クラスで家庭でたのしく〈変換クイズ10番勝負!〉

今日はクイズをたのしんでみましょう。

ことばあつめのクイズ集に「昔の言い方→今の言い方」というページがありました。あまりにも簡単すぎて面白みにかけたのですけど、「それを逆にすると子ども達と一緒にできそうだ」と思いつきました。

「今の言い方→昔の言い方」に変えてやってみたいと思います。

かんたんなものからいきますよ、次第にむずかしくなってくるはずです。

 今の言い方   昔の言い方
 家にあるものシリーズ
①ティッシュ → (      )
②ハンガー  →(      )
③ベスト   →(      ) 
④タートルネック・ハイネック→(     )

 学校で使うものシリーズ
⑤チョーク→(     )
⑥ノート→   (     )

 その他 
⑦イケメン→(     )
⑧タオル →(     )
⑨エプロン→(     )
⑩原付バイク→(     )

いくつできましたか?

答え
①チリ紙・鼻紙
②えもんかけ
③チョッキ
④とっくり
⑤白墨(はくぼく)
⑥帳面
⑦ハンサム
⑧てぬぐい
⑨前かけ
⑩ラッタッタ(ほんとかな?)

大人も子どもも一緒に昔のことばにふれて楽しんでみてはどうでしょう。

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数年前の新聞記事 あの子達も変わらずたのしい日々を送ってくれているといいな

「名前は出ていないんですけど、いっきゅう先生ではありませんか?」と新聞記事を持ってきてくださった方がいました。

 たしかに私ですね。

 あまりにもたくさんの授業をしてきたので、このこれが何の授業だったのか、はっきり思い出すことができないのですけど、南北の大東島には何度も呼んでいただいたので、その時の一枚です。

 懐かしい。

 あの子たちは、もう高校生くらいになって、本島に来ているんだろう。
 お姉ちゃんお兄ちゃんになって、きっと会ってもわからないのだと思います。
 あの子たちも、たのしい日々が今もそのままだといいな。

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エリック・カールさん②/絵本を見ると思い出す風景 byひな 

エリック・カールさんのなつかしい絵本たちが本棚からたくさん出てきました。   
あと何冊かあったと思うんですけど、それにしてもこんなに持っていたんだと、テーブルに広げてみました。

はらぺこあおむしは2冊も買ってあり、ミニ版もあります(^^
ミニ版は、子供が小さい頃、お出かけや病院に行ったりする時にいつも持ち歩いていたのを思い出しました。本を見るだけで、思い出す風景があります。
本っていいですね。
久しぶりにページを開いて見ています。

その中から、今日は「パパ、お月さまとって!」の絵本を紹介します。

「パパ、お月さまとって!」 エリック・カール 作 (偕成社) 1760円

あるばん、女の子がお月さまを見つけて、「おつきさまとあそびたいな」と、手を伸ばしてみます。でもとどきません。そこでお父さんに「パパおつきさまとって!」といいます。お父さんは、娘のために、とてもながーいはしごをもってきてお月さまを取りに行く話です。

中にはおりたたみのページがあります。


それを開くと、長いはしごや、月のページが出てきます、その迫力に子ども達もわーっ歓声をあげてくれます。

 

本の後ろにこういうすてきな言葉があります。

娘のサースティンが、3歳か4歳のとき、窓から夜空の月をみつけると、こういたのです。
「パパ、お月さまとって!」

 私は、月の大きさや遠い距離について説明しようとしましたが、娘には理解できなかったようです。
 つぎの日、” 月の本”をいくつか描いてみました。
 ところで、最近、28歳の娘からこんな手紙を受け取りました。

「ここのところ、毎日とてもゆううつなので、パパの”月の本”のスケッチをみていました。

 するとあの長いはしごを、私の”気持ち”がどんどん登っていってね…今ではとても気分そう快です。」
 それで私は、訪ねてきた出版社の人に相談し、それをたくさんの娘たちにみてもらえる絵本にしたのです。
     エリック・カール

 この絵本はエリック・カールの娘さんとのやりとりから生まれたんですね、
とても微笑ましいエピソードです。

「絵本づくりのひみつ」というインタビューには次のように書かれています。

しつもん
「パパ、お月さまとって!」の折りこみページのアイディアは、どこから出てきたのですか。
カール
私は、半分おもちゃ、半分本、というのがすきなのです。これは、本を読み始めたばかりのこどものための本で、半分はおもちゃですから、遊ぶこともできます。

