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ここまで。

会議をたのしくする知恵と工夫/たのしい教育研究所の総会もたのしい 2018定期総会の様子 ①

 会議に重苦しい雰囲気を感じるのは教師をしてきたからだというわけではないようです。研究所を立ち上げて公務員以外のたくさんの人たちとの付き合いの中から、それらの会話の中から〈会議そのものがつまらない〉と感じている人たちがたくさんいることを肌で感じています。

 たとえば学校で会議というと、職員会議や学年会、生徒指導委員会をはじめとする種々の部会のほか、保護者会もあります。

 地域でも区民の会議をはじめ、婦人会、老人会、青年会など様々な会議があります。

 家庭でも〈家族会議〉があるでしょう。

 会議を充実させるためにどうしたらよいでしょう?

 そのためのアイディアを拾ってみるとこういう内容が見つかります。参考になることも多いと思います。

・会議の目的を明らかにすることが決定的に大事

・発言する時のルール・マナーが大切

・机の配置がカギを握る

・週明け、週末、昼食前後には設定しない

・資料を事前に読み込んでもらうことで活性化する

・長すぎる会議はNG

・会議の前にもう一度チェックする

etc.

 

 RIDE(ライド/たのしい教育研究所)の会議はそもそもたのしいのですけど、それがどうしてか、それはハッキリしています。

 基本的には二つです。

RIDEの会議

A.意義を感じている人が参加する設定にする

B.明るい見通し、いろいろな人の笑顔が生まれる様な展開を工夫する

 RIDEのメンバーはみんなで夢に向かってすすんでいる情熱集団ですから、これまで〈意義を感じないから出ない〉という人はいません。RIDEの周りのいろいろな人たちに声をかけることがあって、そういう場合に、参加を断りやすい工夫をしているのです。意義を感じないという人が参加するのは、その本人の時間を無駄にするだけでなく、全体としてマイナスが大きいのです。
 また、明るい見通しの持てない様な段階での会議は開かないという覚悟と、そうならない準備も大事です。
 たとえ話し合われるテーマが暗くて重いものであっても『どっちに転んでもシメタ、を本気で探す』ということがRIDEのテーマです、明るい見通しは必ず見つかります。
 たとえばそれが、その組織の解散であってもです。

 そもそも一度作ったものはずっと続ける、ということ自体がおかしなことで、板倉聖宣は〈仮説実験授業研究会〉を作った時すでに、その消滅も想定した会則を真っ先に記しているほどです。

仮説実験授業研究会会則

1. 目的・名称

本会は、科学的な・だれでもが信頼して利用できるような(検証可能な〉科学の教育・授業に関する法則の発見・確認を自的とし,これがために,会員その他の研究の交流・集積をはかるた めに設けられるものであって、当分の間その名称を仮説実験授業研究会とする。将来,会の内外に、科学の教育・授業に関する科学的研究の権威が確立されるようになれば「日本科学教育学会」といったものに吸収されることになるであろう。

 

閑話休題

 たとえ重い、暗い内容であっても明るい見通しが立てられる様なアイディアを出し合うのがRIDEの会議であり、わたしの場合には、そのための選択肢をいくつか準備して会議に臨みます。

 もしもそういうアイディアがない場合には、事前に二人、あるいは三人でアイディアを練りあって置くとよいでしょう。もしもそれもでない場合でも、参加するメンバーが、そういうアイディアを出してもらえる様な場にすると良いのです。

 先日、2018年度のRIDEの定期総会が開催されました。

 これは私が予算について説明しているところです。RIDEの予算に関しては数々の県や市の会計検査を経ていて曇りなしですから、サラリと進む内容の一つで、「一年間、こんな流れでした」という様にスラスラと語っている感じが伝わるかもしれません。メンバーは管理職や経営者もいますから、こういう数字に慣れている人たちも多いのですけど、異議などは一つも出ません。
 

 次回は、総会の様子をもう少し詳しくお届けしましょう。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります!

快感としての絵画

 たのしい教育研究所の〈たのしい絵画ワークショップ〉は笑顔にあふれています。先日のワークの様子を紹介しましょう。

 本物のスイカを前に置いて、それを描いているところです。

 まずは三原色を使ってスイカのそれぞれの部分の色をつくるところから始まります。
 その色づくり自体がたのしいのです。ワークショップのはじめの頃は時間がかかっていましたが、最近は、スピードがあがり、描くまでの時間が短縮されてきました。

 これが出来上がった作品です。
 いかがでしょうか、みずみずしい美味しそうなスイカだと思いませんか。

 〈青空〉の絵もたのしみました。

 人物画に挑戦する人もいます。
 はじめに黄色いチョークで人間の体型をプロットしてから絵の具で描いていきます。

 さて、いくつかの作品を見ていただきましたが、たのしい教育研究所が大切にしているのは、作品のグレードの高さより、描いている皆さんの笑顔です。
  このサイトの運営ポリシーとして個人情報に関わるものは極力配慮して掲載することにしているので、表情をそのまま見せてあげることはできませんが、みんなとても素敵ないい顔をしています。

 絵画が苦手だ、そういう方がいたら、ご参加ください。
 ただしこういう実技型のワークショップはごく少人数で実施しているので、あと一名くらいの参加枠です。この〈いいねライン〉をクリックすることで〈たのしい教育研究所〉への「応援票」が入ります!

