よしたけしんすけ「ことわざ生活」あっち編&こっち編

 本屋さんと100均は教材のアイディアを出すうってつけの場所。今日は、今月末に予定している〈折り染めワークショップ〉での教材をどうしようかと考えながら、まず本屋さんへ向かいました。

 いきつけの本屋さんへ入ると、いつものルーティンがあります。
 まず〈アウト・ドア〉の雑誌のコーナーに寄って次に〈絵本〉のコーナへ行き、その後目的の場所に行くのです。
 〈絵本〉のコーナーに寄ると「ヨシタケシンスケの本を買った方へ〈2018年ヨシタケシンスケ カレンダー〉を差し上げます」との張り紙が。
 「本なら全部持ってるけどカレンダー欲しいなぁ」と眺めていると、今まで見逃していた本に気づきました。

草思社「ことわざ生活」です。

二冊セットになっていてケースに入っています。※別々の購入も可

 あかいわしゅうご さんがことわざを紹介して、それにヨシタケシンスケさんが絵を描いています。
 あらら、ヨシタケさんの方が大きな文字で紹介されている。
 これだとヨシタケさんのイラストにが、まずあって、そのイラスト合わせてあかいわさんが言葉を添えていることにならないだろうか。ファンなんだけど違和感あり。

 それはそれとして中を開くと・・・

 たしかに言えている。

 

 ヨシタケさんの味がしっかりでています。

 これは笑いました。

 でもよく考えると、これは〈表現の妙〉であって〈ことわざ〉とは言えないと思うのだけどな。

 まあいろいろありですけど、ヨシタケさんのファンの私は、よし!  と手にして会計へ。

 ところがくれないのです〈ヨシタケシンスケ カレンダー〉!

 後ろにお客さんが並んでいたので恥ずかしかったのですけど、
「あの~、カレンダーをいただけると書いてあったんですけど・・・」

すると店員さんが
「あ~、すみません」
と言いながらお詫びの意味を込めたのかカレンダーを三つくれました。その月のカードを切り離して挟み込む簡単なタイプですけど、ファンにとっては嬉しい一品。あの〈なつみちゃん〉のカレンダーです。

 ワークショップの教材は100均でいろいろなアイディアが出て来ました。それはまたいずれ。〈いいね〉の一票は、このラインのクリックで!

 

日常の実験〔予想チャレンジ〕:カップ置きとしておすすめの逸品が見つかりました!

 わたし〈いっきゅう〉の日常で〈執筆〉に関わる時間がしっかりとウェイトを占めています。朝は多量のメール処理に1時間くらい使うこともあり、時間があれば、大きめのノートパソコンで、この〈公式サイト〉の執筆や〈たのしい教育メールマガジン〉の執筆にも使います。

 わたしの座るのは古くからあるソファーで、すっぽり包んでくれる座り心地が良いので、なかなか手放せません。
 私が朝座ると愛猫ニケがすぐにやってきます。ニケもこのソファーが大好きで、わたしの側でバリバリと爪を研いだりしています。布製のソファーなのですけど、かなりしっかりしているので3年くらい爪とぎに利用されて毛羽立ってはいても裂けるところまではいってなくて、まだまだ大丈夫。

 さてこのソファー、座り心地は良いのですけど、はじめに書いた様に朝はこのソファーに1時間以上座るので珈琲好きのわたしは困ることがあります。
 珈琲カップを置く場所が見つからないのです。
 身体を沈める様に深く座るので、テーブルに置くと身体をかなり前にもっていって取り、飲んでまた身体をググッと前にもっていって置くという動作を繰り返すことになります。
 そのたびにニケやノートパソコンを傍によけながら動くことにもなります。
 テーブルをソファーのすぐ近くに珈琲一つのために、近くに〈テーブル〉を置くと窮屈です。

 身体を大きく動かさずに腕だけの移動でカップを移動できるとよいのに・・・

 そう思って珈琲を置く場所をいろいろ試してきました。
・スピーカー
・電子ピアノ
・雑誌を重ねて
・ソファーの肘置きの部分
         etc.

どれも今ひとつです。
キャンプ用のイスの様なカップを置けるスペースがあれば良いので、ソファーに穴を空けようかと思ったりもしたのですけど、ニケの爪研ぎでそこからダメになっていく危険がありますからかなり後の実験として残しておきましょう。

そんなこんなで予想チャレンジしているうちにとてもよいものが見つかりました。

 ソファのそばには私の愛用のダンベルがいくつも置かれています。ちなみに白く見えるものは直接持つと冷たいので靴下を被せたダンベルです。

 軽いダンベルは使わなくなったのですけど、もらう人もいないのでそのままにしてあったのですけど、それが〈予想チャレンジ〉で、とてもうまい具合に利用できることがわかりました。
 ポンと起こして、こんな感じで利用できるのです。

 

 それなりに重いですから、安定しています。表面が金属ではなくゴムですから、置き心地も良いのです。しかもそれを手の届く位置に移動できるので、いちいち身体を移動させずに珈琲を味わうことができます。

 軽いと不安定です。4~5kgのタイプをお勧めします。
 わたしはスポーツ・デポという店で確か1000円~1500円で手に入れたと記憶しています。

 日常生活も予想チャレンジでたのしくなります。みなさんもいいアイディアがみつかったら教えてください。 応援してくださいる方は この〈いいね〉ライン をワンクリック!

