反響 「実践心理学 4という数字」

心理学に興味がある人たちの中にも、
「心理学は人の心の分析には使えるけれど自分の日常生活には役立たない」
と考えている人たちがいます。

たしかに、「科学」だと胸を張って言える段階ではありませんが、心理学は実用的に利用することができます。
それがこのプランです。

前回の紹介で、興味を持ってくださった方達からメールがいくつも届いています。

プランの中をもう少し紹介します。

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しつもん2
「4」と「死」が関係があるとすると、たとえば「4月の死亡率は他の月より高い」ということが考えられます。
 みなさんは、どう思いますか?

予想
 ア.どの月もだいたい同じくらいの死亡率
 イ.4月は死亡する率が高い
 ウ.その他

 どうしてそう予想しましたか?
 あなたの考えを聞かせてください。

 

 

お話 4月の死亡率

 厚生省が毎年「人口動態」というものをまとめていて、そこには何月に亡くなった人が多いのか「月別死亡率」もまとめられています。
 鹿児島大学の岡本嘉六という人が、1947年から2005年までの月別の死亡率をまとめてくれていますのでそれを見てみましょう。

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 いかがでしょうか。4月は1月2月3月に比べて明らかに低くなっています。
しつもん3
 上の統計には病気などの全部の死亡率が含まれています。運、不運的なことで考えると「事故」で死ぬ人を見ていくのがよいかもしれません。死亡事故で多いのは「交通事故」です。4月は交通事故で死ぬ人が多いでしょうか?
 予想してみてください。

 予想
  ア.どの月もだいたい同じくらいの死亡率
  イ.4月は死亡する率が高い
  ウ.その他

 どうしてそう予想しましたか? あなたの考えを聞かせてください。

 

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  わたしは学生時代から統計を扱ってきたので、数字を扱うのは得意ですが、得意な人でも、なかなかこういうものをたどって確かめるということはしないでしょう。

 しかし、4は不吉だと考えている人たちも、そんな馬鹿なと考えている人たちにとっても、数字で確かめてみる、ということは大切なことです。

 そして「4という数字が特に不吉な現実と結びついているわけではない」ということを知っていただけると、次の一歩が生まれます。
それについてはまたいずれ。

 たのしい教育は単なるテクニックやちょっとした授業ネタではありません。
豊かに生きる本質的なものとしてたのしい教育を提案している
「たのしい教育研究所」です

パイナップルとパイン|やっと手に入れました

昨日の夜、ハワイから戻り、今朝は「学び方コース」で子ども達と授業しています。
授業が好きな私は、休んでいるよりずっとたのしく過ごせます。

さて、研究所でいろいろな人たちに見てもらおうと、いろいろなものを買ってきました。

その一つがパインです。

パインというと、果物を思い浮かべる人も多いと思います。

パイン①

パイナップル=パイン・アップル
です。

しかし、本来「パイン」は「松」のことです。

以前アメリカに行った時、何度か巨大なパイン(松)の樹を目にしました。
そして、そのパインの実である松ぼっくりも巨大でした。

持って帰りたいと思いつつ、なかなか叶わなかったのですけど、今回ハワイで入手して、しかも手土産としてもって帰ることができました。

ふつうのマカダミアンナッツチョコレートのパッケージと比べると、その大きさがわかると思います。

パイン,松かさ巨大松ぼっくりパイン,松かさ巨大松ぼっくり②

子ども達も、その大きさにびっくりしていました。

私たちがパイン・パイナップルと読んでいる果物は、このパイン(松)の種をかかえた松ぼっくりに似ているから名付けられたのです。

やっとパイナップルサイズの松ぼっくりを手に入れて、たのしい教材がどんどん増えているたのしい教育研究所です。

たのしい教材や授業ネタを探している方たちもどんどんお問い合わせください。

たのしい教育は沖縄から全国へ
「たのしい教育研究所」です

楽しい授業教材「タマゴにーちゃん」の反響が続く!

研究所の授業で取り上げるものづくり
「タマゴにーちゃん」をさらにブラッシュUPしようと研究をすすめています。

「タマゴにーちゃん」は宇宙空間と地上での決定的な違いを知ってもらう時によく利用している教材のひとつです。

ここ一週間くらいは、たのしい教育研究所を訪ねてきてくれた方にも協力してもらって、いろいろ試してもらい、その方達の協力もあって、これまでより、たのしい形で教材を提供できるように整ってきました。

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さて、バージョンアップしたという情報を仕入れた小学校の先生がやってきて、教材を入手し、放課後に子ども達とたのしんでくれました。
その様子がメールで届きましたので掲載させていただきます。

どんどん人だかりが増えてきて、みんなでたのしんでいる様子がたくさん写っています。遊び方も子ども達に伝授してくれています。

スクリーンショット 2015-11-11 16.02.49 スクリーンショット 2015-11-11 16.02.58
学校現場に着実に広がるたのしい教育活動です。
そして、その活動にいろいろな方達が協力してくれることが何より嬉しいことです。

沖縄の教育問題に真剣勝負
たのしい教育研究所です

たのしい授業が開く世界|北部の小学校でたのしい教育|ぐぐっ、ぐぐっとにじり寄ってくる姿がたまらない!

今月某日
沖縄本島北部の小学校で、たのしい教育研究所の授業をしてきました。
全校一斉で、先生方も一緒の授業です。

子ども達も先生達も、とてもすてきな学校でした。

「予想を立てて確かめることで賢くなる」ということを伝える授業です。

はじめは前後の隙間を保って座っていた子ども達が、授業がすすむとともに、次第に前に前にとにじりよってきて、すぐに密集したかたまりになってきます。

「は〜い、もとの位置にもどってくれますか」
と列を整えてから再開するのですけど、またどんどん前に前にとよってきて、こちらもついつい熱くたのしく実験をすすめていきました。

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「熱膨張」から「作用・反作用」という小学校高学年から中学校レベルの内容なのですけど、小学校1年生から予想しながらたのしく賢くなってくれました。

「たのしい教育研究所」を立ち上げて三年間で15000人以上への授業をこなしてきましたから、これまでのものと同じもので、ということで十分、授業は可能です。しかし、一回一回、一切、手を抜かず、似たテーマの内容でも必ず前回よりブラッシュアップした内容を提供しています。
ですから授業が完成するのは、授業の日の前日深夜、ということがほとんどです。

それは、毎回子ども達のこういう熱意を体感しているからです。

たのしい教育活動がたのしすぎてやめられない!
そういう日々です。

応援してくださる皆さんに心から感謝しています。

 

沖縄の教育と全国の教育をもっとたのしく賢く笑顔に
「たのしい教育研究所」です