ゴルフはとてもたのしい教材になる

 いろいろな先生たちの協力で、たのしい教育の新しい教材が出来上がってきました。

〈たの研式ゴルフ〉です。

 いろいろな写真が送られてきているのですけど、どれもとてもたのしそうです。

 小学校低学年や幼稚園の子ども達も、グループで仲良くたのしんでくれています。

 

ところで、「スポーツ系は今の方式・ルールをそのまま持ってくるより、歴史をたどっていったほうがずっとたのしめる」というのは、私のたのしい教育研究上の発見の一つです。

 ゴルフという遊びは今からどのくらい前に、その起源をたどることができると思いますか、予想してみてくださてい。

 ア.50~100年前

 イ.200~300年前

 ウ.500~1000年前

 エ.その他

どうしてそう思いましたか?

 

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予想してからね

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予想してからね

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予想してからね

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調べてみたら!

今から2100年前のジュリアス・シーザーのローマ帝国時代に「パガニカ(Paganica=パガニア)」という球戯があったことが歴史的に認められています(写真)。

 直径10cm程度の羽毛を詰めた皮の級を打っていたようです。

 穴に入れていた様子は見られないようですけど、シンプルな遊びだからこそ熱中して長年続いてきたのでしょう。

 OBやバンカーありとか、初打はピンを利用したりするとか、今のゴルフのルールではなくシンプルに「打って入れるor当てるだけ」という遊びに、子ども達はとても熱中してくれます。

 

 もちろん大人もたのしめるので、たの研のクリスマスパーティーでは、そのゲームをすることになっています。

 こういうトンネル型のゴールに入れたら一点という遊び方や

なく、置いたコップや牛乳容器に当てて点数をとるというようにたのしんでくれている子どもたちもいます。

 さらにバージョンアップ期間をおいて、春の講座に取り上げる可能性もあります。興味のある方は、今からたのしみにしていてくださいね。

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学力向上もたのしく/語源はたのしく言語の感性を高める

 メールマガジンに〈たのしい教育プログラム〉として書いたものは、いろいろな方が読んで、その中で授業にかけてくれたり、家庭の団らんの時にとりあげたりする方達もいます。

 最近書いた〈語源はたのしい〉は、気軽に使えるので好評です。

〈ひよこ〉はどうして「ひよこ」と呼ばれる様になったのでしょう?

 考えてみてください。

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考えてからね

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 調べてみると⇨「ひよひよ」と鳴くから。

 

 〈カラス〉はどうして「カラス」と呼ばれる様になったのでしょう?

 考えてみてください。

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⬇︎

考えてからね

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 調べてみると⇨「カーカー鳴くから」と鳴くから。

 

〈ねこ〉はどうして「ねこ」と呼ばれる様になったのでしょう?

 考えてみてください。

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興味のある人は
調べてみよう

 

 

 語源にはたいていいろいろな説がありますから、一つの資料をみて「これが正しい」と考えるのではなく、他にいろいろみておく必要があります。

 まずおすすめは「新明解語源辞典(三省堂)」です。

私は「日本語原稿辞典(ミネルヴァ書房)もよく開いています。

「写真で読み解く 語源大辞典」は、こどもにも読みやすいのでおすすめです。

 語源に関しては三冊くらいは目を通して、「ほぼこういっていいのだろうな」という様なものを、周りの人たちに伝える様にするといいと思います。

 たの研の教材で広く利用されている「国語辞典をたのしもう」という2時間プランがあります、その系列で「語源辞典をたのしもう」を作ろうという構想もあります。たのしい教育は深めれば深めるほどに限りなく広がっています。

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「来年も必ず来てね!」という元気な声が響く〈こども未来キャラバン〉

 年末は公民館が閉館となるので、こども未来キャラバン〈出前児童館 ものづくり体験〉はしばらくお休みに入ります。

 ラストの池原公民館(沖縄市)もたくさんの子ども達が来てくれました。

「来年も必ず来てね~」という子どもたちの声が響き、スタッフのKさんと一緒に記念写真をパチリ。

 

 いつの時にも、子どもたちの笑顔は宝物です。

 年が明けたら一月のプログラムや日時などもお知らせします、多くの人が来てくれるのをたのしみにしています。

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板倉聖宣「イコールの意味」1975/たのしい教育の発想法

 最新のメルマガで紹介した「イコールの意味」が好評です。たのしい教育研究所を強く支えて下さった師の板倉聖宣が40年以上前に大学の講義で語った内容です。

 ちなみに板倉聖宣は〈科学史〉の専門家でしたが、もともと算数数学に興味関心が高く、数学者の小倉金之助(おぐらきんのすけ)の研究を通して、さらに算数数学の見識を高めていきました。

 この話は板倉聖宣が愛媛大学の教育学部で1975年に語った内容です。出典はキリン館〈たのしい科学の伝統にたちかえれ〉です。

たのしい教育の発想法「イコールの意味」

板倉聖1975

板倉
 これから〈科学のもっとも基本的な概念の成立と発展〉ということを取り上げる前に、数量の概念の問題について少し話をしておきたいと思います。
 量の概念を一番はっきりさせるには「等号の概念」が問題になります。
 小学校の低学年だと「3+2=5」「3たす2は5」といいます。
「=」は「は」という、実はこれは難しいことです。
 化学では、あるものが熱分解したとき□→○+△
という様に矢印で書くのはわかるんだけれども、これが
□=○+△
という様にイコールになっちゃうのはなぜなのか。
 「イコール」って何ですか?
 イコールというのは「等しい」ことでしょうか?
 等しいというと「AはA」、これは等しいですね。しかしこんなことばかり書いたらどうなりますか。
 5=5
 z=z
 私=私
こんなこと書いていても全然おもしろくない、馬鹿らしい感じですね。
 「私=私」というときでも〈きのうの私は今日の私にあらず〉、あの約束は昨日の私がしたのであって、今日の私が約束した覚えはないというように考えれば「私=私」というのはバカバカしいことではなくなります。なぜなら「今日の私」と「明日の私」とは一応違うことが前提となっているからです。
 イコールは〈違うから意味がある〉のです。
「等しい」と表すのは〈一見等しくないはずのものが等しいからだ〉ということです。だからわざわざ表記する意味があるのです。
 きのうの私と今日の私はなんらかの意味で違う。だからそれが「等しい」ということが意味を持つんです。
〈3+2〉というのと〈5〉というのはなんらかの意味で違うから「=」が意味を持ち新しい発展があるのです。
 これを〈3+2=3+2〉なんて書いても全然発展しないし、5=5と書いても全然発展しないのです。

板倉聖宣が残した〈たのしい算数〉の授業書がいくつか残されています。

興味のある方は、授業のかけ方を含めてスーパーヴィジョン可能です、お問い合わせください。

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