『わたしはあかねこ』サトシン (文溪堂)

わたしは赤ネコ

ネコが主人公の絵本を紹介します。
『わたしはあかねこ』サトシン (文溪堂)

しろねこ母さんと、くろねこ父さんからうまれた子猫たち。

しろねこちゃん、くろねこちゃん、とらねこちゃん、
ぶちねこちゃんは、お父さんやお母さんの色とにてるけど、
1匹だけ色のちがう、あかねこちゃんがいます。

あかねこちゃんは、自分の色がきれいでかわいくてだいすきです。
でも、みんな同じような色にしようと、
白いミルクをいっぱい飲めばしろくなるかも・・・

黒い魚をいっぱいたべれば黒くなるかも・・・
小麦粉をかければ・・・
泥の中で遊べば・・・
いろいろ考えてくれます。

でも、あかねこちゃんは、白でも黒でもなくて、
あかねこのままの自分でよかったのです。

「やさしいみんなはだいすきだけどわたしらしさをわかってくれないのはかなしい・・・」
ということで家を飛び出して旅をします。

よみながら、どうなっちゃうんだろうとドキドキしましたが、
とてもたのしいラストは、ほっと笑顔になりました。
屋根の上のねこ達が、虹をみているのもほのぼのとしていいですよ。
ねこ

大事なことは、自分がどう思うかですね。
そして、周りと違うということも認め合うってとても大切だなと思える絵本です。

自分の気持ちに正直で前向きあかねこちゃんがすてきです。
( by hina )

『いわんこっちゃない』スギヤマカナヨ  (少年写真新聞社)

いわ

今日、紹介するたのしい絵本は『いわんこっちゃない』
スギヤマカナヨ(少年写真新聞社)です。

おじいちゃんと男の子のやりとりがおもしろくて
ほのぼのとしてくる絵本です。

おじいちゃんの言うことを聞かない男の子は、
いたい目にあったり、かなしいことになったり、がっかりしたり・・・
そのたびに「いわんこっちゃない」といわれます。

「おじいちゃんはさ、どうして、わるいことは、よげんできるの?」
と男の子が聞くと、
「そりゃ、おじいちゃんも、おんなじめに あってきたからさ」・・・
昔の失敗談をするおじいちゃんがまたいいんです。

塀の上を走って骨を折ったり、ねるまえに水を飲みすぎて、
オネショしちゃったり、・・・イラストもおじいちゃんが小さいときの
懐かしい絵になっていてよかったです。

「だから、おじいちゃんは おまえの“ころばぬさきのつえ”ってわけさ」
といった後に、最後のオチは、孫に「いわんこっちゃない」
といわれるところなど笑ってしまいます。

おじいちゃんの優しさと暖かさが伝わってきます。
「だからいったでしょ」と注意されると、なんとなく素直になれず
反発したりするけど「いわんこっちゃない」と言うと柔らかい感じがしていいですね。

ことわざもいろいろ出てきてたのしい絵本です。
表紙をめくると、男の子の、『ぼくの「いわんこっちゃない」ことわざ人生』が
四コママンガで書かれているし、最後のページには
「ことわざをしらべる」が載っています。

ことわざもたのしく興味をもって親しめそうです。
( by hina )

ハワイでの授業!|たのしい教育研究所 快進中

成田空港にいます。
ハワイでの授業に出かけるところです。

テーマは「予想を立てることが決定的!」

ハワイという場所は、火山、天文、海の生物など、たくさんのたのしい教育素材にあふれています。
いつもの様に、たのしい日々になりそうです。

スクリーンショット 2015-11-17 16.12.36 戻ったら、このサイトでもいろいろ紹介できると思います。

わたしが不在の間も、研究所のメンバーがUPしてくれることになっています。

おたのしみに。

沖縄の教育から世界の教育へ
たのしい教育研究所です

ブッソウゲ(仏桑花)|ハイビスカス|アカバナ|センスオブ・ワンダー 花編

たのしい教育研究所からマクドナルドに方向にそのまま歩いていくと、個人で育てている畑がいくつかあって、そこにはハイビスカスの花が年中咲いています。

ハイビスカスは、ブッソウゲともいい、沖縄では赤花(アカバナ)とも呼ばれています。

しかしたくさんの品種があって、赤や黄色やピンクなど、色とりどりです。
散歩をしながらついつい写真を撮ってしまう花の一つです。

スクリーンショット 2015-11-15 19.23.16

特に「シベ(おしべやめしべ)」の色合いが見事で、そこだけ別な世界の様に思えます。

まさにレイチェル・カーソンが教えてくれた「センス・オブ・ワンダー」の世界です。

写真から伝わるといいのですが。

スクリーンショット 2015-11-15 19.23.35

いつか、研究所の周りの植物図鑑をつくりたいなと思っているところです。

たのしい教育は足元にもいっぱい
沖縄のたのしい教育活動に全力投球
たのしい教育研究所です