小学校教材「連立方定式」|丁寧にやれば小学生でもたのしくわかる

今日もたのしい「学び方講座」の日です。
「たのしい教育研究所」が目指す授業は、それをいろいろな方たちが自分でも利用できる、ということです。
もちろんプリント一枚もらって真似できるなら、それもよいのですけど、それでは付け焼き刃になる可能性も高いので、たいていは「講座」を開催して、それを受講してもらうことになります。 興味のある方はご連絡ください。

さて子ども達と「連立方程式」の勉強をしています。
今日が二回目です。
まとめとして、プリントが出来上がりました。子ども達の評価がたのしみです !

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原子論で自由に生きる|迷信からの自由

科学的にみる、考える源としての「原子論」の話をいろいろ書いています。
「鬼怒川の堤防決壊」について原子論的にみる、気体と液体・個体の原子・分子量のイメージを元にして考える話は、いろいろな方たちからの評価が高い一つでした。

「あらゆる事を原子論を元に考えてみる」がテーマですから、生き方についても原子論的に見る、考えてみる事ができます。

原子論で考えれば地獄なんてないことに気づきます。
すると「死んで後どうなる」、という事をいちいち心配することがなくなります。
死んで後の生き方を気にして今の幸せを犠牲にするということもなくなります。ビクビクして生きるのではなく、自信をもって元気に生きていくことができます。

実際に、科学的な原子論の魁である「エピクロス」はそう説いて周りまた。そしてそれは古代ギリシャの人たちにどんどん広がっていきました。
当時の宗教的権力者たちは原子論の広がりに脅威に感じて、エピクロスに快楽主義のレッテルをはり、その教えを徹底的に駆逐してしまいます。原子論に関わる膨大な書物も焼かれたほどです。

暗闇が恐ろしいのは魔物や邪悪な霊がいるからではありません。
今の様に光を自由に扱うことができなかった頃は、目の前にガケがあっても、暗闇の中では気づくことができなかったのです。
そして夜行性の野獣たちの動きも見ることができなかったのです。
暗闇はいのちを落とす可能性のある恐ろしい状況だったのです。
それが私達のDNAにも刻まれていて、誰かに教わったからというわけではなく、人は暗闇を恐れるのです。人だけでなく、昼に活動する生き物たちはたいてい暗闇を恐れます。取って食われる可能性があるからです。

原子論的にみれば、暗闇を正しく恐れることができます。
そしてその対策を適確に立てることができます。

占いで「◯月生まれの人の今日のラッキーカラーは◯◯です」という様な話を耳にします。
それはどうでしょう?

原子をもっと詳しく見ていくと、原子核の周りを電子がグルグルまわっています。まるで天体のようです。
その電子の動きを予め知ることができるでしょうか?

できません。

0.0001 秒後にこの位置にあるだろうと予測しようとする試み自体がなりたたなくなる世界です。ここは量子力学という分野を勉強していくとわかるようになります。

そういう原子の膨大な塊であるわたしたち人間の今後の人生について占いがなりたつことはありません。

そのカラーを身につけたことによってラッキーな事が起こる事を予測することなどできません。

ラッキーなことやアンラッキーな事は一日のうちにたくさん起こります。
人によってそれがラッキーなことであったり、何でもなかったり大きな違いもあります。
ラッキーなことが何にも起こらない一日ということは考える事が難しいのです。
たとえば私にさっき起こったことでいえば…
「コーヒーがワイシャツにこぼれたとき、近くにたまたま水があったので、それをティッシュに含ませてサッと拭くことができた」
ということはとてもラッキーなことです。

そういうことは、ラッキーカラーを身につけていたということと関係なく起こるのです。

「あなたは◯◯際で結婚することになっています」という様な占いもあります。
今日の休みにどう過ごすかどうかもハッキリしていないのに、何年後に結婚するとかしないとかがわかるわけはありません。
もちろん占いは、外れた時のためにちゃんと言い訳やトリックが準備されていますから、調べてみるといいと思います。

「原子論」を元にした科学的予測なら成り立ちます。
たとえば「このままの食生活を続けていくと一年立たずに◯◯に異常が出てきますよ」
ということは原子論を元にした科学的予測です。
占いではありません。

