どうして本は子ども達を惹きつけるのか?

 こども未来キャラバンの一環で、いろいろなところでたのしい教育を実施しています。

 これは先日の様子です。この後ろの方では〈紙ひこうき〉のスペシャリストマッキー先生が「よくとぶ紙ひこうきづくり」でたのしんでくれています、それはまたいずれ別の機会に。

 私いっきゅうは活字中毒を自称していたほど、本が大好きでした。

 絵本も大好きで、教師として給料を手にした頃からは、子どもの頃よりずっとたくさん絵本を手に入れていました。

 どの本にもそういう力があるとはいえ絵本は別格です、スッとその世界に連れて行ってくれるからです。

 今でも時々この絵本を開いて、かいじゅうたちのいる島にいくことがあります。

 どきどきする世界にもスッと連れていってくれます。

 何度読んでもその度に涙が流れてくる絵本もあります。

 元気一杯で部活などで身体活動中心の子ども達もいます。
 ゆとりがなく忙しい日々をおくっている子ども達もいます。
 つらい日々の中にいる子ども達もいます。
 そういう子ども達に〈こども未来きゃらばん〉で絵本の世界をたくさん届けてあげたいと思っています。

 たの研の読み語り担当ミエ先生は、読み語り指導をするほどのスペシャリストです。近くで実施されるときにはぜひご参加ください。興味ある方は事前に場所や日時をお問い合わせください。

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予想は理科の専売特許ではありません、料理も小説も釣りも旅行も、そして人間関係も予想が決定的に重要です/たのしい教育の発想・板倉聖宣

 今回は最新のメールマガジンで反響が大きかった章の中を少し構成をかえて紹介しましょう、久しぶりの〈予想論〉です。

いっきゅう

 予想は理科の専売特許ではありません、料理も小説も釣りも旅行も、そして人間関係も予想が決定的に重要です。

 学校でも家庭でも職場でも、こういう発想がもっと広がっていくとよいと思います、まずみなさんからいろいろな機会に実践してみませんか。

 これは私に予想の重要さを教えてくれた師 板倉聖宣(仮説実験授業研究会代表当時)の直筆で、仮説実験授業研究会ニュースに掲載されたものです。

「予想するとやっぱりたのしくなる」というまとめかたはさすがです!

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将来〈不登校〉〈ひきこもり〉〈暴力的な子〉にしないために大人ができること

 最近のSV(スーパーヴィジョン)の中から少し紹介します、詳しくは有料メルマガに綴りたいと思います。いつもの様に個人が特定できない様に脚色しています。

 あるお母さんから

 中学一年の息子が担任の先生とぶつかって不登校となり、学年のほとんど休んでしまっている。

 それを見ている小学校中学年の下の子が「お兄ちゃんはいいなぁ、自分も休みたいのに」と声にすることがある。将来的に下の子も不登校にならないか心配です。

という相談がありました。

 そういう時にスーパーバイズすることについて軽く書かせていただきます。

 私が教師をしていた頃から立てていた仮説があります。

 それは経験を追うごとに確かに思えてきました。

 そしてカウンセリング・SVの数が増えていく中、臨床的にも確かだとかんがえる様になりました。

 私が大学などの研究者なら、それをまとめて本にしたいところです。

 シンプルな仮説です。

きゆなの〈不登校仮説〉

 自分の不満や不快なこと、自分で解決できそうにないことを〈言葉で伝える〉ことができる子は、不登校や暴力行為、ひきこもりなどに陥る可能性がとても少なくなる

 もちろん〈不登校〉や〈ひきこもり〉をする子がいけないということでは全くありませんし、この不登校仮説にある様に〈とても少なくなる〉という「相対的」な仮説です。

 ほとんどの子ども達が、なんとなく不登校になるわけではなく、突然不登校になるわけでもありません、もちろん脈絡なく人をなぐることもありません。
 その子なりの限界を超えるあたりまで我慢して、そのリミッター(限界範囲)を超えた時にたとえば〈不登校〉という方法をとったり、〈ひきこもり〉を選んだり、ある子は〈暴力〉という方法で訴えたりするわけです。

 どちらに共通するものが「非言語的手段である」ということです。

 がまんできないくらいがまんくするのではなく、「自分では解決できそうにない」という困難や課題を、近くにいる大人に〈ことば〉によって相談できると、不登校やひきこもり、暴力ではない方法をとることができることも多いのです。

 相談というのは大人にとっても難しいことです。子どもが勝手に相談してくるまで待つのではなく、小さな頃から「少しくらいの困難は自分で解決できるといいね。でも、これは難しいなと思ったら遠慮しないで相談してね」という様に、あるいは週一回、二週に一回くらいのファミリーミーティングなどで「何か困って自分では解決が難しいことありませんか」という様に、みんなで出し合っていると、それを見ている子ども達も「あ~なるほど、こういうことは相談していいんだ。こういう感じで気軽に相談していいんだ」と感じてくれるでしょう。

 他にもいろいろな工夫で、行為や表情による訴えではなく言葉による訴えが起こりやすい状況をつくることがとても大切だと思います。

 似た様な事例で不安を抱えている方はSVをご要望ください。

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夢SVについて(その2)

「夢を叶えるスーパーヴィジョン」への問い合わせがさっそく届いています、もう少し詳しく書かせていただきます。

「どういう相談が可能か?」・・・自分の夢を叶える、そしてそれが反社会的、破壊的なものでなければ大抵はスーパーヴィジョンが可能です。

これまでたくさんのSVを実施してきました。

教育関係を除いて相談しにきた方たちがどういう夢を叶えてきたのか、記憶する順に歴してみます。中には有名な賞などを手にした方達もいるので特定できない様にそういう大きなものは省いておきました。

 a.希望の会社に就職したい

 b.試験に合格したい

 c.◯◯(スポーツ)でレギュラーになりたい

 d.試験を受けずに希望の大学に入学したい

 e.子どもとの関係をよくしたい

 f.会社を起こしたい

 g.今の仕事を辞めてもっとのんびりした仕事に就きたい

 h.◯◯賞をとりたい

 i.家族関係をよくしたい

 j.カウンセラーになりたい

 k.売れるものを開発したい

 l.聴衆が集中してくれるプレゼンテーションをしたい

 m.大学で教えたい

 n.◯◯の応募の狭き門を通過したい

 etc.

不思議に思う方がいるかもしれません。

 私いっきゅうは、大学で教えたことがないのに、大学で教えたいという人の夢を叶えることができるのか?

 私はずっと授業をしたかったので管理職試験は一切受けたことがありません、けれど私の管理職SVを受講した方達の合格率は100%です。

 武道の経験はありますが、球技で一流のプレイヤーたちと肩を並べることなどできません、それでも私のSVで球技系の力をめざましく伸ばしていった方達がいます。

 経験したこと以外対象にすることはできないというなら、カウンセラーはウツの経験も自殺したいと思ったことも、結婚や離婚も全て経験していないといけなくなりますね、そういうことはありません。

 人が夢を叶える姿を見ていくことは嬉しいことです。
 笑顔を見ることができるからです。
 その活動は、たのしい教育を広げることと同じです。

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