先日開催されたサイエンス・アゴラで〈たのしい算数〉の先生のブースで出た話を紹介します。
フィリックスガムをご存知でしょうか、駄菓子屋さんに置いているガムです、まだ一個10円くらいかな?

その中には〈当たりくじ〉が含まれていて、お店でもう一個もらうことができます。

さて問題!
フィリックスガムで当たる確率はどれくらでしょうか?
算数の先生は「確率というはどういうものか」という説明をすっ飛ばして子どもたちに授業していたので、勉強を頑張っている子や、高学年の子どもたちには意味がわかっただろうけど、〈たの研〉のスタイルではないな。
確率というのは〈あることが起こるのは何回のうち何回なのか〉を表す方法で、サイコロの2がでる確率というと〈6回のうちの1回〉で〈1/6〉と表して「ろくぶんのいち」といいます。
ここのところを例題でかるく練習してからすすみましょう。
さて、フィリックスガムのあたりが出る確率はどのくらいでしょう?
100回引いて1枚の当たりくじが出るとしたら、1/100 です。
10回引いて1回あたるとしたら1/10 です。
2回引いたうちの1枚は当たりだとしたら 1/2 です。
自由に予想してみてください。

どうしてそう予想しましたか?
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予想してからね
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予想してからね
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予想してからね
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サイエンスアゴラに登場した算数の先生がいうには「10個買ったところ2枚の当たりが入っていた」とのこと、2/10と言っていました。
約分という処理をして ⇨ 1/5 の確率になります。
5つ買うと1枚は当たる計算になります。
ほんとかなぁ~
一回の結果で確率を判断してはいけません。
そういう理屈でいうと、たとえば私が一個買って、その一個がたまたま当たりだったら「確率1/1 つまり100%」ということになります。
算数の先生のいう確率と違ってしまう。
確率というのは1~2何度も何度も繰り返して、だいたいそうなるというように判断するものです。
次も10個買う。
続いてまた10個買う。
さらに10個買っても、大抵2つの当たりくじが入っていたら、2/10つまり1/5の確率だと言ってよいでしょう。
web上で調べてみると「12個のうち1個に当たりくじが入っている確率」だということです。
1/12ですね。
こんど12個買ってみようと思います。
確率の見方・考え方は人生にとって、とても大切です。
宝くじの販売店に「1億円の当選と、4000万円の当選2つがでました」と書いてあると、まるでその店で買うと大金が当たるかのように感じてしまう人もいるようです。
でも確率を学ぶと、それは間違いだということがわかります。
たのしいプログラムができそうです。
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