ピンポン球リレー たのしい教育メールマガジンから

少し長い前書き
前章「たのしい教育の日々」で紹介しました〈さくら祭り〉は、盛りあがりすぎて準備していたいくつかはできず仕舞いでした。が、それもたのしさの証です。
2001年に沖縄で仮説実験授業研究会の全国大会を開催しようと準備をしている時のこと、研究会会長の板倉先生が
「スケジュールを立てて、その通りすすめなきゃいけないなんて、お役所の
官僚の仕事みたいなもの、たのしい発想から最も遠い」
と指摘されたことがありました。
進行役が「〈盛り上がっていますが予定は10分ですから、この辺で終わってください〉なんてとんでもないことだ」というわけです。逆につまらない講演を一時間聞かなくてはならない、なんていうのも参ってしまいます。そういうのは早目に終わってもらうか、途中で外に出るか、そういう選択肢がなくては苦しくてなりません。
さて〈さくら祭り〉でA先生が準備してくれたゲームができずじまいでした。場所を移して二次会でという時間はありましたが、その頃はみんなかなり食べて呑んで、ゲームどころではありません。
A先生が準備してくれたゲームの道具をみるとピンポン球や皿が入っていました。割り箸はたくさんあるし…「もしかして、このゲームをやろうと思ったのかな」と思いついていたゲームを今回紹介したいと思います。
簡単ですがとても盛り上がります。

この画像を見ていただくとイメージできると思います。

 グループ一列で、ピンポン球を割り箸で受け渡して次の人へ次の人へと渡していく競争です。

けっこう落っことして、しまうので逆転につぐ逆転が起こります。

 一列5ー6人なら、長くても5分くらいでできますから、雰囲気をもりあげる時、眠い時に5分くらい使ってみるとよいと思います。
来る日曜日、3/5日には、ゲーム大好き人間のA先生が、三月の別れ、四月の出会いをもりあげるゲームを紹介してくれます。おたのしみに!

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毎日元気にたのしく、たのしい教育研究所です!

子ども達の賢い笑顔 -授業が終わると大好物が届きます②-

たのしい教育研究所が目指すのは「たのしさと賢さ」が結びついた笑顔です。授業や講座の後は、たくさんの評価・感想用紙が届きます。
そしてそれを一つ一つ読むのがとてもたのしいひと時です。そうやって集まった評価感想用紙は、もう何万枚にもなりました。
さて、前回の続きで、今回は高学年の子ども達の評価・感想をおとどけします。

5年生Cさん
 いっきゅう先生の授業では「石と紙でどっちが落ちるのが早いか」を調べました。
石と,紙をまとめたものは同時におちて、すごいと思いました。
はっぽうにゅうようくざいは、少し時間がたつと吹っ飛びました。
とてもすごいと思いました。
いっきゅう先生の授業は、とてもいいと思いました。

 

6年生 Dさん

 金曜日に、たのしさが未来をひらく わくわくキャリア教育という授業をしました。
いっきゅうさんの授業はわかりやすくて、とてもたのしくて、スクリーンに出ていた絵もおもしろくてわかりやすかったです。
実験では、すごく大きな音で、ふたがふっとんだので、おもしろかったです。
また来てほしいです。

いかがでしょうか。
前回の一年生二年生の評価・感想も、今回の高学年の評価・感想も、内容を的確にとらえてたのしんでいる様子がわかります。
表現は違っても、おとなの皆さんも似た様なことを書いてくれるのではないかと思っています。
いっきゅうの授業は年齢を問わない、そういう思いを強くしています。

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授業が終わると大好物が届きます①

いろいろなところで授業をすると、その後大好物が届きます。
もちろん食べ物も好きですが、食べものよりもっと大好きなものです。
授業を受けてくれた人たちの評価・感想です。
先日も、たっぷりとごちそうが届きました。
こんなにたっぷりです。
 これらをスキャンしてデジタル化してあります。

わたしがまず気になるのが、低学年の子どもたちはたのしさと内容がしっかり味わえただろうか、ということ、そして高学年の子ども達は、どの様に感動してくたのだろうか、ということです。
そこで今回は低学年の12年生と、高学年の56年生とに分けてお届けします。

1年生Aさん

 いっきゅう先生の言い方は、とてもわかりやすかったです。
とくに、フィルムケースの中にバブを入れて、飛んで行ったのにびっくりしました。
いっきゅう先生の授業は、とてもたのしかったです。
授業をうけて、よかったです。

2年生Bさん

 いっきゅう先生がお話や実験をやってくれて、とっても頭がいい人だと思いました。アリストテレスとガリレオの意見とかがバラバラでした。とってもわかりやすい、とってもすごいと思いました。

 全員分を掲載するゆとりがありませんが、こういう、とても嬉しい意見・感想に溢れています。
 たのしい教育研究所は、この様な反響に後押しされて、ますます元気に活動しています。

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植物をたのしむ目-アーモンドの花-

今回は「植物をたのしむ目」として書かせていただきます。というのも「最近の記事を読んで、予想を立てて調べて、それが当たっていたのでとてもびっくりしました。植物を見る目が違ってきた気がします」というメール、そしてそれに似た表現の言葉が綴られたメールがいくつも届いているからです。みなさんのおかげで、このサイトを見てくれる方達は1日300人くらいになってきました。直接メールを送っていない人たちの中にも、同じ思いを抱いている人たちもたくさんいるのではないかと思っています。
前回の問題は「アーモンドの花はどういう形をしていると思いますか?」です

アーモンドというのはチョコレートなどにもよく使われているナッツの一種です。

前回の表もあわせて載せてみます。
予想してから続きに目を通してくださいね。
「予想なくして賢さなし」です。

表を見るとアーモンドはモモにとても近く、全体としてサクラ属でまとめられています。そして大きくはバラ科です。
アーモンドの花をみてみましょう。  とても淡いピンクのキレイな花です。
まるで桜の花に見えませんか。

植物に限らず、いろいろな生物をグループに分ける学問を「分類学」といいます。
小学校でも中学校でも、昆虫の足は6本だとか、背骨のある動物を脊椎動物(せきついどうぶつ)というとか、コケ類とかシダ類だとか、そういう現象的な触れ方はやっているのですけど、もっと根幹的な「分類にシビれるような授業」ができたらと、いろいろなことを調べています。

分類学も楽しく「たのしい教育!」です。

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