たのしいことが嫌いな人なんかいない〈たのしい教育Cafe 3月14日(水)〉

 2月のたのしい春の講座も大いに盛り上がり、3月は〈たのしい教育Cafe〉です。3月14日(水)18:30~21:30(片付け込)の予定で準備をすすめています。
 今回の内容も魅力に溢れていますよ。
 新作授業プラン案〈空気の力〉では、このサイトでも人気の「ふしぎなペットボトル水槽⇨こちら」の作成にも挑戦します。魚も一緒に欲しいという方は事前に連絡していただければ準備します(魚のみ400円くらい、エサは300円くらい)。
 皿回しで自己紹介というたのしい教材もあります。
  10名少しのメンバーでたのしむ講座ですから、早めにお申し込みください。
 教師でなくても〈たのしい教育に関心がある〉という方なら参加可能です!

たのしい教育Cafe

 担当のI先生からの連絡を掲載します。

皆さん、こんにちは^ ^

1年をしめくくる3月に入りましたね。
残りの時間も子どもたちの笑顔がたくさん見られるように、心に余裕を持って過ごそうと言い聞かせている今日この頃です。
年度末で忙しい時期ですが、どうぞお体にはお気をつけください^ ^

さてさて、3月のたのcaféも楽しい内容盛りだくさんです。みなさんと情報交換できたらと思っています。ご参加お待ちしています^o^

3月たのcafé(予定)
①たのしく学ぶ空気の力&不思議なペットボトル水槽作り」( 喜友名)
②たのしいものづくり A先生
③自己紹介で皿回し M先生
④わくわく読み語り I先生
⑤うまくいったコーナー
★プラス 自由発表

日時:3月14日(水)
18:30 OPEN〜
場所:たのしい教育研究所(登川マクドナルド近く)
参加費:1,350円(飲食費、教材費込み)

参加ご希望の方は、こちらのメールに返信のうえ、お名前のご記載をお願いいたします。

講師の先生の準備もありますので、
3月11日(日)までに連絡をお願いします。
参加者が定員に達しますとおことわりする場合もあります。早めの申し込みよろしくお願いします。

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道徳は楽しい②/道徳の教科化とたのしい教育・楽しい道徳

 道徳は本来たのしいものだと思います。それは楽しい教育の教材を実施したたくさんの先生たちから寄せられるお便りから見ても確かです。
 しかし、道徳が苦手、道徳嫌いな子ども達はたくさんいます。

 たとえばGoogleの検索で〈道徳 嫌い〉というキーを打つと51万件くらいヒットします。当然、その記事の全てが〈嫌い派〉ではありませんが、教師として見れば辛いこともたくさん書かれています。

 統計を見たいとweb上を探すと、学研がまとめたグラフが見つかりました。
 小学生を対象に「あなたが、学校の授業で一番好きな科目と一番嫌いな科目を1つ選んでください」と質問した結果がこのグラフ(2015-10の調査)です。

https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/201510/chapter8/01.html
 

 順番性を重要視する必要があるのかどうか疑問ですけど、このグラフから見えてくることがいろいろあります。
 もっとも注目したいのは〈道徳が嫌いだ〉という子どもは〈道徳が好きだ〉と感じている子どもの約3倍にのぼっています。これだけ大きい教科は他にありません。

 全体としても「道徳が好きな子の三倍近く、嫌いだという子がいる」という様に予想してみることは、それほど無茶なことではないでしょう。

 これは悲しいことです。

 「道徳教育でいじめを減らそう」として努力するという流れも、これでは効果がないどころか逆効果であるとも言えるかもしれません。

 そもそも道徳は儒教的な教えを子ども達にインプットしよういうところがある、というのは、いろいろな人たちが考え、感じていることの様です。 〈人を思いやること〉〈友達を大切にすること〉〈守るべきことを守ること〉〈約束を守ること〉etc.
それらは儒教の五常の中にしっかり記されていることです。

 子どもたちだけでなく大人も「それは大切でしょう、守りましょう」という教えに論理的にはNOと言えなくても、身体の中では受け入れることができず、〈道徳が好きだという子の三倍も嫌いだという子がいる〉というデータに現れているということが言えるかもしれません。

 ところが実は道徳は、生きる上でとても大切なことを教えてくれるので、子ども達も乗りに乗ってくれる授業にもなるのです。

 たのしい教育研究所の講座で実施した〈どう分けるの〉という授業は、参加してくれた学校の先生たちもとても喜んで授業に参加してくれました。そしてその授業プリントを持ち帰り、クラスで授業し、子ども達も同じ様にとても喜んでくれたという便りも届いています。

 その一つを紹介させてください。

 授業は、引っ越し作業を一生懸命てつだった、ゴリラさん、チンパンジーさん、リスざるさんの3人が、お礼としてもらった6個のりんごをどう分けるか、意見が違ってしまったことについて議論しあう内容です。

 大きな身体のゴリラさんは゜いちばんたくさん運んだのはボクだから半分ちょうだい」といい、リスざるは「みんな一生懸命がんばったんだから二個ずつ分けよう」といいます。それに対してチンパンジーは「どちらの言い分もわかるんだけど・・・」と悩んでいるのです。

 授業を受けてくれた子どもたちの評価・感想が綴られたものがあります。

 子どもたちが自分の問題として真剣に考えてくれていることがわかります。

 そしてそのことは授業を受けた数人だけではなく全員が、同じ様に自分の問題として真剣に考えてくれたというのです。中には、それまで授業ではほとんど発言しなかった子どもが、学年末のこの時期に、この道徳で明らかに変わり始めたことも綴られていました。
 嬉しいことです。

 大人も子どもも〈楽しいこと〉が大好きです。それが授業なら、それが学ぶことなら、こんなに嬉しいことはありません。休みより学校が好き、休み時間と同じくらい授業も好き、そういう子どもたちをゆっくり増やしていきたいと思っています。「日本一元気でたのしい沖縄」、それを夢のままに終わらせるつもりはありません。

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