科学的に、つまり原子論的に正しく判断して正しく対処することができる、それは生き方を自由にしてくれます。

原子論が生き方に関わる。
正しい事は恐れ対処し、正しくない事は恐れない、そういう自由な生き方の巾が増えていくことは間違いありません。

笑顔を広げるたのしさと賢さ|それが唯一の解決

世の中は一気によくなるという様なことはなく、ゆっくりと良くなっていくのです。

ゆりうごきがあって、そうは見えない時もあります。

しかしそういう中でも知恵者たちがいて、ゆっくりと歩を進めているのです。
ですから、世の中に、周りの人達の笑顔を広げるたのしさと賢さを身につけた人が一人でも増えていくことが決定的に大切です。

科学の中にもたくさんの対立がありました。

進化論と創造論の対立

大陸移動説をめぐる対立

天動説と地動説の対立

ガリレオは、この地球が太陽の周りをまわっているという、今では当たり前のことを説明しようとしたために裁判で命を奪われる寸前までいきました。

そういう時、彼は、決定的な対立の道ではなく、これから真理が広く伝わるために隠れて生きる道を選びました。

そういう中で世の中は良くなってきた、という側面があるのです。

昨日も知恵者と会っていろいろな話を聞くことができました。
他にも今週は、カウンセリング、子育てに関する提案、学校の取組について、お母さん達のサポートをしている方とのお話、たのしい教育研究所の今後の提案 などいろいろな中で、たくさんの方たちと会うことができました

そういう中、今日も朝から学び方コースに子ども達が集まってきてくれます。

小さなたのしい教育研究所の足取りですけど、
「周りの人達の笑顔を広げる賢い人達を育てる」
というその活動は決して小さなものだとは思えません。

そして何より、たのしくてなりません。

 

原子論が考え方・学び方の基本中の基本|学び方は力!

前に書いた「鬼怒川決壊を原子論的に見る」という話は、予想以上の反響がありました。
その中でも、科学的・原子論的な見方考え方を小学生にしっかり伝えられるのだという事に興味・関心を持ってくださった方たちがたくさんいた事に、意を強くしています。

たのしい教育研究所に、こういうパネルがはってあります。

あらゆることを「原子論」で考えることが基本中の基本!
-算数も理科も社会も国語も医学も宇宙も人生も-

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今回は、「原子論」について書かせて頂きます。

科学的な見方・考え方の重要性をいろいろなところで語っていますが、その科学の中でも最もより処となる見方・考え方が「原子論」です。
「予想を立てて確かめる」ための基本となるのが『原子論』だという事ができます。
つまり、予想を立てる時に「原子論で考えるとどうなるのか?」と問いかけてみることが、とても大切だということです。

「鬼怒川決壊」について書いた様な自然科学的なものだけでなく、数のイメージ・図形のイメージでものごとの本質を探る『算数・数学』でもそうです。

私は、1.2.3という数そのものを「原子」だとみる見方・考え方で授業することがありますが、とても有効な方法です。
いつかプラン化して、いろいろな方たちが利用できるようにしたいと思っています。

たとえば「数の原子」という見方をすると、大きな数も「数の原子/できるだけ小さな数」で表してあげることができます。すると、数のイメージをとてもつかみやすくなります。

 たとえば地球から太陽までの距離はおおよそ 150000000km  です。
 「指数」という表現方法を利用して、できるだけ小さな数の組み合わせてでみると

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と表すことができます。
小数点のうしろに「0」が8つ続きます、という表し方です。

地球から月までの距離はおおよそ  380000 km です。
これは
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と表すことができます。
距離の違いを0の数や、その前の「1.5」「3.8」の比較でイメージできます。

人間の赤血球は直径が「1mの1万2500分の1」くらいです。
これもできるだけ簡単な数の原子の組み合わせでみてみましょう。

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です。

それをさっきの様に「指数」で表現すると

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と簡単な数の組み合わせで表現できます。

これは、8の前に0が6つある、ということを表しています。
たとえば白血球の大きさや原子分子の大きさとくらべてどの程度違うのかをイメージするときにとても有効です。
0.000000… という様な0がたくさん続く数字はイメージしにくいので、科学者たちは、こういう表現方法で、とても小さな数やとても大きな数を表すことが多いのです。

 社会でも、原子論的な見方は有効です。

 もともと人間も原子でできているわけですから、社会では、その塊の人間一人を「原子」だと想定してながめる、という見方・考え方です。
これについては、またいつか項をあらためて書かせて頂きます。

 たのしい教育研究所で「原子論的な見方・考え方」をいろいろな方たちに伝えて行きたいとおもっています。

沖縄の教育に全力投球
たのしい教育研究所です