たのしい教育実践編 たのしい掲示物〈秋〉①

〈教室掲示がとても参考になります〉という便りが届いていましたので、今回、研究所でばりばり学んでいる先生から届きたての掲示物を紹介します!

「自由に利用してよろしいでしょうか」という質問もありました。個別では返事をしましたが、アイディアを利用する場合には「出典:たのしい教育研究所webサイト」の表記をお願いします。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。このリンクのクリックでブログ評価に一票入ります!

 

掲示物は見る人をたのしくする:たのしい教育実践編/たのしい教育Cafe11月-クイックちんすこう・スチレン版画など多数

 たのしい教育Cafe11月もとてもたのしく過ごしました。美味しいcoffeeと美味しいケーキなどがついてこんなにたっぷり学ぶことができて参加費1000円(教材費等別)というのは破格です。興味のあるみなさんは次回お申し込みください。研究所の合格ワークショップなどを希望しているみなさんも、こういう講座に参加している方を優先しています。

 今回は〈スチレン版画〉〈クイックちんすこう〉〈五味太郎の言葉図鑑〉〈質問絵本〉〈たのしい読み語り〉〈たのしい作文プラン〉〈カウンセリング入門〉などでたのしみました。

 これはみんなで〈作文プラン〉をたのしんでいるところです。

 

 若手のホープM先生がスチレン版画の授業をしてくれました。
 〈版画〉は〈ミシン〉と並んで教師時代の私の二代苦手教材、というか疑問教材だったんですけど、このスチレン版画(100均のスチロール版に模様をつけて絵の具で印刷)なら苦手にならずにいられたなと思います。

 研究所の芸術分野担当の小禄さんでサッと10分では作品が出来上がっていました。
他の人たちも20分くらいでどんどん作品ができあがっていきました。その作品が、みんな目をみはるくらいのものです。

スチロール版画

 

 スチロール版に模様や絵を描いて、絵の具を塗って、紙を被せてゴシゴシ。

 こんな作品になりました。
 上の版は下の右の仕上がりになっています。
 秋の彩のムーミンの世界です。


 新作スイーツで〈柿ケーキ〉が登場。
 アメリカのお菓子みたいで美味しかったです。
 巻き寿司、ヒラヤーチー、お肉、深入りcoffeeなどもいつもの様に美味しかったです。

 たのしい教育に興味関心のあるみなさん、ふるってお申し込みください。
 次回の案内は月末くらいの予定です。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。ここのクリックでブログ評価に一票入ります!

笑顔いっぱい:おじいちゃんおばあちゃん〈たのしい教育〉を思い切りたのしむ/老人会で盛り上がる

 某月某日、老人会の文化講演会に呼んで頂いて〈いつまでもたのしく学ぼう〉をテーマにたのしい教育をたっぷり味わっていただきました。

 当初「40~50人くらい集まるかというところです」ということでしたが、ふたを開けるとそれより遥かにたくさんの方たちが参加して下さった様です。ものづくりの材料をみると約70人くらかの方がたのしんでくれた計算になります。
 年齢は若い方のお顔も見え、上は90歳を超えた方までと幅がありました。

 司会の方が「講演会という名称ですけど、いっきゅう先生は、元々教師をしていたので、今日はきっと〈授業〉の様な形になると思います」という紹介をして下さったとき、おじいちゃんおばあちゃんが少し構えた様に見えたので、はじめに質問してみました。
「さきほど〈授業〉という紹介がありましたけど〈学校の勉強が好きだった〉という方は手をあげていただけますか?」

 皆無。

「お一人もいませんね」と話すと大きな笑い。
 時代をさかのぼるほど、厳しい教育を受けた方たちが増えていくのでそれは十分予測されます。教育に携わるものとして〈すみません〉という気持ちです。その分、力を入れて〈学ぶことはたのしい〉と感じていただきたいと思っています。

 たのしい教育研究所の授業は〈学校〉でも〈老人会〉でもほとんど変わりません。
いろいろなテーマをベースに
「たのしさがいろいろな問題や課題を突破する」
「予想して確かめる」
 という構成で1時間たっぷりとたのしんでいただきます。

 とりあげた内容は〈この美しい星でたのしもう〉です。
 宇宙から見た地球の映像にたくさん方たちが魅入っていました。

 これは〈人間が初めて空を飛んだのはどういう方法だったでしょう」という問題に予想してもらっているところです。
 おじいちゃんおばあちゃんたちが学校でやる様に予想したり意見を言ったりしてくれるのか、と心配していたスタッフもいましたが、その活気はかわりません。
 90歳の方から〈先生、生きているうちに地球上で無重力を体験したいのですけど、どういう方法がありますか〉という質問が来たりするほどです。

 実験を交えて、たくさんの拍手を受け、笑顔を見せてもらいました。

 これはまとめの部分で「この地球という美しい星で〈たのしむ〉ために〈子どもと仲良くなる〉ことがとてもおすすめ」ということで〈タマゴにーちゃん〉を作っているところです。
 喜んだこと喜んだこと。

