずつ拡がります!

不思議がたのしい:たのしいものづくり−ふしぎ箱

 地域に出ていって〈たのしい教育〉を実施する出前授業の11月の内容に「ふしぎ箱」があります。

 目の錯覚(さっかく)を利用したたのしいものづくりです。

 どの様に見えているかわかりませんが、指で指している真ん中の部分は凹んでいます。

 本を置くとわかると思います。
 こんな感じです。

 

 みんなであそびすぎたので少しやぶれてしまいましたが、上から見るとこうです。

 

 この真ん中をじ~っと見つめていると〈グッ〉と前の方にせり出して見えたり、逆に凹んで見えたりと、違って見えてくるからふしぎですよ。

 見えない、という人は〈かた目〉で見るといいかもしれません。

 写真を上下逆さにしてみましょう。
 

 それでもグッと前に出たり、奥にひっこんだりとたのしい錯覚を体感できるものづくりですよ。

 興味のある方は、二回前のサイトに日程を書いてあります。ぜひご参加ください。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。このリンクのクリックでブログ評価に一票入ります!