 

 子どもの様な心を持つエリック・カールさんが、たのしい教育研究所の存在を知ったら、飛んできてくれたのではないか、そういう思いがするくらいです。

 カールさんは亡くなりましたが、カールさんの作品はこれからもたくさんの子どもたち、子どもの心を失わない大人たちの心に届くことでしょう。

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いじめについて考えよう「映画 フルメタル・ジャケット」 by いっきゅう

 お陰様でたのしい教育研究所(RIDE)のサイトは国内の教育関係の複数ジャンルでトップクラスの閲覧数になっています、ありがとうございます。それを裏付ける様に小学生や中学生からの便りも届いています。
 書く側も、できるだけ小中学生でも興味があれば読んでいける様な内容を意識しています。

 その中で今回は「いじめ」について考える内容になります。いっきゅうofficeにこれまでいくつもいじめの相談がありました。簡単に解決できる問題ではないのですけど、解決するための方向はそう難しいものではありません。

 毎週発行しているメールマガジンに〈その週でいろいろ観た映画の中でもっともすすめたい一作〉を紹介するコーナーがあるほど、私は映画好きです。〈たのしい教育メールマガジン〉はすでに456号発行しましたから、少なくとも456作品以上の映画を紹介しています。

 すすめたい作品が456本という数字は大したことがないと思う人がいるかもしれません。けれど〈勧めたいとは言えない作品〉はその何十倍ありますから、映画をみている人たちの中でもかなり映画好きだといってよいと思います。

 感動した作品を全て書いているわけではありません、心動かされた作品でも「これはひかえておこう」と感じる作品もあるからです。

 わたしの映画人生にかなり影響を受けた作品でありながら、まだ機が熟していない、書く側の気持ちの整理がついていない作品があります。

巨匠スタンリー・キューブリックの「フルメタル・ジャケット」です。

 フルメタル・ジャケットという言葉を聞いた時は
〈フルメタル〉⇨ 全て金属
〈ジャケット〉⇨ ジャケット(上着)
で、防弾チョッキみたいなものかと思ったのですけど、軍人用語で〈金属製の弾丸〉を意味する言葉でした。

 

 映画〈フルメタル・ジャケット〉の前半は海兵隊として訓練を受ける若者たちの様子が描かれます。

 

 軍隊というのはそうなのでしょう、教育という名前のしごき、それは徹底的な〈いじめ〉と同じことでした。

 入隊初日からハートマン軍曹(右)に、体型と薄ら笑いの表情をののしられる訓練生がいます、パイル訓練生です(左)。

 聞いていられないほどの叱責と罵倒は止むことはありません。

 懸垂が一回もできず体力がついていけないパイルに、ハートマン軍曹は同じ訓練生を指導者に当てました。

 的確で心ある指導で、パイルは体の動きもゆっくりとよくなっていきます。

 そんなある日、ハートマン軍曹がパイルのカバンをチェックすると、中からドーナツがみつかります。

 勝手に食べ物を食べてたことに対してハートマン軍曹はこう投げ捨てます。

 「もういい、お前の失敗は、他の訓練生に償ってもらう」

 立ってドーナツを食べろと命じられるパイル、その周りで腕立て伏せを繰り返す訓練生たち。

 その後、パイルが何か失敗するごとに、訓練生に罰が下され、次第に訓練生の苛立ちと怒りがパイルに向けられる様になりました。

 ハートマン軍曹からのイジメに何とか耐え続けることができた、強いパイルでしたが、同じ立場の訓練生たちからの攻撃に彼は耐えることはできませんでした。

 次第にパイルの精神状態はおかしくなっていきます、そして恐ろしい結末を迎えることになるのです。 勇気のある人はぜひDVDで視聴してみてください。

 いじめというのは、かくも酷いものであるということ、そしてそのいじめは、教育というものととても近いところで発生するものだということを、観るたびに感じる作品です。

 教育という名に潜んだイジメは、いたるところに顔を出します。管理職の方達に、イジメという名を使わずに「傷害罪」といえばよいのにと提案することが時々あります。

 ではそのイジメの対極にあるもの、それは何か。

 ここからはさらに長くなるので、メールマガジン用に綴ることにします。

 いつか機会があれば、このサイトでも紹介できるかもしれません。

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