 この写真は「ほらできたよ。よく動くでしょう。あなたのはどうね?」と話かけている様に見えます。

「いっきゅう先生、これ頂いてよろしいんですか?」
といろいろな方から聞かれて「もちろんです。ぜひこれで子ども達とたのしんでください。子ども達にも作ってあげてください」と答えると、とてもいい笑顔を見せてくれました。

 帰る時、ツエをつきながらもバッグに入れるのではなく〈手で大切に持って〉くれている姿や、早く家で家族に見せたい様な雰囲気が見えたりと、そういう姿嬉しかったです。

 授業の後、何人もの方たちが私のところに来てくれて
「先生、今日はとてもわかりやすくて、ほんとにいい時間でした」
「おもしろいではなく、たのしい時間でした」
「ますます元気でたのしい教育を広めてください」
という様な話をしてくれました。

 その一人Tさん(女性)が
「先生、わたし普通の人の半分しか学校を出ていないので感想を書くのは難しいから、直接お礼をいわせてください。
 今日は来てくれて本当にありがとうございます。
 今日の授業は、ほんとうにほんとうに良い授業でした。
 わたしは戦争もあって学校にはあまり行っていないですけど、その私にもとてもよくわかる、たのしい授業でした。
 先生が〈いろいろな人たちと仲良くなることもとてもたのしい〉と言っていましたが、90過ぎまで長生きした私の母親が〈家族とか人のいいところはどんどん自慢しなさいよ〉と言っていました。そのことと同じだと、母親のことも思い出していました」
という様な話をはじめとして、たくさんの感謝の想いを語ってくれました。
 聞いている私の目がうるうるしてくるほど嬉しい話でした。

 去りがたい会場でしたが、スタッフの皆さんにも感謝を伝え、さよならし、夜はカウンセリングの特別講座。明日は〈たのしい教育Cafe〉。充実を絵に描いた様な日々です。
 教師を辞めて研究所を立ち上げ、たくさんの方たちの〈笑顔〉と触れ合う日々の中で研究所の〈仲間たち〉のありがたさ、そして〈応援してくれる方たち〉のありがたさを感じています。感謝の気持ちは、ますます〈たのしい教育〉で笑顔を広げることでお返ししたいと思っています。
 これからもよろしくお願い致します。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。このリンクのクリックでブログ評価に一票入ります!

ギンネムとオジギソウの話②/予想することがたのしく賢くなる極意

 前回の記事からすぐに〈とても似ているのでほとんど同じ仲間ではないか?〉というメールがいくつも届いています。たくさんの方たちが予想を立ててくれていることがわって喜んでいます。

 では前回の続き〈ギンネム〉と〈オジギソウ〉の実・タネのつき方は似ているのかどうか?

 みていきましょう。

 オジギソウの実・タネはこれです。
 いくつかのタネが一つひとつサヤの中で区切られた部屋の中に入っています。
 一つのサヤの大きさは2cmくらいです。この写真全体でピンポン玉くらいの大きさです。

オジギソウの実・タネ

 

ギンネムの実・タネはこれです。

ギンネムの実・タネ

一つのサヤで15~20cmくらいあります。

 大きさはぜんぜん違いますけど、一粒ずつのタネがサヤの部屋の中におさまっていることは似ています。

 ギンネムの実・タネが熟する前の様子です。
 透けて、中のタネの様子もよく見えます。

 
この写真はタネが熟する前のオジギソウです。

オジギソウの実 熟する前

 大きさは違っていても、作り的には似ていると思うのですけど、どうですか?

 そろそろギンネムとオジギソウは近い仲間なのかどうか、についての結論に近づいたようです。

ギンネムは〈マメ科ネムノキ亜科ギンゴウカン属ギンネム〉

オジギソウは〈マメ科ネムノキ亜科オジギソウ属オジギソウ〉

※〈亜科〉というのは生物分類学上の単位の一つで、必要に応じての間に設けられています。

 2つはとても近い仲間なのです。

 植物の分類については、複雑で苦手だという人もいると思います。
こうやって、似ているけれど同じ仲間なのか、という視点でみていくと、いろいろなことがわかっていくことも事実です。

 葉はよく似て見えても〈かなり違う仲間の植物〉だという例はいろいろありますから、「葉が似ていたら近い植物だ」ということは難しいのですけど〈花〉と〈実・タネ〉のつき方を調べると〈似ている植物〉なのか〈近い仲間〉なのか〈けっこう違うタイプ〉の植物なのかが分かります。

 秋になりました。
 夏の頃と違う植物も目にする様になりました。
 みなさんも、立ち止まって植物を見ながら、いろいろな予想を立てながらたのしんでみませんか。一緒に〈たのしい教育〉を広げて賢い笑顔を育てる〈簡単な方法〉があります。このリンクの
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