 

板倉聖宣(仮説実験授業 研究会代表) 納骨の日に想う 科学の碑を訪ねる

 五月某日、新潟の科学の碑を訪ねました。五月後半だというのに気温5℃という寒さ。この日はいよいよ板倉聖宣が科学の碑の下に骨を納める日です。メルマガ最新号に書いた内容の1/3ほどを紹介させていただきます。

 これは科学の碑に至る小道。

 

 そしてこれが科学の碑です。

 大きさのイメージを捉えにくいかもしれません、しかしけっこう大きいのですよ。
 1m70cmと少しの私から見上げても、まだこういう様に見えています。


 〈科学の碑〉の下には納骨の場所があり、すでにたくさんの人たちの骨が納まっています。

 科学の碑の設立当初に建造した一つに設立者の名前を刻んだ石版があって、そこには板倉聖宣の名前が刻まれています。その下にわたしの名前も刻まれています。


 〈科学の碑〉の建設は故 板倉聖宣の「〈科学が人類にもたらした素晴らしさ〉を称えた碑を造ろう」という呼びかけでスタートしました。
 仮説実験授業研究会の会員で新潟の魚沼市の〈東養寺〉の住職であった 故 細井心円(ほそいむねまろ)さんの働きによって、お寺の境内に敷地が確保され、裏山は〈科学の森〉として整えるという流れで大きく話が進んでいきました。
 新潟の仮説関係の皆さんの力も重なり、立派な科学の碑が設立されたのは1990年5月4日のことです。

  碑の横には立派な石版があり、その由来についてこう刻まれています。

 

〈科学の碑〉由来記

 人類は科学によってはじめて,〈人々の意見が違うことのすばらしさ〉を発見することができました。いろいろな人がさまざまな意見をもっていてはじめて,思わぬ真実が発見されてきたのです。そこで,科学は民主主義 --少数意見の尊重と歩をーにしてきました。
 私たち仮説実験授業研究会を中心とする人々は,1963 年以来27年ほどの間,そのような科学をみんなのものとするために,学校や社会の中で努力してきました。そして、〈たのしい科学の伝統〉を日本の学校や社会の一部 によみがえらせることができたと自負しています。
 しかし,日本ではこれまで科学というと,一般の人々には親しみのもてないものと思われてきました。そこで私たちは, これまでの私たちの仕事の成果を記念し,かつ今後の仕事の発展を期して,この〈科学の碑〉を建設 することにしました。そして,その周りの森には〈科学の森〉にふさわしい施設をととのえ,ともすれば誤解されがちな科学の性格を多くの人々に訴えることにしました。

       1990年5月4日設立委員会代表板倉聖宣

 「科学は民主主義--少数意見の尊重と歩を一にして来た」と刻まれた言葉には、とても深いものがあります。

 板倉聖宣の納骨の様子に続きますが、ここまでにしておきましょう。

 諸経費(確か数万円)が必要になりますが、希望すれば誰でもここに骨を埋めることができます。もちろん板倉先生や私のように全くの無神論者だけでなく、いろいろな宗教・宗派の方でも大丈夫です。関心のある方はご相談ください。一緒に〈たのしい教育〉を広げませんか→このクリックで〈応援票〉が入ります!

たのしい教育Cafe ご要望にお応えして6月は日曜日に親子でも参加できる様に企画しました

 いくつもの問い合わせをいただきましたが六月の〈たのしい教育Cafe〉の準備が整いリーフも完成しました。ご案内致します。

 以前から休日に開催できないかという声が上がっていた〈たのCafe〉を〈6月〉は実験的に日曜日・親子で参加できる形にしました。
 全体のテーマは〈特別な支援の必要な子もそうでない子も皆で一緒にたのしい教育〉です。

 月に一度Openしている〈たのしい教育Cafe:たのCafe〉は、学ぶたのしさと笑顔を広げる、教師・大人向けの人気プログラムです。今回は参加者の皆さんのご要望にお応えして〈日曜日〉に設定しました。 といっても〈たのCafe〉スタイルは同じですから、いつもの様に気軽な気持ちで参加してください。

 今回のテーマは〈普通学級の子どもも支援が必要な子どもも一緒にたのしく賢く笑顔になる授業〉、たのしい教育研究所のメンバー(教師)が中心となって、インクルーシブ教育を想定にした授業を実施します。たのしい教育に関心のある方ならどなたでも参加できます。はじめての皆さんも大歓迎です。今回は子どもと一緒の参加も可能(小学校中学年以上)です。人数がうまる前に早めにお申し込みください※子どものみの参加はできません

 

2018年6月24日(日) 09:00受付

  09:15開始 12:45まで 

参加費 1400円 ※メルマガ会員の方は1200円
      ・子ども700円《教材費は同じ》

教材費 300円(大人子ども同じ )

会場 うるま市ゆらてく研修室

※研究所では飲物や軽食を取りながらたのしんでいますが、今回は場所の関係で飲食は難しい可能性があります

テーマ〈支援の必要な子もみんな一緒にたのしい教育〉

  ① たのしい授業プラン

  ② ゲームでたのしく仲良く

  ③生活科・理科でたのしむ「あしはなんぼん?」

  ④ みんなでたのしくものづくり

  ⑤たのしい読み語り  ほか

申込みは〈名前・電話番号・所属(学校名など)・子どもは学年〉を記入して
こちらへ

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